【ランキング】命にかかわる自撮りシチュエーションワースト5

Posted by: 倉田直子

掲載日: Sep 8th, 2017

サメより危険!?命に係わる自撮りシチュエーション

いまや旅行やイベントで「セルフィー」(自撮り)するのは当たり前。SNSでシェアしたり、思い出として良い記念になりますよね。けれど実は、自撮りはとっても危険な行為でもあったのです。アメリカの旅行雑誌「コンデナスト・トラベラー」(Condé Nast Traveler)の記事によると、2015年のデータでは「海でサメの攻撃で死亡したのは年間6人」だったそうですが、同期間内に「自撮りの失敗で死亡したのは少なくとも10人」だったのだとか。つまり、自撮りはサメより危険な存在ということになりますね!

それを受けて投資家向け情報サイト「MarketWatch」は、過去2年間の自撮りに関する死亡事故の状況を調査。どんな状況での自撮り死亡事故が多かったのか、ランキング形式で発表してくれました。どんな結果だったのか、見てみましょう。

【ワースト5位】自然のリスクにさらされての自撮り

サメより危険!?命に係わる自撮りシチュエーション

自撮り死亡事故のうち、約6%が自然環境の中での出来事だったそう。具体的には海でおぼれたり、雄牛に角で突かれたりといった状況なのだとか。

アメリカの「イエローストーン国立公園」でも、バイソンと一緒に自撮りをしようと背を向けた観光客が、バイソンに角で突かれる事故が頻発していると報道されています。公園の規則ではバイソンから最低でも23m離れなければいけないそうなので、自然の驚異とはある程度の距離を置いたほうが賢明なようです。

【ワースト4位】乗り物を運転中の自撮り

サメより危険!?命に係わる自撮りシチュエーション

車やバイクなどの乗り物を運転中の事故も、11%と高い数字を出しています。運転中以外にも、道路で車を路肩に停車して自撮り中に後続車に跳ねられたり、夜の道路に寝転がって自撮りしていた10代の若者がトラックにひかれたりといった車に関する事故も多い様子。車の近くでは用心して撮影したほうがよさそうですね。

次は第3位です!

【ワースト3位】電車の屋根の上や、前を走りながらの自撮り

サメより危険!?命に係わる自撮りシチュエーション

自撮り死亡事故の17%が、電車の屋根に上ったり、迫りくる電車の前を走りながらの自撮りでした。屋根に上って電線に触れて感電死したり、転落したりと死因は様々なようですが、危険なことには変わりありません。絶対にマネしないようにしましょう。

【ワースト2位】銃など武器を持ちながらの自撮り

サメより危険!?命に係わる自撮りシチュエーション

武器を持ちながらの自撮りで死亡する事故が、自撮り死亡事故の22%を占めているそうです。アメリカやメキシコをはじめ、インドやフィリピンでも発生しています。若気の至りのような事故を想像しますが、筆者が見たところ若者ばかりではなく40代や30代の大人もそれが原因で亡くなっていました。

くれぐれも、危険物の取扱は慎重に行いたいものです。

【ワースト1位】危険な岩棚や崖、橋の上での自撮り

サメより危険!?命に係わる自撮りシチュエーション

自撮り死亡事故の39%を占めるのが、せりだした岩棚や崖、橋の上など高所での自撮りでした。絶景をバックに最高の自撮りをしようとするあまり、バランスを崩したり足を滑らしたりすることが多いようです。2015年9月には、インドのタージマハルで日本人観光客が自撮り中に心臓発作を起こし、転落して亡くなられてしまったという痛ましい事故もありました。いつ何時そういった発作に襲われるかもしれないので、高所では必要以上に端に近寄らないほうがいいのでしょう。平地での自撮りよりも、より一層の注意が必要そうです。

危険な自撮りシチュエーションのワースト5、いかがでしたでしょうか。安全のために、周囲の状況をよく観察してから撮影するように心がけたいですね。

[All photos by Shutterstock.com]
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[Japan tourist at Taj Mahal ‘dies after fall’]

PROFILE

倉田直子

Naoko Kurata ライター

オランダ在住ライター。元バックパッカーの旅行愛好家。2004年に映画ライターとしてデビュー。2008年、北アフリカのリビアへ移住後に海外在住ライターとして活動スタート。2011年から4年間のUKスコットランド生活を経て、2015年夏にオランダへ再移住。著書「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間」
https://www.amazon.co.jp/dp/B0758JCDTM/

オランダ在住ライター。元バックパッカーの旅行愛好家。2004年に映画ライターとしてデビュー。2008年、北アフリカのリビアへ移住後に海外在住ライターとして活動スタート。2011年から4年間のUKスコットランド生活を経て、2015年夏にオランダへ再移住。著書「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間」
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