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映画のロケ地になった、ヨーロッパのドラマティックな旅先7選

ライター: 春奈
掲載日: Feb 23rd, 2018.

中世の面影を残す旧市街に洗練された大都会、自然豊かなリゾート・・・ヨーロッパには映画の舞台になったロマンティックな場所が数多く存在します。非日常のひとときが味わえる、映画のロケ地になったドラマティックなヨーロッパの旅先をご案内しましょう。


パリ(インセプション)

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常に物語の舞台であり続けてきたフランスのパリ。この町がもつ長い歴史や気位の高さ、ひと目でそれとわかるアイコニックな風景などがクリエイターたちを惹きつけるのでしょう。

2010年に製作されたアメリカのSFアクション映画「インセプション」では、パリのセーヌ川に架かるビルアケム橋とその周辺で撮影が行われました。パリの象徴であるエッフェル塔はもちろんのこと、観光客があまり足を踏み入れないようなパリの日常風景が映画に登場しています。

「インセプション」の主人公は、他人の夢の中に入り込んで、アイデアや情報を盗み出すスパイ、主人公ドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ)。彼は、渡辺謙扮するサイトーの依頼により、普段とは逆、つまり他人の夢の中に入り込んで、新しいアイデアを植え付けるという難題に挑みます。

映画のロケ地になったヨーロッパのドラマティックな旅先7選
「結局どっちなんだ?」と思わせるエンディングも話題を呼んだ「インセプション」。ミステリアスな世界観に、優雅と重厚感が共存するパリの町がよく似合います。

パリに行ったら、「インセプション」だけでなく、「アメリ」や「最強のふたり」など、数々の映画のロケ地を訪ね歩いてみるのもいいかもしれません。

ロンドン(ノッティングヒルの恋人)

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ヨーロッパを代表する大都会、ロンドン。1999年「ノッティングヒルの恋人」では、ロンドン西部のノッティング・ヒルを舞台に、さえない書店員とハリウッドのスター女優との恋愛模様が描かれました。

書店員のウィリアム・タッカーにヒュー・グラント、女優のアナ・スコットにジュリア・ロバーツと、豪華俳優陣のタッグもあって現在も人気の高いラブストーリーです。

映画効果で、ノッティングヒル自体の人気も急上昇。かつては移民なども住むエリアでしたが、今ではすっかり高級住宅街の様相を呈しています。

映画のロケ地になったヨーロッパのドラマティックな旅先7選
この地区の名物が、土曜日にポートベロー・ロード沿いで開催される「ポートベロー・マーケット」。アンティークから、食料品、日用品まで、さまざまなものを売るストール(出店)が軒を連ね、色とりどりの商品を眺めながら歩くだけでもわくわくしますよ。

ロンドンといえば、ほかにも「ブリジット・ジョーンズの日記‎」や「マイ・フェア・レディ」のロケ地としても有名です。

プラハ(ミッション・インポッシブル)

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ヨーロッパの美しい町を語るとき、必ずその名が挙がるのがチェコの首都・プラハ。かつては神聖ローマ帝国の都として栄え、「百塔の都」「黄金のプラハ」などとたたえられてきました。

今も中世そのままのたたずまいを残すプラハは、古い町並みがまるごと世界遺産に登録されている、ヨーロッパで最もドラマティックな町のひとつです。

映画のロケ地になったヨーロッパのドラマティックな旅先7選
アメリカのテレビドラマ「スパイ大作戦」を映画化した、トム・クルーズ主演の人気アクションシリーズ「ミッション・インポッシブル」の第1作目はここプラハで撮影されました。

登場するのは、プラハの代名詞ともいえる15世紀建造のカレル橋とその周辺。まさにプラハの中心でスリリングなスパイアクションが展開されたのです。

プラハを舞台とした映画は、ほかに「007 カジノ・ロワイヤル」や「のだめカンタービレ 最終楽章」などがあります。

スコぺロス島(マンマ・ミーア!)

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2008年にイギリス、アメリカ、スウェーデンが共同製作したミュージカル映画「マンマ・ミーア!」。1999年にロンドンのウエスト・エンドで、2001年にはニューヨークのブロードウェイで公開されたミュージカル「マンマ・ミーア!」を映画化したもので、日本でも大成功を収めました。

そんな映画「マンマ・ミーア」の舞台となった架空の島「カロカイリ島」として登場するのがエーゲ海に浮かぶギリシャのスコぺロス島です。

映画のロケ地になったヨーロッパのドラマティックな旅先7選
スコぺロス島は、直径18キロ、幅6キロほどの小さな町で、ギリシャに数ある島のなかでも最も緑豊かな島のひとつ。サントリーニ島やミコノス島とは違って、観光地としてはあまり知られていないこの島がロケ地に選ばれた理由。それは、「緑の木々が紺碧の海に溶け込む光景に魅了された」からだと監督自らが語っています。

白壁にオレンジ屋根の伝統的なエーゲ海の町並が残るスコぺロス島。島の西に位置するカスタニビーチは、ソフィーと婚約者のスカイが「レイ・オール・ユア・ラヴ・オン・ミー」を情熱的に歌い上げた場所として有名です。

