2017年のギリシャのデータがないので、それ以外のランキングになっています。また、ビジネス目的の人なども含みますし、「本表には国境到着者数、ホテル到着者数などの統計が混在しており、集計基準が異なるため、同一指標としての比較はできない。特にヨーロッパの比較においては注意を要する」(日本政府観光局(JNTO))とありますので、参考程度にお楽しみください。
第20位:スロベニア 31,857人
ヨーロッパ54か国のうち、スロベニアが20位にランクイン。日本人には馴染みが薄い国ですが、トランプ大統領の夫人であるメラニアさんの出身国であることで話題になりました。ヨーロッパ最大のポストイナ鍾乳洞があります。
第19位:デンマーク 37,325人
なんと、前年比72.6%増! 今回参考にしている2017年は、日本とデンマークの外交関係樹立150周年でした。6月に今上天皇が、また7月に安倍総理がデンマークを訪問しています。そんな効果もあったのかもしれませんね。
第18位:スウェーデン 47,536人
北欧の国が続いてランクイン。ストックホルム旧市街は、映画『魔女の宅急便』の街「コリコ」のモデルだとジブリが表明しています。またヨーロッパで一番美形の男子が多い国として評判です。
第17位:ハンガリー 66,234人
首都ブダペストは、「東欧のパリ」「ドナウの真珠」と称えられる美しい街。「世界一美しいマクドナルド」と話題になった店舗はブダペストにあります。
第16位:ベルギー 68,253人
2016年に爆破テロがあった影響でこの年の日本人旅行客が半減し、2017年に少し回復したという状況です。それまでは10万人前後の日本人旅行客がベルギーを訪れていました。
第15位:ノルウェー 79,243人
ノルウェーを訪れるのなら、是非見たいのがオーロラですよね。シーズンは秋分の日から春分の日くらいまで。とくに10月、2月、3月がベストシーズンのようです。
第14位:ポーランド 98,000人
世界遺産第一号として登録されたクラクフ。首都ワルシャワが第二次世界大戦で破壊され、修復された新しい街なのに対し、クラクフは「ポーランドの京都」と評されるように中世の魅力をそのまま伝えています。
第13位:ロシア 101,827人
世界の美術館の中で有数の規模を誇るエルミタージュ美術館がサンクトペテルブルクにあります。作品をネズミから守るために、60匹もの猫警備員が配置されているのも他にはない魅力です。
第12位:チェコ 114,955人
おとぎの国と評されることの多いチェコ。建物がしっかり見える夏場もいいですが、雪がかかるとメルヘン度が増します。チェコのクリスマスマーケットも素朴で魅力的です。
第11位:オランダ 117,000人
アムステルダムの、風通しのよい都会的な雰囲気は、日本人好みなのではないかと思われます。運河が縦横無尽に張り巡らす様子は「北のベネツィア」と呼ばれています。この国ではフライドポテトにつけるのはマヨネーズというのも新鮮です。
第10位:フィンランド 124,548人
フィンランドでは、北部のサンタクロース村より北の地域が北極圏にあたり、夏に日が沈まない「白夜」と冬に日が昇らない「極夜」が発生します。最南端では1日以上、最北端では約2か月続くとか!
第9位:クロアチア 142,043人
クロアチアの南部にあるドブロブニクも、『魔女の宅急便』のキキの暮らす街のモデルになったことで知られています。家々の赤い屋根と青い海のコントラストが魅力です。
第8位:ポルトガル 143,912人
ポルトガルの最も輝かしい時期である大航海時代の立役者として知られるエンリケ航海王子たちの「発見のモニュメント」の白い壁が青い海によく映えます。そしていま再び、ポルトガルが活気づいているといいますよね。
第7位:オーストリア 208,248人
「ハプスブルク家」「芸術の都」「チロル」がキーワードのオーストリア。今年は日本オーストリア友好150周年にあたり、各旅行会社から記念ツアーが出ています。
第6位:スイス 227,010人
スイスといえばアルプス。ユングフラウ・マッターホルン・モンブランの三大名峰を巡る旅が人気です。『アルプスの少女ハイジ』の世界を堪能しましょう。
第5位:イギリス 246,857人
ロンドンは歴史ある建物と新しい建物、そして自然がうまくミックスされて、夏と秋は特に美しいです。ブレグジットで揺れ続けていて、為替レートが大きく動くので、旅行までのウォッチングでハラハラドキドキしそうです。
第4位:イタリア 385,971人
世界遺産が最も多い国、イタリア。イタリアほど多くの都市の名前が日本で知られているヨーロッパの国もないのでは?それも周遊したくなる理由なのでしょう。
第3位:スペイン 442,132人
ガウディ、ピカソ、フラメンコ、闘牛、パエリャの国。「情熱の国」「太陽の国」とエネルギッシュなイメージですが、案外落ち着いた印象も。
第2位:フランス 484,293人
世界一観光客の多い国、フランス。日本人の一番好きなヨーロッパの国でありましたが、2015年11月の同時多発テロの影響で、翌年日本人観光客が減り、2017年の時点では回復しきれていなかったようです。
第1位:ドイツ 584,871人
ロマンティック街道は日本人率が高いという話も聞こえてくる、ドイツ。美しい城やビールは魅力ですが、ヨーロピアンは、ベルリン好きが多い印象があります。ぜひ足を延ばして。