旅にまつわるさまざまな費用や価格料金をとりあげるTABIZINE【リアルなお金の話】特集。ポーランドを旅行するには、いくらぐらいお金がかかるのでしょうか。ポーランドを1週間周遊した筆者が、実際にかかった旅の費用をお伝えします。
メルヘンチックな中世の街並みや、素朴で可愛らしい陶器で人気を集めているポーランド。「負の世界遺産」のアウシュビッツ博物館があることでも知られていますね。
訪問都市と滞在日数

1週間(7泊8日)で、ワルシャワ、ヴロツワフ、クラクフ、オシフィエンチム(アウシュビッツ博物館)とヴィエリチカ(ヴィエリチカ岩塩坑)の5都市を訪問しました。
ワルシャワに到着して1泊、ヴロツワフで1泊してから、クラクフに移動して4泊。クラクフから日帰りで、アウシュビッツ博物館とヴィエリチカ岩塩坑にも足を延ばしました。その後、再びワルシャワに戻って一泊。左回りで円を描くようなルートをとりました。
旅のスタイル

頻繁に旅に出るため、筆者の旅行スタイルは低予算のバックパッカースタイルが基本。7泊すべてドミトリーに宿泊しました。しかし、自炊はせず、食事はすべてレストランやカフェ、フードコートなどでの外食で済ませました。
1000円でお腹いっぱい食べられるポーランド

ポーランドは、ヨーロッパのなかでは物価の安い国。クラクフは他の都市に比べてやや物価が高い印象を受けましたが、ポーランドでは、ドミトリーなら1泊1000円から宿泊でき、フランスやドイツといった西欧先進諸国に比べると、現地での出費はだいたい半額程度で済みます。
ヨーロッパで外食をすると、日本よりも高くつくことが多々ありますが、ポーランドでは1000円でお腹いっぱい食べることも可能。クラクフのおしゃれなカフェで、ボリュームたっぷりのピエロギ(ポーランドの餃子)とサラダのプレートとフルーツスムージーを注文したら、1000円でお釣りがきました。
1000円でちゃんとした食事がとれる国は、ヨーロッパでは貴重な存在といえます。
コストパフォーマンスが高いポーランド旅行

ヨーロッパの物価が安い国のなかには治安面で懸念が残ったり、英語が通じにくかったりして、旅慣れない人にはおすすめできないこともあります。
ところが、ポーランドの場合、少なくとも夏の観光シーズンに主要な観光地をめぐる限りにおいては、とても安全という印象を受けました。筆者は一人旅でしたが、それでも不安や恐怖を感じるような場面はありませんでした。
また、ポーランドの観光地ではたいてい英語が通じますし、宿泊施設は安くてもおしゃれで快適。都市間を移動するバスは新しいうえに無料Wifiも備わっていて、値段以上の満足度を得ることができました。
近年人気上昇中のポーランド陶器も、現地で購入すれば日本価格の半額程度です。
次は旅の総費用と内訳をご紹介!

あなたが知りたかったことが、この記事で参考になりましたか?
Haruna ライター
和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。
【世界ひとり飯21】ワルシャワのトランジットでカラフルなポーランド餃子
Jul 19th, 2020 | 石黒アツシ
世界50カ国以上を一人旅した筆者が、世界で出会い心に残った料理をご紹介。今回はワルシャワで、限られた飛行機の乗り換え時間を利用して食べる、色とりどりの餃子みたいなポーランドの「ピエロギ」です。
ポーランドをディープに浸る!歴史ファンに超オススメの「共産主義ツアー」
Jul 8th, 2019 | Nao
ワルシャワを旅してリアルなポーランドの歴史を知りたい時にオススメなのが「共産主義ツアー」。ガイドブックでは紹介されていない、第二次世界大戦後の社会主義時代をより深く学べます。歴史ファンは必見ですよ!
究極のふんわりもっちり感に感動!ポーランドが誇るドーナツ「ポンチキ」
Jul 3rd, 2019 | Nao
スイーツの味わいを表現する時にしばしば使われる「ふんわり」「もっちり」。この「ふんわり」「もっちり」を嫌いな人に筆者はかつて一度も出会ったことがありません。幸せの食感への偏愛は、日本だけでなく海を越えた国々でも同様。多種多様なスイーツが地球人を虜にしています。今回はそんな究極の「ふんわり」「もっちり」を体感できる、ポーランドの国民的ドーナツ「ポンチキ」をご紹介しましょう!
ポーランドの首都ワルシャワを旅するべき6つの魅力
Jul 2nd, 2019 | Nao
ポーランドの首都ワルシャワの魅力を、現地ルポ。旧市街、社会主義時代の面影、親切な人柄、物価の安さ、素朴で美味しいポーランド料理、治安の良さの6つのポイントから解説します!
【超お得】プレミアムエコノミー入札アップグレード、<ポーランド航空編>徹
Jun 26th, 2019 | Nao
航空券を購入した乗客が、プレミアムエコノミーやビジネスクラスへの座席アップグレードを「入札」で決めるシステム、「アップグレード入札制度」。今回は、筆者自ら参加した「LOTポーランド航空」のアップグレード入札についてご紹介しましょう!
【ワルシャワ】地元クリエーターの情熱が注がれたデザインホテル「AUTOR
Jun 23rd, 2019 | Nao
ポーランドの首都ワルシャワは、西欧や北欧に比べて物価も安く、老舗ホテルからデザインホテルまでワンランク上のステイを楽しみやすいのも魅力です。今回は、地元クリエーターの情熱が注がれたハイセンスなデザインホテル「AUTOR ROOMS」をご紹介しましょう。
【機内食&搭乗ルポ】LOTポーランド航空プレミアムエコノミークラス 成田
Jun 18th, 2019 | Nao
フライトの楽しみのひとつ、機内食。初めて利用する航空会社ではワクワク気分が一層高まる人も多いのではないでしょうか?今回はポーランドへはもちろん、欧州各地への旅にもピッタリな「LOTポーランド航空」プレミアムエコノミークラスの機内食(成田〜ワルシャワ)をご紹介しましょう!
【ポーランド】ショパンにまつわるスポット5選
May 25th, 2019 | 倉田直子
ポーランドは世界中から愛される偉大な作曲家ショパン(Fryderyk Chopin/1810年-1849年)の故国。その首都ワルシャワは、中世の雰囲気を残す美しい古都でもあります。日本でもファンの多いショパンに関する旅を楽しめるプランをご提案。
旅漫画「バカンスケッチ」【29】人類最古の(危険な)お酒
Jan 23rd, 2019 | たかさきももこ
“バカンス”を“スケッチ”するちょっとおバカな旅漫画「バカンスケッチ」。今回は、ポーランドで出会った人類最古!?と言われるお酒、「ミュート・ピトニィ」。ハチミツと水で作ると聞くとおいしそうなのですが、実際に飲んでみるとこれは・・・!!
ぽってり感と素朴なパターンが魅力!普段使いにぴったりなポーランド食器
Nov 4th, 2018 | 鳴海汐
みなさんはポーランド食器をご存知ですか?欧米で人気ですが、ときおり日本のデパートでもフェアが行われていて、「知る人ぞ知る」の段階を超えた感があります。見た目の可愛さもさることながら、電子レンジ、オーブン、食洗器で使える丈夫さも魅力なんです。