
今や宿泊施設でも受け入れ体勢が整うほど、ポピュラーになってきた一人旅。
エクスペディア・ジャパンは、一人旅の経験がある20代~50代男女の有職者400名を対象に、一人旅に関する調査を実施したところ、2人に1人が「一人旅の経験あり」と答えています。一人旅を楽しんでいる人は、「自分だけで好きなことが出来る」だけでなく、他にも多く得ることがあるようです。一人旅派が得たものとは、いったい何でしょうか。
一人旅は寂しくない

「一人旅って寂しいのでは?」と思われがちですが、経験者の7割が「寂しさを感じない」と答えています。自分で計画を立てて行動する一人旅は、全て自力で対処せねばならず、思いの外忙しいこともありますね。
また、「自分自身とより向き合える」(23%)というジックリ内面派や、「現地の人と交流できる」(18%)という異文化交流派を見受けます。普段の生活ではできないことが、旅では可能なのです。
意識改革


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一人旅を経験したことによる自分自身の意識の変化について、第1位が「一人で判断・決断できるようになった」(43%)、第2位が「チャレンジ精神がついた」(37%)、第3位が「考えが前向きになった」(25%)など、ポジティブな変化があることが分かります。勝手のわからない不慣れな土地では、得てしてトラブルが起こります。若くして一人旅に出ていると、状況の判断力が早くから身につくということですね。
また、生きていくには他人の力が必要。第4位の「知らない人と会話できるようになった」(20%)、第5位の「多様な価値観を受け入れるようになった」(19%)の社会性も早いうちから身につくことが望ましいものです。若い頃の苦労は買ってでもせよと言いますね。
大学生までに一人旅を経験している人ほど年収が高い

【初めて一人旅をした年代別にみる、個人年収比較】

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「小学生〜大学生」までに、初めて一人旅をした経験がある人は、「20代(大学生を除く)」「30代〜50代」より年収が高いことが分かりました。若くして一人旅に出た人ほど、仕事で成功を収める傾向にあるようです。上記の表を見ると、500万円以上の年収は、一人旅経験「小学生〜大学生」が37%と群を抜いています。
運命の出会いがあるかも?

一人旅を通して、3人に1人が友達か恋人ができたそうです。その中でも、約10人に1人は、恋人にまで発展したという結果になりました。旅を通じて出来た仲間や恋人は、得難い旅の宝物ですね。
人生は一人旅

一人旅といっても、何から何までひとりでできるわけではありません。同行者がいない分、旅先で出会った人や、現地の人の力を借りる場合が多くなります。困った状況に陥ったとき、人のありがたさをしみじみ感じることもあるでしょう。
人間はひとりで生まれ、ひとりで去っていきます。「人生は一人旅」なのです。それでも時には差し出された手につかまり、時には自分の経験が相手を助ける場合もあります。旅も人生も、一期一会。出会いや経験が、人を作っていくのです。
一人旅経験者の約半数は「5回以上」一人旅をしたことがあると回答、また4人に1人は10回以上もしているという結果が出ています。自分を成長させる一人旅の面白さに気づいたからなのかもしれませんね。
一人旅に関するアンケート概要■サンプル数:計400名
■調査対象:一人旅の経験がある20代~50代男女の有職者400名
■調査期間: 2017年5月
■調査方法:インターネットリサーチ
* 本調査ではビジネスではなく、観光を目的に3時間以上の移動を要して、宿泊をした旅行(国内海外問わず)を一人旅と定義。
* 本調査では小数点第1位で四捨五入しているため、足し上げても合計数値が100%とならない場合があります。
[一人旅は 2人に1人が経験あり 7割が一人でも「寂しさを感じない」と回答]
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sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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