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日本と日本人にまつわる外国人の誤解7選〜そんなふうに思ってたの!?〜

ライター: 春奈
掲載日: Oct 4th, 2018.

日本人と外国人の交流が進んでいる一方で、世界には今の日本のことをよく知らないという人もたくさんいます。そんな人々が描く日本像・日本人像は、特に日本人が驚くようなもの。日本と日本人にまつわる誤解をご紹介しましょう。


インターネットで気軽に外国の情報が入手できるようになり、日本を訪れる外国人も右肩上がりに増えている時代。

さまざまな形で日本人と外国人の交流が進んでいる一方で、世界には今の日本のことをよく知らないという人もたくさんいます。

そんな人々が描く日本像・日本人像は、特に日本人が驚くようなもの。「そんなふうに思われていたの!?」と言いたくなる、日本と日本人にまつわる誤解をご紹介しましょう。


日本人は毎日のようにスシを食べている


海外で人気のある日本食といえば、やはりスシ。なかには「生魚を食べるなんてとんでもない」という反応を示す人もいるものの、スシは諸外国で広く普及しています。日本食レストランはもちろんのこと、中国料理レストランやタイ料理レストランなど、日本料理ではないレストランのメニューにスシがあることも珍しくありません。

筆者が以前暮らしていたドイツでは、スーパーにもパック入りのスシが置いてあるのは当たり前。もはや「エキゾチックな食べ物」というよりも、ドイツ人の日常食として普及している印象を受けました。

スシが日本食のイメージを代表していて、世界各地で手に入るからこそ、「本場に暮らす日本人はさぞスシを食べているのだろう」と思われがちです。安価な回転寿司や総菜としての寿司もあるとはいえ、寿司は家庭料理ではなく、日本でも日常の食べ物ではないことは、あまり理解されていません。

日本を訪れたことのあるドイツ人からは、「日本ならどこにでもスシのレストランがあると思ったのに、意外と見つけるのに苦労した」と言われたことも。

外国人が「スシが大好き」と言うのを聞くと悪い気はしませんが、日本ではスシ以外にもおいしい食べ物がたくさんあるということを、もっと世界の人々に知ってほしいと思うところです。

日本はとんでもなく物価が高い


世界的にみて日本が物価高めの国であるのは確か。物価の安い発展途上国で暮らす人にとっては、「日本はとても物価が高い」ということになるのでしょうが、日本よりさらに物価の高い国はいくつもあります。

にもかかわらず、先進国でも実態以上に「日本は物価が高い」と思われていることが多いのです。

特にその傾向が強いのが欧米で、日本と同等の水準にあるカナダやドイツ、さらには日本より物価が高いといわれるフィンランドの人にまで、「日本ってすごく物価が高いんでしょ?」「日本は物価が高いと聞いているから、日本旅行なんて手が出ないな」などと言われたことがあります。

そんな人に「日本には安い外食の選択肢があって、3~4ドルでお腹いっぱい食べることもできる」というととても驚かれます。

「日本は物価が高い」という過度なイメージは、バブル期に形成されたものなのかもしれません。ここ20年ほどで多くの国は物価が上昇していますが、日本は90年代後半からあまり変わっていないのが実態。

相対的に日本が安くなっているのに、世界の人はそれをよく知らないために、日本は極端に物価が高いと思われているのではないでしょうか。

日本人はみんなアニメやマンガが好き


アニメやマンガは、伝統文化に匹敵するほど日本が世界に誇れるコンテンツとなりました。海外の若者が日本に興味をもったきっかけが、アニメやマンガだというケースも多々あります。

それだけに、日本人はみんなアニメやマンガが大好きだと思っている外国人も。日本のアニメやマンガが好きな外国人に出会って、「アニメやマンガのことはよくわからない」と言うと、「日本人なのに知らないの!?」とがっかりされたという話もよく耳にします。

実際には、マニアックなアニメやマンガの話をされても、話題についていけないという日本人が大半ではないでしょうか。

日本人は合掌で挨拶する


海外旅行をしていて「日本人だ」というと、現地の人から合掌のポーズでおじぎをされることがあります。

身体の前で手を合わせるというポーズは、ほかの文化圏の人々からすると「エキゾチックなアジア」のイメージなのかもしれませんが、タイとは違って、日本では人に対する挨拶として合掌するという習慣はありません。

神仏に祈る際に手を合わせるという日本の習慣と、相手に敬意を表す挨拶として合掌するというタイの習慣に対するイメージが混ざり合って、「日本では挨拶をするときに手を合わせる」という誤解につながったのではないかと考えられます。

日本人はみんなクジラやイルカを食べる


日本のクジラ漁や捕鯨の文化が、海外では「残酷」と紹介されることも少なくないからか、「日本人はみんなクジラやイルカを食べる」と思っている外国人もいます。

日本にクジラやイルカの料理が存在するのは事実ですが、実際に食べたことのある人は少数派ではないでしょうか。

たとえクジラやイルカを食べる日本人が一握りで、しかもそれがめったにないことであっても、自国では考えられない習慣が他国にあれば、拡大解釈されてしまうこともあるのです。

日本人は自殺をするときハラキリする


残念ながら、日本は自殺の多い国として知られています。そして、日本の武士の精神文化において、世界の人々から驚きをもって受け止められているのが「切腹」。海外では「ハラキリ」と呼ばれています。

もちろん、昔の武士の切腹は、現代を生きる日本人にとっては考えにくい行為。仮に自死を選んだとしても、「切腹」という方法をとる人はほとんどいないでしょう。

とはいえ、日本を一度も訪れたことのない外国人のなかには、「ハラキリ」という文化が今の日本にも生き続けていると思っている人もいるのです。

忍者同様、独特でインパクトが強いからこそ、時がたってもなかなか忘れられないという側面があるのでしょう。

日本語と中国語は似ている


日本でも漢字を使用するせいか、「日本語と中国語はよく似ていて、だいたい意思の疎通が図れる」と思われていることもあります。

確かに、ヨーロッパなどでは、隣り合う小国の言語が方言ほどの違いしかなく、だいたい意思疎通が図れるケースもありますが、日本語と中国語はまったく違う言語。ですが、その区別がついていない人は世界中にたくさんいます。

東アジアや東南アジアは別として、そこを出ると日本と中国のイメージが混同されていることが非常に多いのが実情なのです。


日本と距離が近い国と遠い国とでは、日本に対する誤解の程度や内容は異なりますが、日本を訪れたことのない外国人の多くは、多かれ少なかれ日本を誤解している部分があるでしょう。

それと同じく、日本人も多くの国やその国民に対して、何かしら誤解していることも多いはず。あなたも、知らず知らずのうちにその国の人が聞いたらびっくりするような誤解をしてしまっているかもしれません。

実際にその国を訪れて、誤解を解くのも旅の醍醐味のひとつといえるのではないでしょうか。


[All Photos by shutterstock.com]

春奈

Haruna ライター
和歌山出身。東京での会社員時代に、旅先でドイツ人夫と出会う。5か月間のアジア横断旅行の後ドイツに移住し、ライターに転身。約2年半のドイツ生活を経て、現在は日本在住。「歴史地区」や「旧市街」と名の付く場所に目がなく、古い町を歩き尽くすのが大好き。世界のリアルな「ワクワク」を多くの人に伝えたい。

blog:http://harubobo.com


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