(この記事は愛煙家向けの内容です。嫌煙家の方、本当にゴメンなさい!)
愛煙家で京都好きの方なら、最近タバコが吸えるカフェが少なくなっていると感じたことはないでしょうか?
観光客の増加や喫煙者の減少によって、多くのカフェが続々と禁煙化に踏み切っており、愛煙家に親しまれていた、老舗純喫茶「フランソア喫茶室」も昨年10月に全面禁煙に。
時代の流れは仕方ないものの、愛煙家にとって一服しながらのコーヒーはやっぱり至福のひと時。今回は、そんな禁煙化が進む京都で、心おきなくタバコが吸える居心地のいいカフェを3つご紹介しましょう。
喫茶チロル

二条城近く、御池通沿いに佇む「喫茶チロル」。創業昭和44年の老舗です。長澤まさみさん主演映画「曲がれ!スプーン」のモデルになったことがあるのだそう。

木を基調とした山小屋風のインテリアで、ほっこり落ち着ける店内。地元のお客さんとみられる方がほとんどで、コーヒーやタバコを楽しみながらのんびりと新聞や週刊誌を読んでおられました。
観光地京都において、住民のような気分にもなれるとっておきの場所。年季の入ったテーブルや椅子が並べられ、ノスタルジックな雰囲気が漂います。

壁には写真が飾られ、移り行く京都の歴史がわかります。
チロルの魅力はなんといってもお店を切り盛りされるお母さん。お人柄が素晴らしくて、初めて訪問した時から温かく迎えていただき、一瞬にして心が安らいでしまいました。勝手ながら筆者にとって「京都のお母さん」的な存在になってしまい、京都を旅する度に立ち寄ってしまうほど。

メニューが豊富で迷ってしまいますが、オススメは「イタリアンスパゲティー(680円)」。柔らかい太めの麺、ハム、玉ねぎ、ピーマン、マッシュルームが酸味と甘味のバランスがよいケチャップ、トマトピューレに絶妙に絡み合い、完璧なほど昭和のナポリタン。一度食べたら虜になってしまうほどのおいしさ!
開店は朝6時半から。モーニングのバタートーストは90円、茹でタマゴは50円と、なんとも良心的なお値段。幸せな1日がはじまりそうな朝になること間違いなしです。
[喫茶チロル]
エレファントファクトリーコーヒー

観光客も多い賑やかな木屋町にある「エレファントファクトリーコーヒー」。細い路地の、細い階段を上った2階にひっそりと佇み、まるで大人の秘密基地。店名は作家、村上春樹さんの小説「象工場のハッピーエンド」に由来しているのだそう。

打ち放しのコンクリートが木製テーブルやカウンターと調和し、スタイリッシュながらも温もりある雰囲気。暗めの照明、控えめなBGMが空間に溶け込み、最高の居心地のよさを演出。

平積みされた古本や雑誌はインテリアの一部にもなっていて、購入することも可能。

筆者が好きなのは窓際のカウンター席。京都の喧騒を忘れさせてくれるような静けさ。本を読んだり手帳を書いたり、自分の世界に没頭できるとっておきの場所。
北海道・美幌の自家焙煎店「豆灯」の豆を使用しているというコーヒーは、苦みとコクがやや強めのまろやかな味わい。深夜1時まで営業しているので、ディナーやお酒を飲んだ後にゆっくりと過ごせるのがうれしい。
[エレファントファクトリーコーヒー]
六曜社珈琲店

三条駅近く、河原町通沿いにある昭和25年創業の老舗喫茶店「六曜社」。お店は1階と地下に分かれており、営業時間や珈琲の淹れ方、雰囲気などがそれぞれ違います。

こちらは1階。ダークブラウンのウッディな壁、琥珀色の照明、革のソファが重厚感たっぷりで、大人が似合う落ちついた空間。

メニューにはウイスキーやブランデー入りのコーヒーや紅茶も用意。大人の香りが漂います。六曜社の名物でもあるドーナツは自家製で、多くのお客さんがコーヒーのお供に注文されるのだそう。

アイスコーヒーにはホットと同じようにソーサーが。これは昔ながらの喫茶店スタイルなのだとか。苦味と酸味のバランスがいいアイスコーヒーは飲みやすく、旅のひと休みにぴったり。
六曜社オリジナルの灰皿とマッチもテーブルに置かれるので、肩身の狭い思いをせずにタバコを楽しめますよ。
以上、京都好き愛煙家の筆者がオススメするカフェでした。喫煙マナーを守り、周りの人への気配りを忘れずに、旅とタバコを楽しみたいものですね。
[六曜社珈琲店]
[All photos by Nao]

Nao ライター
メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。
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