卒業旅行シーズンになると、昔の旅の思い出をなつかしく思う方もいることでしょう。初めての海外旅行が卒業旅行だった、という人もいるかもしれませんね。
格安航空券を比較するサイトや、「インスタ映え」する絶景やグルメなどの情報を手軽にリサーチできるようになった今、昔とは卒業旅行のあり方も変わってきているようです。
今回は、航空券やホテル、レンタカーの一括比較検索サービスを展開するスカイスキャナージャパンが発表した卒業旅行にまつわる比較調査をもとに、今と昔の卒業旅行の違いについてご紹介します。
※本文中ではバブル世代=親世代、スマホ世代=子世代として表記。なおそれぞれの世代名称はスカイスキャナージャパン株式会社独自のカテゴリー分類名となります。
卒業旅行、今と昔では人気の旅先が違う!
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卒業旅行の行き先は1位アジア、2位ヨーロッパ、3位北米。親世代はヨーロッパがトップ、子世代はアジアがダントツでした。
さらに詳しくみていくと、親世代が1位ヨーロッパ、2位北米、3位アジアに対し、子世代ではアジアがダントツで1位。これは、近年LCCの就航や観光地の整備など様々な要素で、より行きやすく、より楽しめるとアジアの人気や注目度が高まっていることがうかがえます。親世代の時代ほど、欧米への憧れが強くなくなってきている、という側面もこうしたトレンドに影響を与えているのかもしれませんね。
また、欧米人気が高かった親世代の卒業旅行は5泊以上が過半数で10泊以上も2割以上。アジア人気の子世代は短期が多く2〜4泊に集中しています。1点豪華主義の親世代は、卒業旅行の1回あたりの予算額も子世代より多く、10万円〜20万円未満が中心。20万円以上も3〜4割います。実際にかかった費用は予算よりも高くなった人も多いようです。
対して子世代は5万円〜15万円未満が中心で20万円未満が7割以上。そして実際の費用も予算通りに収めている人が多いところに堅実さを感じます。リーズナブルな旅を気軽に何度も楽しむ子世代のスタイルが浮き彫りになりました。
卒業旅行、今と昔では回数が違う!
卒業旅行は合計何回行ったかを聞いたところ、親世代は1回が最も多く55.5%。対して子世代は2回が30.5%で最も多く、次いで1回(26.0%)、3回(23.0%)と複数回行っている人が多い結果となりました。
たしかに、アジアであれば、複数回卒業旅行に行っても、欧米ほど費用がかかりません。また、複数回行くことで、同行者を変えて卒業旅行を楽しんでいる、というスタイルも見られました。卒業旅行の人数については、世代にかかわらず、5人以内の友人や知り合いグループと行く人が圧倒的に多く、全体の8割近くにのぼります。
卒業旅行、今と昔では手配の方法が違う!
卒業旅行の手配は、親世代は8割以上が旅行代理店。子世代は旅行代理店が58.0%、インターネットが55.0%という結果になりました。インターネット利用率の高さに、時代の変化を感じますね。子世代のアプリ利用者は9%、その中でも子世代男性だと12%にものぼり、便利なデジタルサービスを活用する姿勢が見られます。
卒業旅行、今と昔では旅先を決めるきっかけも違う!
旅行先を決めるきっかけは、親世代が「ずっと行ってみたかった場所」に対し、子世代は「観光地」がトップに。
世代の違いを感じるのは、親世代の5位に「雑誌で見たから」が入り、子世代の4位に「SNSで見たから」がランクインしている点。旅のきっかけとなる情報収集の方法が変化していることがわかります。
また、「費用」は世代共通で3位でしたが、割合を見ると子世代のほうがコストパフォーマンスをより重視している傾向がみられます。
最も費用がかかった項目は世代共通で往復の旅費。ここをどう節約するかが、コスパのよい旅の鍵を握っているとも言えそうです。
スカイスキャナーでは、2018年2月22日より「海外格安航空券比較検索ページ」がスタート。より見やすく、検索しやすくなったそうです。卒業旅行はもちろん、これから海外旅行を計画している人は、こうしたサービスを上手く使って、よりお得な旅をプランニングできるといいですね。
調査方法:インターネットアンケート調査 調査対象:全国/高校・高専・専門学校・短大・大学・大学院等、卒業旅行で海外に行ったことのある男女
親世代:45~55 歳/子世代:18~30 歳 有効回答:400名(各世代・男女 各100名)
その他の設問を含む「スカイスキャナー 卒業旅行に関する世代別意識調査」の詳細は スカイスキャナーHP をご参照ください。 https://www.skyscanner.jp/press-releases