旅の楽しみのひとつがショッピング。特に他の国ではなかなか買えないその土地ならではのエスニック雑貨を見つけるのは楽しいものですよね。可愛くて個性的なエスニック雑貨が手に入るお買い物天国な国6つをご紹介しましょう。
インド
個性的でカラフルな雑貨が充実しているインドは、ビビッドな色づかいの雑貨が好きな人にとってまさに天国。
キラキラしたバングルや小物入れ、カラフルなテキスタイルやアクセサリーなど、エキゾチックな魅力あふれる雑貨の数々に心奪われます。
インドの中で特に色彩豊かな雑貨が充実しているのが、砂漠地帯ラジャスターン州の州都ジャイプール。テキスタイル産業がさかんなジャイプールでは布製のインテリア雑貨や衣類が安く豊富に揃います。目の覚めるような鮮やかな色づかいもこの地方ならでは。
ベトナム
日本人にとって身近な雑貨天国として知られる国がベトナム。刺繍のポーチや竹製の小物入れなど、どこか懐かしさを覚えるようなあたたかみのある品々が魅力です。
ベトナムきってのショッピングストリートとして知られているのが、最大の都市ホーチミンのドンコイ通り。伝統的なベトナム雑貨をモダンにアレンジしたオシャレな雑貨ショップが軒を連ねていて、見て歩くだけでも楽しめます。質のわりに値段も手ごろなので、ついついまとめ買いしてしまいたくなるはず。
ラオス
(C) Haruna Akamatsu
少数山岳民族のデザインを取り入れた素朴でキュートな雑貨が手に入るのがラオス。ラオスで最高のショッピングスポットといえば、世界遺産の街・ルアンパバーンのナイトマーケットです。
毎日陽が沈むころに始まるナイトマーケットはルアンパバーン名物。売り手のほとんどが少数民族の人々で、ポーチやバッグ、スカーフ、アクセサリーといった色とりどりの商品が並びます。他の国ではあまり見ることのできない個性的で愛らしい手作り雑貨が安価で揃うので、「欲しいものがたくさんありすぎてどうしよう」と困ってしまうはずです。
トルコ
神秘的な輝きをたたえるモザイクランプやキャンドルホルダー、細やかな文様が施された陶器、ハマムグッズに手作りアクセサリーと、数えきれないほどの女心をくすぐるアイテムに出会えるトルコ。トルコを旅すればその旅行は「お買い物ツアー」と化してしまうことでしょう。
ひと昔前に比べるとずいぶん物価が上昇したトルコですが、それでも日本に比べると割安感があるのも嬉しいポイントです。
(C) Haruna Akamatsu
おみやげにもおすすめなのがかさばらず単価も安いアクセサリー。イスタンブールならアジア側にある繁華街、カドゥキョイに行けば安くてキュートなアクセサリーのショップが並んでいます。トルコのアクセサリーは伝統的なモチーフを取り入れつつ現代的にデザインされているものが多く、普段のファッションにも取り入れやすいものが見つかりますよ。
モロッコ
エキゾチックでありながらどこか洗練された雰囲気も漂う魅惑のモロッコ雑貨。中世からほとんど変わっていない迷路のようなスーク(市場)でお気に入りのアイテムを探す体験は格別です。特に世界遺産に登録されているマラケシュ旧市街にあるスークは世界最大ともいわれる大規模なもので、品揃えも充実しています。
モロッコみやげの代表格といえば、「バブーシュ」と呼ばれる革製のスリッパ。外履きには向きませんが、旅行中の飛行機内やホテルの部屋など室内履きに重宝します。
イスラム圏ならではの美的感性が凝縮されたかのようなデザインに見とれてしまう陶器の数々も魅力。モロッコへは大きめのスーツケースで出かけたほうがいいかもしれません。
ペルー
民族色溢れる独時の色遣いやデザインに惹かれるペルー雑貨。特に手編みのストールや靴下、バッグといったニットやテキスタイル製品の種類が豊富です。
アルパカなどの南米ならではのモチーフもペルーらしさ満点でとっても可愛らしいですね。世界遺産マチュピチュへの起点として知られる街・クスコで人気なのがオーダーメイドのシューズ。世界でたったひとつの自分だけのデザインが手に入ります。
旅先でのローカルショッピングの体験はそれ自体が旅の思い出になるだけでなく、買った品物がいつまでも旅の楽しさをよみがえらせてくれます。ぜひ心惹かれた国での雑貨ハンティングを楽しんでくださいね。
各国には外務省から渡航に関する注意がそれぞれ出ております。旅行の際は常に最新情報の確認につとめてください。
[外務省 海外安全ホームページ]
[Photos by shutterstock.com]
Haruna ライター
和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。
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