誰もが二度見する!カッパのデザインの駅舎を発見!
JR九州の田主丸(たぬしまる)駅は、実に愛らしいカッパのデザインの駅舎で知られています。駅舎をよく見てみると、カッパの顔の左横には、水掻きのついた右手らしき建物のパーツも見えます。田主丸では、カッパは妖怪でなく、水の神様とされています。町内には「屁こぎ河童」、「宇宙河童」、「鉄河童」など様々なカッパの石像や石碑が24もあるとか。カッパ映えするカフェメニューのご紹介の前に、なぜカッパ推しなのかもチェックしておきましょう。
そもそもなぜカッパ?
福岡県久留米市にある田主丸(たぬしまる)の地域には、古くから伝わるカッパ伝説があります。安土桃山から江戸前期に活躍した加藤清正は、熊本城を築いた戦国大名。そんな清正に仕える美しい小姓に、カッパの総大将が恋をしました。そしてその小姓の尻子玉を抜いて腑抜けにしてしまったんですね。怒り狂った清正にカッパの一族は追放されました。久留米を経て、巨瀬川があって人情豊かな田主丸にやってきたというのがカッパ伝説です。
そんな田主丸ですから、駅はカッパ仕様。ホームにもお出迎えのカッパがいます。そして、駅構内のカフェ、カパテリアが昨年オープン。背後の耳納連山と赤い電車の組み合わせがまた郷愁を誘います。カパテリアの利用者は、こういった景色を眺め、電車の音を聞いていると、仕事が捗り、読書が進むと話しているそうです。
カパテリアのカッパ愛溢れるメニュー
カパテリアは、「久留米DMO(観光地運営組織)」が運営しています。商品も関わる人も「オール久留米」にこだわっていて、食材は出来るだけ田主丸産、耳納産を使いながら、無農薬、フェアトレードの食材も取り入れています。料理やスイーツは、地元のレストラン「Spoon(スプーン)」の協力で、妥協無しのクオリティー。
こちらは、見事にカッパの見た目ながら、馴染みのよい食材を使っていて、食べるのにも安心なカレーです。19種類のスパイスを使い、3日間かけてつくった、「本格派スパイスカレー」。ライスは地元の無農薬米を使用しています。単品850円(税込)、ドリンクセット1,000円(税込)。
カパテリア自家製のレモンシロップで作った「レモンスカッシュ」(400円・税込)のミニタピオカ入り(+50円・税込)。手前のキッチュなカッパの飾り物も気になりますが、カップに貼られたカパテリアのキャラクターを見ると、まるで尻子玉を抜かれるように、脱力しますね(笑)。
こちらは、「カッパのマカロン」3個入り600円(税込)。売切のときもある大人気商品というのも納得のかわいさ!
1周年記念の缶バッジ全6種類(各200円・税込)も欲しくなってしまうこと、うけあい。
訪れたらカッパの虜になってしまいそうです。
所在地:福岡県久留米市田主丸町田主丸1015‐2 JR田主丸駅構内
電話:0943-72-5225
営業時間:10:00−17:00(火曜定休)
HP:https://kapateria.com/?fbclid=IwAR0WoVWbc2R1cEIVZYbJHfHWcBLo79yqzPQsYKwQpz2PqSfAgGzLutJR6ZE
[All photos by KAPATERIA]
(参照)
西日本新聞