
日本最古の茶筒の老舗がプロデュース

七条駅から歩いて6分ほど、レトロな外観が印象的な「Kaikado Café(カイカドウ カフェ)」。京都駅からも徒歩圏内というアクセスの良さも魅力です。
手がけるのは明治8年に創業した日本最古の茶筒の老舗「開化堂」。昭和2年に建てられた市電の車庫兼事務所をリノベーション。モダンなカフェとして2016年にオープンしました。

高い天井とコンクリート打ちっ放しの壁が織りなす店内はスタイリッシュな雰囲気。それでいて木素材のカウンターやテーブルが柔らかな温もりをプラス。ハイセンスな空間は居心地の良さ抜群です。

改装前の壁がそのまま残されていたり、ドアオブには市電のブレーキが再利用されていたり。随所で当時の面影が残ります。入り口近くの棚には開化堂の茶筒が展示。京都の老舗が誇る伝統美を気軽に楽しむこともできますよ。
至福の時間を演出してくれるコーヒーとオリジナルスイーツ

Kaikadoブレンドコーヒーとチーズケーキのドリンクセット(1,350円・税込)。

東京の「中川ワニ珈琲」より仕入れるというコーヒーは華やかな香りとふくよかな旨味、そしてすっきりとした後味が印象的。カップは歴史ある宇治の窯元「朝日焼」のもの。縁が薄くなるように作られておりコーヒーが一層美味しく感じます。

「那須高原チーズガーデン」から届けられるチーズケーキは茶筒をイメージ。

なめらかな舌触りのレアチーズ、濃厚なベイクドチーズ、香ばしいクッキー生地から成るチーズケーキ。3層それぞれの酸味や甘味、食感が至福のグラデーションに。ほろ苦いコーヒーとの相性も抜群です。
京都老舗の伝統美が集結したギャラリー

2階には茶筒ギャラリー兼ショップが併設。古き良き時代を想わせる階段も必見です。

100年以上前から同じ技法で一つひとつが手づくりされる開化堂の茶筒。高い気密性によって、茶葉を湿気からしっかり守り保存することができるのだそう。

実用性と美しさを兼ね備えた茶筒は、お茶だけでなく紅茶やコーヒーにも使用可能。決して安価ではありませんが、“一生モノ”として十分価値のある道具であること間違いなしです。
日本の伝統美に触れながら、ゆったりとコーヒー味わえる「Kaikado Café」。新旧の時代が溶け合ったハイセンスな空間で、至福のひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?
Kaikado Café
住所:京都府京都市下京区住吉町352 河原町通七条上ル
電話番号:075-353-5668
営業時間:10:30~19:00(L.O.18:30)
定休日:木曜日、第1水曜日
HP:
http://www.kaikado-cafe.jp
[All photos by Nao]

Nao ライター
メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。
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