ニューヨーク　マンハッタン34丁目店のセフォラ（Macy’sデパート向かい）

女性ならコスメは大好きですよね。有名ブランドからプチプラコスメまで、新製品が出たとなると気になるものです。ちょっと試してみたいのに、デパートでは販売員に声をかけられてゆっくり見られない、ドラッグストアやコンビニではすべては試せないとストレスを感じているかもしれませんね。試さず買ってみて、想像と違ってガッカリという経験は、あなたもあることでしょう。

全米で人気を博し、店舗を広げ続けている大型コスメショップ「セフォラ（Sephora）」。各化粧品ブランドの垣根を越えて、好きなだけ試せることが人気の理由です。セフォラはパリで創業し、現在はLVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンの傘下。現在33カ国に2300店舗を展開中。

今回は全米の女性が夢中になっているセフォラの魅力を、ニューヨーク現地取材でご紹介します。

セフォラの魅力とは

マンハッタンの主要ロケーションの店舗を始め、ショッピングモールやJCペニー（庶民派デパート）にも展開しているセフォラ。どの店舗も、ワクワク顏の女性でいっぱい。全米女性を夢中にしているセフォラの魅力とは。

販売員が寄ってこない

化粧品を買いたい、新製品をチェックしたいと思ってデパートに行くと、すぐに寄ってくる販売員が気重ですよね。「見ているだけ」と応えても、買わせなきゃ（あるいは盗まれないよう）とマークされている感があり、おちおち化粧品を検討できません。この気重さを払拭してくれるのが、セフォラ。販売員はこちらから声をかけない限り、積極的に接客をしてきません。先日筆者がマスカラを試していたら、「これを使うといいわよ」とまつげに塗る使い捨てブラシを差し出してくれました。新しいブラシならダマにならずに試せます。こういう気配りは、嬉しいですよね。

女性好みのインテリアについ引き込まれる

女性を綺麗にしてくれるコスメショップは、やはり夢やワクワクした感じを味わいたいもの。セフォラは女性好みのインテリアで、しかも甘すぎず、ついつい足が向いてしまいます。若い女性から大人の女性まで、幅広い年齢層に違和感のない店内は居心地が良いものです。

ブランドの垣根を越えて、コスメの比較ができる

セフォラの最大の魅力は、各ブランドの化粧品がリップ、マスカラ、ファンデーション、フレグランスとジャンルごとに一斉に並べてあること。自分の欲しい化粧品を比較でき、試すことができます。デパートではあちこちのブランドを回らなきゃいけない面倒だった悩みが解決。いつものブランド以外も試してみたら、あらこっちの方が良いわという新たな発見もあります。迷ったときは、販売員に声をかけたらもちろん相談に乗ってくれますよ。

取り扱いブランドは、シャネル、ランコム、ディオール、クリニーク、キールズ、オリジン、ロクシタン、ブルガリなどなどほぼ全ブランドをカバー。資生堂やKenzoなど日本ブランドもあります。

無料でメイクアップもしてもらえる

セフォラでは50ドル以上商品購入で45分間フルメイクしてもらえるサービスや、無料のメイククラスがあり人気。プロからテクを教わって、もっと綺麗になってしまいましょう。

心ゆくまで自由に試せる化粧品

各ブランドの化粧品を、心ゆくまで試せます。フレグランスからリップ、マスカラ、ファンデーションまで使い心地を試して、納得して購入可能。購入してから、あらガッカリという失敗が避けられます。フレグランスは、男性用もそろっていますよ。

コットンやリムーバー、綿棒の用意もバッチリ

化粧品を試せるだけでなく、コットンや綿棒、使い捨てマスカラのブラシや各種のチップ、リムーバーが豊富にそろっています。あなたのメイクをきちんと落としてからメイクすることもできますし、試したメイクを落とすこともできますね。

セフォラならではのおトクなセットがある

セフォラのならではのおトクなセットは見逃せません。例えば、ランコムの25ドルのマスカラにアイメイクアップ・リムーバーがセットになって20ドル。37ドル相当が20ドルになって、半額近くです。各コーナーを要チェックですね。

セフォラオリジナルで、各ブランドのコスメがセットに

ブランドの垣根がないセフォラでは、セフォラオリジナルで各ブランドのコスメがセットに。異なる個性を試せるので、好みのブランドが分からない友人にあげるプレゼントやもちろんあなた用にも。

パケ買いしたくなる可愛さ

パケ買いしたくなる、可愛いセットもいっぱい。

ニューヨーク土産にもなる

キールズ保湿セット　30ドル（39ドル相当の内容）

キールズスキンケアセット　49ドル（79ドル相当の内容）
ニューヨーク発ブランドキールズのセット。可愛いパッケージに釘付け。クリスマスプレゼントにも、お土産にも良いですよね。

レジ近くにある予算別ギフトボックスも見逃せない

好みの化粧品を見つけて、レジに並びました。しかし、ここにもあなたを逃さない罠が（笑）。ついつい欲しくなる小さなギフトが、レジ近くに予算別に並んでいるのですよ。レジ待ちの間についつい手が伸びてしまうかも？

10ドル以下

10ドル以下のミニサイズのリップセット。

25ドル以下

25ドル以下のリップグロスセット。

30ドル以下

30ドル以下の各ブランドのパフュームサンプルセット。可愛いパッケージに、ミウミウやトッカ、トリー・バーチの香りが詰まっています。

女性にとってはワクワク尽くし、まさにワンダーランドのセフォラ。新製品の入荷も多く、常に目が離せない状況。20-40代の女性に大人気です。メイク用鏡はライト付きの女優鏡なので、納得いくまでメイクした顔を鏡前で撮り、インスタにあげるツワモノも。バッチリメイクをして、遊びに出かけるチャッカリした女性も多いですよ（笑）。

日本には上陸したものの、残念ながら現在は撤退していますので、アメリカおよび海外へ旅行された時は要チェックです。オンラインショッピングで日本へのシッピングは可能（1万円以上購入で、1,500円の送料　2018年11月現在）ですよ。

[All Photos by Sara Aoyama]　
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青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。