奈良で、誰もが幼かったあの頃に。「手作りケーキとお茶の店 のこのこ」

Posted by: kurisencho

掲載日: Mar 31st, 2019

のこのこ店内
(C)kurisencho

奈良県東大寺の近くでは、新しいカフェがどんどんオープンし、にぎやかな今日この頃。そんな東大寺の近くにありながら喧騒をはなれた、ならまち元興寺のおひざもとにある『手作りケーキとお茶の店 のこのこ』さんでは、時がゆっくりゆっくり流れています。

ガラス扉の向こう側はまるでおとぎの国のよう。

のこのこメニュー

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迷路のように細い道が多い「ならまち」に、ひっそりとガラス張りのカフェが見えます。店内の座席は少な目の10人ほどのカフェスペースで、扉を開けるとお母さんのようにやさしい店員さんが迎えてくれて、そこはなんだか、子どものころ憧れていた空想の世界のようです。

からだのことを考えて。手作りのやさしいスイーツ。

メニュー

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奈良県の紅茶や大和茶、季節の素材のほかにも卵、小麦、砂糖などのお菓子の原材料にもこだわったケーキや焼き菓子が並んでいます。もちろん添加物・保存料も入っていません。カフェメニューだけでなく、お客さんの気持ちにも寄り添って空調やBGMも調節もされるようで、とことん「からだ」のことを思いやってくださっていることが伝わりました。

カフェの珈琲は近所の『凡豆(ぼんず)』さんの珈琲豆を愛用されているということで、ドリンクにもこだわりが輝いています。

人気はシフォンケーキ、チーズケーキ、季節のドリンクとケーキで四季を感じて。

あまゆうマフィン

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店内のショーケースには可愛らしくケーキが並び、どれもおいしそうでおいしそうで、迷います・・・今回はバレンタイン直後ということで、せっかくなので季節ものを。クーベルチュール70%のショコラドリンクと、季節のさつまいも「あまゆう」マフィンをいただきました。

ショコラドリンクは甘さをおさえて、ココア感がしっかりとチョコレート好きさんにはたまらない一品。また、マフィンは土台であるケーキ生地のほどよい甘さが、季節の食材や素材のよさを引き立てています。

食材のよさを知っているからこその主張しすぎないケーキの土台は、こちらのすべてのケーキがおいしいということを証明しているかのようでした。

本と雑貨と。時間をとめて、巻きもどして。時間を忘れて。

店内

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カフェの戸棚には絵本、映画のパンフレット、マンガ、小説など本たちが懐かしい感覚で並べられ、遊び心あふれる雑貨やインテリアが飾られていました。恋人同士がそれぞれで本を片手に読書にふけり、お友だち同士で語らい、おひとりさまもリラックス、お母さんはお子さんに絵本の読み聞かせ、小学生のおねえちゃんは目を輝かせ本を開き、そこでは時計の針の進みが遅くなるような、子どもの自分が空想の中で暮らしていた世界を思い出しているかのようです。

珈琲でも飲んで、手作りのケーキをおともに、いろんな人が集っていいんだよっと言われているような、どこまでも人を想いやる優しい空間の『のこのこ』さんでした。
 

「手作りケーキとお茶の店 のこのこ」
住所;〒630-8382 奈良県奈良市公納堂町24
電話;0742-24-7167
営業時間;12:00~18:00(ラストオーダー17:30)
定休日;月曜、木曜(祝日の場合は営業)、臨時休業、振替休業あり
ホームページ
https://yaplog.jp/nokonoko211/
Twitter
http://twitter.com/
PROFILE

kurisencho

kurisencho ライター

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。

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