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台風の確率
この時期平均して月に1度のペースで台風が来ます。実は那覇までの飛行機が欠航するのは1台風で、空港が暴風圏に入る半日くらいしかありません。ですが、離島への小さな飛行機や波の影響を強く受ける船は長いときで1週間欠航します。つまりこの時期、離島への旅行は4分の1の確率で台風の影響を受けることになるのです。
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沖縄での台風問題!どう解決する!?
今回は、台風が直撃した時に予想される「飛行機欠航による旅程変更、宿の日程変更、離島からの船が欠航した際の対処法」など、突然の事態に見舞われた際の対処法をお届けします。
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離島への飛行機や船が欠航したらどうすればいいのか?
沖縄本島に泊まることになります。離島の宿は台風で船や飛行機が欠航した場合、キャンセルチャージは取らないことがほとんどです。早期割引などの返金不可のプランであっても同様のようです。予約時に確認しておいた方がいいでしょう。
突然の旅程変更、宿は取れるのか?
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Q:夏休みや9月の3連休、本島の宿が急に取れるのか?
A:大丈夫、取れます。
離島で宿を3件経営しており、台風時には30人のお客様を那覇に戻しますが、皆さん当日で宿を確保できています。旅行会社が主催するパッケージツアーなどは沖縄旅行自体がキャンセルになることも多く、ホテルは急なキャンセルが多く出るようです。また、離島から那覇に来る予定だった人がキャンセルしていることもあります。予約サイトを検索すると、当日限定プランなど、格安料金が出ていることもありますよ。
突然の船の欠航。離島から戻れなくなったら?
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最近、台風が沖縄近海で発生することがあり、離島への船や飛行機が突然の欠航となることがあります。
JAL、ANA、スカイマークは離島路線の欠航証明書があれば、那覇からの航空券を翌日以降の空いている便に無料で振り替えてくれます。特典航空券や変更不可の格安チケットでも大丈夫です。LCCの、バニラ、ピーチは3000円から4000円の手数料を取りますが、こちらも振り替えてくれます。ジェットスターだけは姿勢を明確にしていません。
また、本島の宿に泊まる予定だった場合も、ほとんど無料キャンセルを受けてくれます。沖縄ではよくある事ですから、対応はスムーズなことが多いです。
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本当の沖縄の海、文化、人に触れたいなら、絶対に離島がおすすめです。台風は、観光にも生活にも影響を与えますが、海水をかき混ぜ、暑さで上昇した水温を戻し、珊瑚や海の生物を守っているのです。
離島への旅行は、心と日程に余裕を持って計画しましょう。