幸福度指数とは?
「世界幸福度ランキング」、2019年度の調査では、世界156カ国を対象に国民がどれぐらい幸せかを“幸福度指数”という形で、数値化しています。
幸福度は、各国およそ3000人の対象者にQOL(生活の質/人生の満足度)を0〜10で評価してもらうほか、「1人あたりの国内総生産(GDP)」「自由度」「信頼度」「寿命」「社会保障」「社会の寛容性」の項目など、多方面からはかります。
幸福度ランキング 6〜10位
まずは6〜10位の発表です。
第9位・・・カナダ(7.278)
第8位・・・ニュージーランド(7.307)
第7位・・・スウェーデン(7.343)
第6位・・・スイス(7.480)
ヨーロッパ勢、強し! トップ10の常連だったオセアニアのオーストラリアは、今年は11位という結果でした。
幸福度ランキング 1〜5位
続いて1〜5位のランキングです。
第4位・・・アイスランド(7.494)
第3位・・・ノルウェー(7.554)
第2位・・・デンマーク(7.6)
第1位・・・フィンランド(7.769)
昨年度に引き続き、今年度もフィンランドが1位でした。CNNのレポートではこの理由を「フィンランド人だけでなく、フィンランドに移住した移民も幸福度が世界一高い。すなわち生活の質が良い」と解説。
フィンランドは税金が高いそうですが、国民は政府を信用しており社会の自由度も高く、人々が助け合って生きていることも、国民が幸せを感じている理由だそうですよ。
ショック・・・日本は○位!
日本は過去7年間で最下位の58位を記録。世界第2位の長寿国であり、GDPは24位と高かったものの、「社会の自由度」(64位)と「社会の寛容度」(92位)が順位を下げることに。
日本が幸福度を上げるために必要なことって?
価値観を変えるのは難しいことです。でも、日本国内でもQOLという言葉が広まってきたりと、人生の豊かさの基準は変化しているのも確か。
海外在住者から見ると、日本社会はもう少し多様な生き方や価値観を受け入れることができたら、幸福度が増すのではないかと思います。さまざまなバックグラウンドをもった移民も、これから一層増えることでしょうし。
オマケ:世界幸福デーを提案した、ブータンの順位は?
「GNH(国民総幸福量)はGDP(国内総生産)よりも大切」と1972年に当時の国王が提言、さらに2011年には、当時の首相が国連に「世界幸福デー」を提案したブータン。今年の結果は95位でした。
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[worldhappiness.report]
[forbes.com]
[ophi.org.uk]
[asahi.com]
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