イギリスの中でもイングランドは見どころ満載!
イギリスの正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」。イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの地域からなる国家です。その中でも今回注目するのは、イングランド。英国のデイリーテレグラフ紙がイングランドで訪れるべき10の場所を発表しました。その中にはロンドンも含まれていますが今回は割愛して、それ以外の9つをご紹介。
どの場所もイングランドの古い歴史や、それを感じさせる食べ物、基本的な文化は共通していますから、今回はそれぞれの特徴に注目します。
ヨークシャー
ヨークシャー州はイングランド最大の州。その首都リーズへは、ロンドンから北へ列車で2時間弱。ヨークシャー田舎町の街並みは美しく、画家デービッド・ホックニーの風景画でも有名です。また、ヨークシャーテリアはもともとは猟犬で今では世界中で愛されるペット。ヨークシャー種の豚は食用で世界各地へ拡がりました。
ここで最近注目されているのは食事です。イギリスの中のどこよりも、ミシュランの星を獲得したレストランがあるとのこと。要チェックです。
コッツウォルド
ロンドンから2時間ちょっと。何しろどの村もとてもかわいらしく、今が21世紀であることを忘れてしまいます。夏のハイシーズンもいいですが、冬には魅力的な静寂の世界が楽しめます。
見どころは特別自然美館地域です。イギリスの38の特別自然美観地域中で最も広大な面積を誇ります。
デボン
デボン州の州都エクセターへはロンドンから西へ電車で2時間40分。イングランドの中でも温暖な地域で、リゾート化されたビーチが点在します。サーフィン、散歩、ピクニック、パブでのビールなど、美しい風景の中で、ちょっとしたアクティビティを楽しむ人が多いようです。
この辺りは、羊、鹿、キジ、豚の肉にシーフードのクオリティが高く、マーケットでは地元のシードルやリンゴジュース、チーズやアイスクリームなども楽しめます。
湖水地方
レイク・ディストリクト、湖水地方は、美しい緑の森にいくつもの湖と渓谷が織りなす、最高の景観。あのピーターラビットの故郷としても有名ですよね。
最近は自転車で廻ったり、一日かけてハイキングをするなどのアウトドアのアクティビティも人気です。その入り口の一つウィンダミアへは電車で3時間15分ほど。1泊してゆっくりしたいですね。
ノーフォーク
ノーフォークは、ロンドンの北東に位置する州。その首都ノリッチはロンドンから2時間弱です。古くから、羊毛の取引で栄えた商業都市です。そして、イギリス海峡の向こうはオランダ。オランダといえば風車ですが、ここノーフォークでも、巨大な風車を農業に利用しています。
この辺りは雨が少ないので気温の低い冬でも、訪れる人が多いそうです。そうそう、ロンドンの冬は毎日曇ったり雨だったりですから、晴れてアクセスのいいこのあたりまで出かけて、海岸を散策するのもロンドナーのチョイスの一つのようです。
サフォーク
サフォークはノーフォクのすぐ南。こちらもその海岸線は季節を問わず多くの人が訪れます。デリカテッセンには、地元の濃厚なチーズ、スモークした魚、それに蜂蜜などが並びます。近隣のパブでビールとともに楽しむこともできます。
The Broadsは、このあたりの小沼地方の名称です。バードウォッチングや様々な野草の観察など、独特な自然を楽しむことができます。
コーンウォール
イングランドの南の海岸線の西の端にあるのがコーンフォール。これは、セント・マイケルズ・マウントという、島にあるお城です。フランスのモンサンミッシェルみたいですよね。潮が引けば歩いて渡れます。最寄り町ペンザンスまではロンドンから電車で最短でも5時間以上かかります。
美しい海岸線は人の手が入ることなく自然のままで、海はサーフィンのメッカ。アザラシも海岸近くまで遊びに来て、目があったりします。ゆっくりと1泊はしたい場所です。
バース
バースへはロンドンから電車で1時間30分くらい。その名もバースで、温泉街です。古くローマ時代に開かれたのですが、その歴史ある温泉は閉鎖されましたが、いまでも温泉をたたえた湯船まで、見学することができます。
そして、この10年ほどの間に発展したのが食事です。この町のパブで提供される料理は、ほかのどこよりも画期的によくなったといわれているとのことです。
ブライトン
ブライトンは、ロンドンの南にある海岸の街。電車で1時間かかりません。海岸にはPier(ピア)と呼ばれる桟橋があって、遊園地のようなアトラクションを楽しめます。なにしろロンドナーにとっては一番近いビーチ。それに、通勤圏でもあるので、東京から見たら湘南のようなイメージでしょうか。
ここでおいしいのは、ウナギです。ウナギをゆでてゼリーよせにしたジェリードイールは、日本人にはびっくり。こんなウナギの食べ方があったのかと、そしてそれをおいしそうにイギリスの人たちが食べているのを見ると驚きです。
さて、イギリスといっても広く、またイングランドといっても様々な土地があります。日帰りできる場所も、ちょっと泊まってみたい街も。ロンドンを離れて、違った角度からイングランドを楽しむのも、よい旅になると思います。
[The 10 best places to visit in England – and where to stay when there]
[All Photos by shutterstock.com]
Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー
旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。
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