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無形文化遺産の奇景、5万本もの十字架が並ぶリトアニアの聖地「十字架の丘」

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度重なる破壊にも負けなかった十字架の丘

無形文化遺産の奇景、5万本もの十字架が並ぶリトアニアの聖地「十字架の丘」

リトアニアがソ連の統治下にあった1944年から1990年にかけて、ソ連は複数回にわたって十字架の丘の破壊を試みました。この地はリトアニア人のアイデンティティの象徴であり、ソ連の支配に対する非暴力の抵抗を表していたからです。

ソ連は3度にわたりブルドーザーで十字架の丘を破壊しようとしただけでなく、ダム建設によってこの丘を水中に沈めようとしているという噂まであったほど。

それでも、リトアニアの人々は十字架がなぎ倒された丘に、再び新しい十字架を置いたのです。リトアニア人の不屈の精神を物語る十字架は、なくなるどころか増え続ける結果となりました。巡礼者たちの手によって、現在もここにある十字架の数は日々増えています。

「魂の叫び」を表す無数の十字架に鳥肌が

無形文化遺産の奇景、5万本もの十字架が並ぶリトアニアの聖地「十字架の丘」

大小無数の十字架が並ぶ丘には、思わず気圧されてしまうほどの異様なエネルギーが漂っています。数えきれないほどの十字架を目の前に、全身に鳥肌が立ち、無数の十字架が並ぶ光景への感動や希望、悲しみ・・・言葉では言い表せない、さまざまな感情が混ざった複雑な感覚に圧倒されます。

無形文化遺産の奇景、5万本もの十字架が並ぶリトアニアの聖地「十字架の丘」

それはここに置かれているおびただしい十字架が、単なるモノではなくて、人々の愛国心や独立心、圧政の犠牲となった家族や同胞を悼む気持ちが込められた「魂の叫び」の象徴だからなのでしょう。

無形文化遺産の奇景、5万本もの十字架が並ぶリトアニアの聖地「十字架の丘」

今では、「世界的にも珍しい光景をひと目みたい」という好奇心からやってくる観光客も多い十字架の丘。この丘がリトアニアの人々にとってどんな意味をもつのかを知っておけば、無数の十字架が語りかけてくるメッセージを受け取ることができるはずです。

[All Photos by shutterstock.com]

春奈

Haruna ライター
和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。


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