【世界の小さな美しい国】国全体が世界遺産、世界最小のバチカン市国

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Jun 4th, 2017

【世界の小さな美しい国】国土全域が世界遺産 世界最小のバチカン市国

サン・ピエトロ大聖堂

【世界の小さな美しい国】国土全域が世界遺産 世界最小のバチカン市国

サン・ピエトロ大聖堂 内部

【世界の小さな美しい国】国土全域が世界遺産 世界最小のバチカン市国

サン・ピエトロ大聖堂 ミケランジェロ作 ピエタ

【世界の小さな美しい国】国土全域が世界遺産 世界最小のバチカン市国

サン・ピエトロ大聖堂 ミケランジェロ作 クーポラ

【世界の小さな美しい国】国土全域が世界遺産 世界最小のバチカン市国

クーポラ頂上から360度パノラマの眺め

【世界の小さな美しい国】国土全域が世界遺産 世界最小のバチカン市国

バチカン美術館 外観

【世界の小さな美しい国】国土全域が世界遺産 世界最小のバチカン市国

バチカン美術館 螺旋階段

【世界の小さな美しい国】国土全域が世界遺産 世界最小のバチカン市国

日本は小さな島国ですが、世界には日本より小さな国が数々あります。青い地球に浮かぶ、小粒の宝石のように輝く国々。浜辺の砂から星の砂を探すように、私たちは小さな国に魅力を感じ、旅したくなるのです。小さな国ではどんな空気が流れ、どんな景色が見られるのでしょうか。

世界の小さな国について不定期シリーズでお届けする第1回目は、世界最小の国で、国全体が世界遺産の「バチカン市国」です。

バチカン市国ってどこにあるの?

バチカン市国はイタリアの中にあり、首都ローマ市内の一角に在ります。

世界最小ってどれくらいの大きさ?

国土面積は0.44平方Km(109エーカー)。渋谷の代々木公園0.54平方Kmより小さな国です。

世界遺産の国

国土全体が、ユネスコの世界遺産に登録されています。

キリスト教カトリック信者の総本山

バチカン市国は、ローマ法王が統治する宗教国家で、大統領や国王はいません。世界中のカトリック信者の総本山です。現在は、2013年3月13日に即位した、アルゼンチン出身のフランシスコ(Francis)法王が務めています。

バチカン市国に入国するには、ビザが必要?

イタリア共和国の中にある異なる国ですが、パスポートは必要ありません。イタリアの行き来は自由にできます。ただしイタリアの一部ではなく、ローマ法王が全権行使する別の国「バチカン市国」です。

バチカン市国の見所

サン・ピエトロ大聖堂

カトリック教徒の総本山で、世界中から信者が訪れる場所です。信仰と祈りの場所ですので、あなたが信者でないとしても、ドレスコードに従う必要があります。肩と膝が露出しているキャミソールや短パンでは入場できません。

[公式サイト Saint Peter’s Basilica]

ミケランジェロ 1499年作 「ピエタ」 サン・ピエトロ大聖堂

ミケランジェロ作のキリストの死を悼み抱く聖母マリア像。ミケランジェロが24歳の時の作品です。聖母マリアの胸元にミケランジェロのサインが刻まれており、唯一彼のサインが残る作品と言われています。

[公式サイト Chapel of the Pieta]

ミケランジェロ作 クーポラ(ドーム)サン・ピエトロ大聖堂

ミケランジェロ作の大聖堂のドームであるクーポラに登ることができます。ただし、エレベーターを使っても、320段の階段を登る必要があるので、体力に自信のある人向け。頂上に到達すると、360度パノラマが広がります。

[公式サイト The Dome]

ローマ法王の一般謁見

ローマ法王の一般謁見が、毎週水曜日10時からサン・ピエトロで行われます。最近の一般謁見の様子はこちら
一般謁見スケジュールは公式サイトで確認したほうが良いでしょう。

[公式サイト The Holly See]

バチカン美術館

歴代ローマ法王の収集品を収蔵展示する世界最大級の美術館。ミケランジェロやラファエロなど、主に宗教的な作品。美術館のアイコンにもなっている美しい螺旋階段は、上りと下り専用に分かれており、行き交う人がぶつからないようにできています。

[公式サイト Vatican Museums]

ローマ法王が元首の国

「軍事力を全く持たないバチカンの外交目標は、キリスト教精神を基調とする正義に基づく世界平和の確立、人道主義の昂揚にある。そのための武力紛争の回避、人種的差別の廃止と人権の確立、発展途上国に対する精神的・物質的援助等、もっぱら人道的立場による平和提唱がバチカン外交の特色である。」

「外務省 バチカン基礎データ」より引用)

[世界の小さな国 Top 10]
[外務省 バチカン基礎データ ]
[外務省 バチカン~中世と現代が共存する国家]
[All Photos by shutterstock.com]

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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