人生に悩んだとき、迷ったときなど、わたしたちはいつも誰かの言葉に助けられ励まされます。それは、友人であり、家族であり、先人であり、俳優さんであり、そしてあこがれのミュージシャンたちからも。
明日もまたがんばろうと思える、そんなパワーわく名言の数々。今回は、Livoonで紹介されていたミュージシャン名言をいくつかご紹介いたします。
(※注 Livoonとは、ミュージシャンのための楽曲配信ができるホームページやスマホサイトを作成できるサイトです。またバンドPRの運営ノウハウなども動画配信しております。)
『どこへ行きたいのかわからなければ、目的地に着いても気づかない。by エルヴィス・プレスリー』
ブルースは黒人のものであるとされていた時代、ラジオから聞こえてきたプレスリーの声を聞いて、そのあまりの完璧さに黒人たちが驚いたという話を以前聞いたことがあります。プレスリーは、ルーツミュージックを学ぶうえで重要なシンガーの一人。そんな彼がいう言葉です。たった一行なのにずっしりと心に響きました。
夢に向かってただがむしゃらに走るのではなく、まずは、「目的地」をしっかりと定め、そこにむけて着実に進むこと。それこそが大事なんだと言われているような気がしました。目的地にたどり着くイメージを持って日々を過ごすこと。そうすることでより人生の旅マップが明確になるかもしれません。
『悔しさは力だ。神様が与えてくれた試練だ。悔しかったからこそ、自分から変わろうと思ったんだから。by長渕剛 』
言葉にパワーのあるミュージシャンと言えば筆者の中でかならず浮かぶのが長渕剛さん。長渕さん自身、たくさんの経験をされてきているからこそのこの言葉・・・。人生において失敗や挫折は怖いですよね。できれば人に嫌われたくないものです。
でも、失敗して悔しい思いをするからこそ「次は絶対に失敗しない」という思いにつながるわけだし、挫折するたびに人は強くなります。だから、悔しい思いをすることを恐れないで。今よりも魅力的な自分に出会うための試練だと思えばがんばれるかも。
『迷ったら、前を向け byマライア・キャリー』
筆者がボイス&表現トレーナーを勤める某芸能スクールの卒業式にて、演出家の有名な先生がおっしゃっていました。「どんなに苦しいときでも、つま先は明日に向けておきなさい」。苦しい時こそ前を向くのだと。下を向いてはだめ。もし下を向いてしまっていたら周囲の美しい景色や少しの変化にも気づけないから。
迷った時こそ、周囲にはヒントがたくさんあります。それを見つけましょう。そして、もし迷ったら、世界の名声をつかんだマライアにならって、前をむくことを選びましょう。
『ぼくには変な癖があるけど、捨てなかった。 それがぼくの個性だから。byボブ・ディラン』
右にならえの時代。みんなと違うことをしていたら変だと思われるとか嫌われるとか、そういう風に考えてしまって自分の個性を隠している人は意外にも多いのかなと思います。筆者は、ボイス&表現トレーナーとして、たくさんの人たちをトレーニングしていますが、そういった心のブロックが自由な自己表現を邪魔することがあります。だからこそ、ボブ・ディランのこの言葉は響きました。
人から「変だ」と言われることほど、捨てないほうが良いのだと思います。不格好に思えてしまう原石も、磨けばダイアモンドにかわります。今もこれから先も、あなたしか持てない輝きを大切に。
『交渉とは、相手から最善を引き出すことだ。byマーヴィン・ゲイ』
なにか交渉をするとき、自分の思いばかりを伝えてしまってはNG。まずは、相手の要望を聞き入れ、自分の要望とすりあわせる。その上でお互いにとっての「最善」を引き出すことこそ、つぎの良い流れを産むために必要なことだと言われているような気がしました。
ビジネスのシーンでは交渉の場面は多々ありますよね。そんなとき、ギクシャクせず、風通しのよいコミニケーションを心がけるためにも相手の最善を引き出すことは大事だと思います。
心を震わせてくれる声をもったあこがれのミュージシャンたちだからこそ、たった一行であってもその言葉のもつ威力に圧倒され、勇気をもらえます。Livoonではこの他にもたくさんの名言集が掲載されていましたよ。
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