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ギリギリで生きる者たち。人はなぜ危険地帯へ行くのか?

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光と影

「楽観的価値観がある」そうです。これは外国へ旅したことのある人なら共感できることかもしれませんね。「働きすぎて死ぬこと」を日本人は「過労死」と名付けましたが、それがそのまま「karoshi」として世界で広く認識される言葉になったことは、大変悲しい事実です。「満員電車が嫌だった」のも、海外で働くことを決めた理由の一つだったとか。

・・・なるほど。今日の文明は、経済成長に莫大な労力を費やした恩恵であり、その眩しい光には、終わらない仕事や、失われた思いやり、という名の黒い影ができていたのですね。

最後に聞きました。「もう日本には住めなさそうですか?」

あっけらかん

「やーでも日本はいいよね、最近頻繁に帰ってる。電車とかすごいし。結局、隣の芝は青く見えるというか、ないものねだりなんだと思うよ」。

海外に住むと、とかく母国との比較論になりがち。ですが、どの国にも目の覚めるような魅力と、目を背けたくなる醜さが混在しています。どちらか選ぶのは無理だしその必要もない。「ギリギリで生きる者たち」、実は「バランス良く生きる者たち」なのかもしれません。

[All photos by Shutterstock.com]

玉川とき

tamagawatoki ライター
音楽とお酒をこよなく愛す広島出身の根暗。留学先のオックスフォードでスペインとオーストラリアのハーフに出会い、数年後結婚、メルボルンに永住する。現在はソロモン諸島に中期滞在中。座右の銘は行雲流水。筋トレを少々たしなむ。

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