先月、京都の清水寺がある二寧坂に、今までとは全く違うコンセプトのスターバックスコーヒーがオープンしました。
世界遺産である清水寺は、毎日多くの国内外の観光客が集う場所。そんな歴史的な場所に、築100年を超える2階建ての伝統的な日本家屋を使った店舗がオープンし、ちょっとした話題になりました。
今回は、この新店舗「スターバックス コーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店」に行ってきたので紹介をいたします。
こんなところに!京都に馴染みすぎた外観のスタバ
「スターバックス コーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店」は、その名前の通り清水寺に向かう途中にある「二寧坂(にねんざか)」にあります。
ところが、その場所に行っても全く見つかりません・・・。何度も行ったり来たりしたところ、やっと見つけました!
わかりますか? 右側の奥に、「スタバ」のマークがあることが。あそこが、京都二寧坂ヤサカ茶屋店なのです。
この通り、ひっそりとスタバのセイレーンのマークが。これは遠くからでは全くわかりません。
外観は完全に周辺になじんでおり、全く違和感を感じません。京都の風情そのままの、スターバックスに仕上がっていました。
早速、中に入ってみます。
中に入ると、日本家屋らしく、奥に細長い作りになっています。入口を入ってすぐが注文カウンターに。ここで注文をします。
店内は灯りを落としていて、落ち着いた雰囲気です。自然光がいい感じです。
注文をした後は、スタッフの方に促されて建物の奥に向かって進みます。すると、広々とした部屋に到着。ここはドリンクがつくられる「エスプレッソバーカウンター」。
入口で注文したドリンクは、別の部屋で作られサーブされるという仕組みです。ちょっと面白いですね。ちなみに、この京都二寧坂ヤサカ茶屋店は、一方通行になっていますので、要注意です。
ドリンクをもらったら、2階へ進みます。1階にもイートインスペースはありますが、数が少ないので、2階に行く方がいいでしょう。
2階も日本家屋をそのまま使った内装が広がります。写真の右側の黒い格子の家具のようなものは、実は冷房。エアコンではなく、管に冷水を送ってそこから出る水蒸気を使っているのだとか。
窓からは、清水の町並みを一望できます。まさに京都といった光景なのがとても良いですね。この場所はちょっとしたフォトスポットになっていました。
2階にはソファーやチェアーなどを配したテーブル席などを用意。席数も多くなっています。ソファーの席は照明も暗めで昼でも落ち着いた雰囲気。
畳の部屋で靴を脱いでくつろげる…
京都二寧坂ヤサカ茶屋店の特徴は、なんと「お座敷」があるということ。個室みたいなこじんまりとした部屋と、広目の広間のようなスペースがあります。畳なので、靴を脱いでくつろいでくださいね。
畳のスペースは特に人気で、常に人が集まっていました。外国人観光客の方も多く、楽しんでおられるようでした。
歩き疲れた足を靴を脱いで足を伸ばしてくつろげるのは、とても落ち着きますよね。ほっと一息できる時間になりますよ。
清水の町並みを眺めながらゆったりお茶を
平日のオープンしてすぐくらいにお店に行きましたが、すでに店内は満席。世界遺産の観光地のスタバというのもありますが、今までの店舗とは違うコンセプトいうことも、たくさんのお客さんを集めているようでした。
築100年の日本家屋をそのまま使っているという事情もあり、あまり空調は効いていませんが、夏は冷たい飲み物をいただきながら、京都の風情を楽しんでみるのも良いのではないでしょうか。
京都市東山区高台寺南門通下河原東入桝屋町349番地
営業時間:8:00-20:00
[All Photos by Kaori Simon]