小さな島ながら教会や修道院がたくさんあり、その数は350以上にのぼるとか。映画で結婚式のシーンに使われたアギオス・イオアニス教会は島の北西部にあり、「マンマ・ミーア!」効果でロマンティックな観光スポットとして人気を集めるようになっています。

アレッツォ(ライフ・イズ・ビューティフル)

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1997年公開のイタリア映画「ライフ・イズ・ビューティフル」。第2次世界大戦下のユダヤ人迫害をユダヤ系イタリア人の視点から描いたヒューマンドラマで、世界中を感動の渦に巻き込みました。

公開から20年を経てもなお色あせない名作の舞台となったのが、イタリア・トスカーナ州の町、アレッツォ。トスカーナの伝統的な風景を残す町には大聖堂や教会をはじめ、数々の歴史的建造物が建ち並び、中世の面影を残すあたたかく美しい風景が広がっています。

映画のロケ地になったヨーロッパのドラマティックな旅先7選 (C)marcovarro / Shutterstock.com

「ライフ・イズ・ビューティフル」の前半シーンのほとんどが、アレッツォの旧市街で撮影され、なかでも町の中心であるグランデ広場では、主人公グイド(ロベルト・ベニーニ)が友人と初めて広場を訪れるシーンや、グイドが妻ドーラと息子ジョズエを乗せて自転車で広場を駆け抜けるシーンなど、数々の場面が撮影されました。

そんなアレッツォの名物が、金細工とアンティーク。アンティークショップが多いことで知られるアレッツォでは、毎月第1日曜日とその前日の土曜日になると、グランデ広場でヨーロッパ最大級のアンティーク市が開かれます。いつ訪れても美しいアレッツォですが、アンティーク市の開催日は特に狙い目。

シュケリッグ・ヴィヒル島(スター・ウォーズ)

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世界中に熱烈なファンをもつ、ご存じ「スター・ウォーズ」シリーズ。2015年公開の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、そして2017年公開の「スター・ウォーズエピソード8」の撮影が行われたのが、アイルランド島の南西に浮かぶ孤島、シュケリッグ・ヴィヒル。(英語名:スケリッグ・マイケル)

アイルランド語で「ミカエルの岩」を意味するシュケリッグ・ヴィヒルは、588年にケルト人によって修道院が建てられたとの説があり、世界遺産にも登録されています。

映画のロケ地になったヨーロッパのドラマティックな旅先7選
シュケリッグ・ヴィヒルは、自然と宗教の島。アイルランドにおける初期キリスト教の僧たちは、切り立った崖の下に石を積んで、住居や礼拝堂などを造り、この地で暮らしていたといいます。

その位置と険しい地形から、当時の住居などがよく保存されているシュケリッグ・ヴィヒルは、近代文明から隔絶された別世界。ルーク・スカイウォーカーが隠れ住んだ島に選ばれたのも納得です。

アイルランドのキリスト教文明を物語る遺跡に加え、自然保護区となっているシュケリッグ・ヴィヒルは海鳥の楽園でもあります。かつての文明跡に、雄大な自然・・・美しくミステリアスなシュケリッグ・ヴィヒルは、ロマンあふれる物語にうってつけの場所です。

エストリル(女王陛下の007)

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イギリスの作家イアン・フレミング原作の小説をもとにしたスパイアクション映画「007」シリーズ。世界を股にかけて活躍する主人公ジェームズ・ボンドが、各国の豪華ホテルを渡り歩いたり、ゴージャスな車や近未来的なガジェットを操ったりする様子が印象的です。

映画「007」シリーズの第6作目、1969年に公開された「女王陛下の007」では、ポルトガル屈指の5つ星ホテル「パラシオ・エストリル」で撮影が行われました。

映画のロケ地になったヨーロッパのドラマティックな旅先7選
エストリルは、ポルトガルの首都・リスボン近郊の都市で、「コスタ・ド・ソル(太陽の海岸)」と呼ばれる一帯に位置するリゾート地。

「パラシオ・エストリル」は、1930年代に建てられた白亜の宮殿を思わせるホテルで、ゴルフコースやスパも完備する至れり尽くせりの豪華リゾートです。

第2次世界大戦当時、ポルトガルが中立国だったこともあり、このホテルはヨーロッパ貴族の隠れ家やスパイ活動の拠点にもなったといいます。そんなエピソードがある「パラシオ・エストリル」は、ジェームズ・ボンドが過ごすホテルとしてうってつけだったというわけですね。

映画のロケ地になったヨーロッパのドラマティックな旅先7選
一生に一度は実現したい、映画の主人公のようなドラマティックな旅。そこではきっと、あなただけの特別なストーリーが待っているはずです。

[europeanbestdestinations.com]
[All Photos by shutterstock.com]

春奈

Haruna ライター
和歌山出身。東京での会社員時代に、旅先でドイツ人夫と出会う。5か月間のアジア横断旅行の後ドイツに移住し、ライターに転身。約2年半のドイツ生活を経て、現在は日本在住。「歴史地区」や「旧市街」と名の付く場所に目がなく、古い町を歩き尽くすのが大好き。世界のリアルな「ワクワク」を多くの人に伝えたい。

blog:http://harubobo.com


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