箱根、伊豆、鬼怒川と、都内近郊には魅力的な温泉地がたくさんありますが、伊豆の少し手前にある、湯河原温泉は古くは万葉集にも詠われる名湯で、高級旅館が多いことで有名! そこで湯河原に行くならぜひ泊まりたい至れり尽くせりの高級旅館をご紹介します。
山を独り占めしている気分になるリッチなラウンジ『山翠楼SANSUIROU』
(C) 山翠楼SANSUIROU
温泉に行けば滞在する部屋やお風呂、食事は重要なポイントとなりますが、宿でのんびり過ごしたい派は、パブリックスペースの快適さも重視したいところ。旅行後、意外とパブリックスペースでのサービスが素晴らしい思い出として残ることも少なくありません。
こちらの宿には、広々としたスカイラウンジがあり、朝は霧のかかった山を、これからの新緑の季節であれば青々した山の壮観な姿を眺めながら、コーヒー、オレンジジュース、紅茶をいただくことができます。
(C) 山翠楼SANSUIROU
さらに、こちらのデラックススイートルームはまるで夢のような癒しの世界。15畳の本間とは別にベッドルームがあり、もちろんお部屋に露天風呂も完備されています。誰にも邪魔されず、のんびりとラグジュアリーな旅をしたいときに、もってこいですね。
(C) 山翠楼SANSUIROU
宿泊者全員が利用できる展望露天風呂もこの通り素晴らしく、湯河原の自然を肌で感じながら心身ともにリラックスできるでしょう。ほかにも、内風呂と露天風呂が1つずつあり、癒しの旅を体感できそうですね。
大型空中景観デッキテラスに癒される『懐石旅庵 阿しか里』
山あいにひっそりと佇む『懐石旅庵 阿しか里』は、旬の食材を使った会席料理と真心のこもったおもてなしを受けられる、大人旅にピッタリな宿です。全館のお水はすべて湯河原山間のアケジ沢を水源とする湧水を使用している徹底ぶり。
(C) 懐石旅庵 阿しか里
(C) 懐石旅庵 阿しか里
また、こちらを訪れたらぜひ泊まりたいのが、別館露天風呂付客室。源泉かけ流しの湯を堪能でき、お肌も心をツヤツヤに・・・。お部屋になんと、大型空中景観デッキテラスまでついており、ライトアップされた木々をのんびりと眺める贅沢を味わえるのも魅力です。
国有形文化財に登録されている古き良き時代の面影を感じられる宿『藤田屋』
(C) FUJITAYA
(C) FUJITAYA
明治15年の創業の「藤田屋」は、120年以上の歴史を積み重ねてきた老舗の宿。東郷元師を始め、何人もの著名人、文化人が訪れた軌跡が残っています。こちらの宿の本館は、固有形文化財に登録されていて、一見の価値有り。格子細工や欄間などあちらこちらに伝統意匠の“粋“を感じられ、まるでタイムスリップしたような感覚に。
(C) FUJITAYA
こちらの旅館では、桧造りや石造りなど、源泉かけ流しの趣の異なる4つのお風呂を堪能できます。こんな旅館に泊まって、歴史の流れを肌に感じながら、のんびりと過ごしたいですよね。
[藤田屋]
清流のほとりにひっそりと佇む大人の隠れ屋『奥湯河原 結唯』
(C) 奥湯河原 結唯
こちらの旅館の客室は全5室。まさに大人の隠れ屋をイメージさせるプライベート感満載の宿です。客室「鳳凰Hou」にある大きな窓を開けると、目に飛び込んでくるのは清流と滝、心ゆくまでせせらぎを聴きながら癒しのひと時を満喫できます。
(C) 奥湯河原 結唯
すべての客室に檜風呂もしくは露天風呂があり、人目を気にすることなく、ゆっくりと温泉に浸かることができます。また、部屋風呂とは別に大浴場・露天もあり、四季折々の自然を眺めながら、源泉かけ流しの天然温泉を思う存分堪能できるのも、うれしいですね。
(C) 奥湯河原 結唯
こちらの宿の魅力はそれだけではありません。旅館といえば会席料理の夕食が一般的ですが『奥湯河原 結唯』ではライトアップされた幻想的な空間でオリジナルの和洋折衷を味わえます。とことん大人の時間&贅沢を味わいたいときに、訪れたい宿だと言えるでしょう。
[奥湯河原 結唯]
訪れる人の心を和ませる高台に建つ閑静な宿『ふきや旅館』
こちらの旅館は湯河原の高台にあり、3つの貸切露天風呂からは、湯河原の山々を眺めることができます。ほかにも時間によって男湯と女湯が入れ替わる、岩造りの露天風呂を備えた大浴場もあり、全7つのお風呂を楽しめるのが魅力。
湯河原温泉の泉質は、無色無臭で塩分も少なく肌に優しいので、肉体疲労だけではなく、日頃のお肌の疲れも癒すことができそうですね。
気になる客室は、全5タイプあり、どの部屋も伝統的な数寄屋造りで日本の温泉旅館の真髄が感じられます。
こちらはタイプAの客室ですが、縁側からお庭を見渡せる造りになっています。湯上りにお庭を散歩したくなりそうです。
[ふきや旅館]
たまには日常を忘れて、このような宿に泊まり、思いっきりリッチな大人の休日を過ごしたいものですね。