「肉匠 森つる」の「黒毛和牛炙りステーキ丼」
やっぱり美味しい! お酒とお米の「北川本家 おきな屋」
創業してから300年余りの老舗「北川本家 おきな屋」は、蔵元が厳選した玄米(純度100%)をその場で生成したお米と、伏見の水と越前社氏が生んだお酒を購入できるお店です。越前社氏とは、日本酒の代表的産地である京都・伏見の酒蔵を支える職人集団のこと。こちらのお店では、日本酒の試飲もできます。
棚にズラリと並んだ「富翁 純米大吟醸 原酒」。酒ビンに貼られたラベルは月によって異なり、季節感があります。
現在、量り売り期間中の「純米大吟醸 ひやおろし原酒」は、10月14日(月)までが販売されています。こちらで原液を購入すると、タンクからそのまま瓶詰めにしてくれますよ。さらりとしたフルーティーな口当たりで、飲みやすいお酒です。
気になるお酒を試飲させてくれるので、つい飲みすぎてしまいますが、さすが良質なお酒だけあり、悪酔いするようなことはありませんでした。
個人的に好みなのは「宇治 玉露梅酒」。お茶の爽やかさと梅の甘さが絶妙なバランスで、美味でした。珍しい京都名物の「八つ橋」のお酒もあります。ニッキの香りがふわりと漂い、本当に「八つ橋」の味がしますよ。
蔵元が厳選した玄米は、店頭に設置された精米機で白米にしてくれます。
住所:京都市伏見区村上町370-6
電話番号:075-601-0783
営業時間:10:00~19:00
定休日:火曜日
HP:http://www.shop-tomio.com/shopbrand/008/O/
忘れられない美味しさ、絶品ランチを味わえる「肉匠 森つる」
1888年創業の老舗「森鶴本店」の意志を受け継いだ焼肉店「肉匠 森つる」。南部鉄器で焼いた肉しゃぶや創作料理を味わえるお店です。町家風情の佇まいで、落ち着いた雰囲気。
入り口には、お肉が入ったガラスケースがあり、インパクト大。
離れに蔵を改装した「特別個室」もあります。
ランチメニューの「黒毛和牛炙りステーキ丼」。すごく美味しそう! でも高そう・・・と少し心配になりました。しかし、コーヒーとデザートもセットで、税込2,000円で食べることができ、お得感があります。
お味の方は、無言になって食べてしまうほど、美味。お肉は柔らかく、臭みも一切ありません。和風おろしダレとの相性もバツグンで、あっという間に完食してしまい「もうひと丼」イケそうでした。次回、伏見を訪れることがあったら、絶対に味わいたいと思う一品です。思い出すだけで、お腹が空いてきます。
「和牛時雨のひつまぶし(税込1,500円)」「焼肉御膳(税込2,000円)」も味わってみたいです。
「肉匠 森つる」は竜馬通りにあり「伏見桃山」駅や「中書島」駅、「桃山御陵前」駅からも歩いて行けます。
住所:京都市伏見区車町273 竜馬通り
電話番号:075-602-4129
営業時間:昼:11時30分~15時 夜:17時00分~22時
定休日:水曜日
HP:http://moritsuru.shop-pro.jp/
煉羊羹がスペシャルな美味しさ、和菓子の「総本家駿河屋 伏見本店」
「総本家駿河屋」では、炊き手流し製法で、しっかりと炊き上げた約400年前の伝統の羊羹を購入できます。「総本家駿河屋」は、煉羊羹(ねりようかん)の発祥とされるお店なんです。
左が煉羊羹
煉羊羹に入っている乾燥寒天
室町時代から世に広まったとされる羊羹は、日持ちのしないお菓子でした。そこで「どうすれば羊羹が日持ちするようになるのか」と、総本家駿河屋の初代の店主から研究を続け、ついに六代目の店主が寒天を加える製法を発見。保存性が高く、味も素晴らしい煉羊羹が完成したんです。
「総本家駿河屋」の煉羊羹は、さっぱりとしていて甘すぎないのが特徴。日頃、羊羹をあまり食べない筆者でも食べやすく、お茶請けにも最適でした。お土産用の煉羊羹はパッケージもレトロでオシャレです。
店内にはまるで宝石のような琥珀糖、落雁の重箱も売られています。
琥珀糖や落雁は季節に合わせてデザインを変えているそうです。秋らしい半分紅葉したもみじ、稲穂の落雁がキュート。
和菓子は、お茶の味を引き立てるように作られているとのこと。さすがお茶を楽しむ文化が根付く京都だけありますね。
住所:京都市伏見区京町3丁目190
電話番号:075-611-5141
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜日
HP:http://www.souhonke-surugaya.co.jp/
[All photos by あやみ]