アイルランドの道路脇にすごいものを発見!
アイルランドには、世にも珍しい道路標識があるってご存知でしょうか。こちらをどうぞご覧になってみてください。
え? なになに?「妖精(レプラコーン)横断中」ですって?
思わず二度見してしまう不思議な標識。ご冗談を! と笑い飛ばしてしまいたくなりますが、アイルランドの人たちは至って大真面目なんです。
世界の妖精のルーツはアイルランドにあった!?
世界中には小人や妖精が登場するさまざまなお話がありますが、そのルーツをたどっていくと、やがてはアイルランドに行き着くと言わています。
アイルランドの文化はもともと、自然を信仰の対象ととらえ、生き物や森、宇宙の中に超自然的、霊的な魂を見出してきたケルト民族の文化に由来するそうです。ケルトの人々が語り継いだ伝説の中には、人と一緒に妖精が登場しています。
人々の暮らしの中にあまりに当然のように溶け込んでいたアイルランドの妖精たち。「もしかしたらいるかもしれない」という不確かなものではなく、今でも「いて当たり前のもの」として存在しているのです。
靴屋の妖精、レプラコーン
アイルランドの妖精の代表格、レプラコーンは、靴を修理する小人のこと。小人の靴屋と言えば、そう、有名なグリム童話が思い浮かびますね。日本でもおなじみのあの物語は、アイルランドのレプラコーンがモデルなんだとか。
アイルランドの有名なお祭り「セント・パトリックス・デー」では、レプラコーンに扮した人たちの仮装パレードが定番となっています。このお祭りはアメリカやカナダなどに渡ったアイルランドの人たちによって世界各地に広がり、日本でも3月にパレードが行われていますよ。
別名、妖精の国と言われるアイルランド。もしも道路を通るときはレプラコーンを踏んづけてしまわないよう、足元によーく注意しましょうね!
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