日本人にとって、平和について考える日というと8月15日の終戦記念日でしょうか?ならば、9月21日はご存知ですか。
9月21日は「国際平和デー(ピースデー)」。その存在を知る人は年々増え続け、近年では世界中の約10億人が平和について考え、アクションを起こしています。
一人でもいいのです。この記事を読んだあなたが、近くにいる家族や同僚、友人に教えてあげてください!
国際平和デーって?
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国際平和デーとは、1981年に国連総会によって制定された国際記念日の一つ(以前は毎年9月の国連総会開会日に制定されていましたが、2002年からは、現在の9月21日に固定されています)。
この記念日には、「世界中から争いがゼロになる日を作ろう」と言う願いが込められているのです。
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日本人には馴染みの薄い記念日ですが、ニューヨークにある国連本部では、毎年9月21日になると、日本人が寄贈した「平和の鐘」が鳴らされています。
2016年に開かれた「国際平和デー」イベントでは、レオナルド・ディカプリオやスティービーワンダーが平和を呼びかけるスピーチをしたことも!
今も世界のどこかでは争いが…
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ニュースでよく耳にするアフガニスタンの紛争や、シリアの内戦など。世界では、今もなお紛争が繰り広げられています。
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世界の9人に1人=約2億5000万人の子供たちが、紛争によって被災した国や地域に住んでいます。
1日に命を落とす5歳未満の子供の数は、約1万5,000人。約5.8秒に一人が亡くなっているのです。
「過去」のことじゃない「今」のこと
カフェに荷物を置いたまま注文に行く日本人の姿を見た外国人が、よく「日本人は平和ボケしている!」と言います。実際、8割以上の日本人が戦争を知りません。
多くの日本人にとって、実感がわかない”戦争“とは、教科書や資料館で見る過去の話なのでしょう。
だからこそ、戦争の恐ろしさを忘れていませんか?
平和について考える機会を失っていませんか?
武器を持たない私たちは、スマホで少し世界の紛争や難民のことや、過去に日本で起こった戦争について調べるなど・・・。
9月21日には、”戦争の恐ろしさと平和のありがたさ”について考えてみてはいかがでしょうか。
参考
[世界の難民危機と子どもたち|worldvision.jp]
[ユニセフの主な活動分野|保健|unicef.or.jp]
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