知る人ぞ知る!ドイツの絶景スポット「ボッパルト」でライン川の大蛇行の眺望を堪能【現地ルポ】

Posted by: 春奈

掲載日: Jul 22nd, 2019

今回は、ドイツの絶景スポットとして現地の人たちから親しまれている、ライン河畔の町「ボッパルト」をご紹介。チェアリフトに乗って展望台へとたどり着けば、雄大なライン川の大蛇行を眺望できるんです!日本のガイドブックではなかなか情報を得ることのできない「知る人ぞ知る」スポットの魅力や行き方を、現地からお届けします。

ボッパルト7
ライン川沿いのボッパルトは、ライン川の大蛇行の眺望が楽しめる町。チェアリフトに乗って展望台へとたどり着けば、「雄大」という言葉がぴったりの自然の絶景が広がります。ライン川クルーズを途中下車して、ほかでは見られない特別な風景を見に行きませんか?

ライン河畔の町ボッパルト

ボッパルト1

ボッパルトは、ドイツ西部のラインラント=プファルツ州にあるライン河畔の町。日本のガイドブックではほんの小さくしか取り上げられていませんが、ボッパルトから眺めるライン川の大蛇行は、ライン川有数の絶景として知られています。

ボッパルト2

ライン川クルーズの停留所もあり、途中下船しての短期間の観光にもぴったり。実は日本にもゆかりのある町で、東京都青梅市とは姉妹都市の関係にあります。

優雅な雰囲気のボッパルトの町

ボッパルト3

朝9:15にリューデスハイムを出航したKDライン観光船は、12時ごろボッパルトに到着。丘陵に抱かれたボッパルトの川沿いには、シックな建物が並び、どことなくフランス風の優雅な雰囲気が漂っています。

ボッパルト4

ボッパルトで宿泊したのは、桟橋の真向かいにある「ベルビューラインホテル」。まずはホテルに荷物を置いて、身軽になってから観光に出発です。

チェアリフトでいざ展望台へ

ボッパルト5

ボッパルト観光のメインイベントが、高台にある展望台「ゲデオンスエック(GedeonsEck)」からの眺め。ゲデオンスエックへ行くには、町外れから出るチェアリフト(Sesselbahn Boppard)の利用が便利です。

町外れといっても、小さな町のこと。ライン川クルーズの桟橋からは徒歩15分ほどで到着します。

ボッパルトのチェアリフトは、4月中旬から9月末までのハイシーズンは、10~18時の運行。4月上旬~中旬までは10~17時、10月は時期によって10~17時30分または10~17時の運行です。11~3月の冬季は休業となるのでご注意を。

ボッパルト6

レトロな雰囲気満点のチェアリフトは、20分かけて232mの高さまで、ゆっくりとのぼっていきます。

ボッパルト7

20分と聞くと長く感じますが、のぼっているあいだもライン川の風景を楽しむことができますし、たまにはゆっくりと流れる時間に身を任せてみるのもいいものですよ。

Sesselbahn Boppard
住所:Mühltal 12, 56154 Boppard
HP:https://sesselbahn-boppard.de/

ライン川の大蛇行と対面

ボッパルト8

チェアリフトの終点に着いたら、「GedeonsEck」の看板を目印に展望台まで5分ほど歩きます。

ボッパルト9

ようやくたどり着いた展望台からの景色は・・・「雄大」という言葉がぴったり!ここから見ると、大きくうねるライン渓谷が見事な円形を見せてくれるのです。

これまで数々の絶景を目にしてきた自負がありますが、これほどまでに圧倒される風景は久しぶり。自然の造形のエネルギーに息を呑みました。

ボッパルト10

「父なる川」と呼ばれるライン川を、ゆっくりと運航するクルーズ船や貨物船。その様子を見ていると、ちっぽけな人間の営みを包み込む、大河の包容力を感じます。

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ゲデオンスエックにはレストランもあり、暖かい日は、ライン川の大蛇行を見下ろしながらテラス席で食事やドリンクを楽しむのもおすすめ。

ボッパルト12

ドイツのライン川といえば、とにかくクルーズのイメージが強いですが、船を降りて、高台にのぼって初めて出会える絶景もあるのです。

この風景を見られただけで、「ボッパルトに来てよかった」「ドイツに来てよかった」と思える、大感動のひとときでした。

[All photos by Haruna]
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PROFILE

春奈

Haruna ライター

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

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