ホーチミンのフォトジェニックな高級チョコレートカフェ「メゾン・マルゥ」

Posted by: 春奈

掲載日: Dec 23rd, 2018

近年、おしゃれカフェブームにのって、フォトジェニックなカフェが次々とオープンしているホーチミン。ホーチミンに数あるカフェのなかでも、世界のチョコレート好きを魅了してやまないのが、ベトナム産高級チョコレートブランド「マルゥ」の直営店「メゾン・マルゥ」です。

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近年、おしゃれカフェブームにのって、フォトジェニックなカフェが次々とオープンしているホーチミン。ホーチミンに数あるカフェのなかでも、世界のチョコレート好きを魅了してやまないのが「メゾン・マルゥ」です。

国際的な賞も獲得した、ベトナム産高級チョコレートブランド「マルゥ」の直営店で、自慢のチョコレートをたっぷり使ったドリンクやケーキとともに、至福の時間が過ごせます。

ベトナム産高級チョコレート「マルゥ」

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近年、ベトナム土産の新定番になりつつあるのが、ベトナム産の高級チョコレートブランド「マルゥ」のチョコレート。かつて、ベトナム在住外国人から、「ベトナムのチョコレートはおいしくない」といわれていました。

ベトナムで採れるカカオは良質で、本来はもっとおいしいチョコレートができるはずなのに・・・そこで立ち上がったのが、ホーチミンで出会った2人のフランス人オーナー。

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良質なカカオを生産する農園をベトナム全土で探し周り、ベトナム産カカオのおいしさを最大限引き出した上質なチョコレートブランドとして「マルゥ」が誕生しました。マルゥのチョコレートは、すべてカカオ70パーセント以上のダークチョコレート。

天然素材にこだわり、カカオ本来のおいしさを追求した結果、乳化剤などの添加物やバニラすら使いません。原料はカカオ豆ときび砂糖だけという、混じりっけのないチョコレートなのです。

なかでもカカオを85パーセント配合した「ハート・オブ・ダークネス」は、「インターナショナルチョコレート・アワード」の高カカオダークチョコレート部門でトップに輝いた実績をもつ、世界が注目するチョコレートです。

ポップでハイセンスな「メゾン・マルゥ」

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2016年、ホーチミン1区、ベンタイン市場からもほど近い場所に、待望のマルゥ直営カフェ「メゾン・マルゥ」がオープンしました。

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フレンチ・コロニアル風の邸宅といった建物の扉を開けると、ナチュラルモダンなおしゃれ空間が目に飛び込んできます。過剰な装飾を控え、すっきりとまとめていながらも、アクセントに赤や青を使ったインテリアは、そこにいるだけで楽しくなるポップな雰囲気。

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店内では、カカオ豆の発酵やチョコレートの成型など、マルゥのチョコレートやケーキができるまでの過程も見ることができます。これも、豆の仕入れから商品化までを一貫して行っている専門店ならでは。

シグニチャーマルゥ

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チョコレート好きなら、一度は試してみたいのが、「シグニチャーマルゥ」。その名の通り、マルウの看板商品のチョコレートドリンクです。ホットとアイスがありますが、ホットがおすすめ。

よほどチョコレートが好きでもない限り、「ホットチョコレートは甘すぎるから苦手」という人もいるかもしれません。けれど、シグニチャーマルゥはありきたりのホットチョコレートとは一線を画しています。

きめ細かく泡立ったドリンクは、どろりとした感じがなく、なめらかな口当たり。甘さの中に酸味があり、カカオ本来の風味が際立っていて、甘ったるくないのです。これを飲めば、いままでにないホットチョコレートのとりこになってしまうかもしれません。

珠玉のケーキたち

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チョコレート専門店だけに、ケーキもチョコレートを使ったものが多数ラインナップ。マルゥのチョコレートケーキは見た目も絵になるものが多く、ついつい色々と試したくなります。

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写真は「マンゴータルト・バナナパッション」。チョコレートと南国フルーツという、はずさない組み合わせが楽しめる見た目にも美しいケーキで、サクサクのチョコレートタルトの上に、甘さ控えめのチョコレートムースがのっかり、ムースの中には、バナナパッションのピューレが隠れています。

ムースにトッピングされているのは、マンゴーの果実。そして、曲線を描く細長いビターチョコがその周囲を彩ります。このチョコレートがまた、濃厚で苦みのあるマルゥならではの本物のチョコレート。

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カカオ本来の味わいを生かしたバランスのとれた上品な味わいは、さすが素材と製法にこだわるチョコレート専門店です。

チョコレートをお土産に

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自慢のチョコレートを使ったスイーツやドリンクを堪能した後は、お土産ショッピングといきましょう。メゾン・マルゥには板チョコやプラリネ、オリジナル雑貨の販売コーナーが設けられており、世界各地からマルゥのチョコレートを求める人々がやってきます。

看板商品の板チョコは、13万ドン(約650円)。物価の安いベトナムでは驚きの高級プライスですが、それも混じりっけのない最高品質のチョコレートを追求した結果。異なる産地のチョコレートを集めた6枚セットもあります。

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パッケージもおしゃれで高級感たっぷりなので、チョコレート好きの家族や友人へのプレゼントのみならず、自分へのご褒美にしてもいいですね。マグカップや麻のトートバッグなどのオリジナル雑貨とあわせていかがでしょうか。

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ホーチミンの真ん中で、フランスのエスプリが感じられるメゾン・マルゥ。

フランス人オーナーが「可能な限り最高のチョコレート」を追求した結果生まれた、新しいカカオの魅力との出会いを楽しんでください。

Maison Marou Saigon
住所:169 Calmette, Phường Nguyễn Thái Bìn, Quận 1, Hồ Chí Minh
https://www.facebook.com/maisonmarou/

[All photos by Haruna]
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PROFILE

春奈

Haruna ライター

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

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