豊島屋の洋菓子店
和菓子屋として“季節の移ろいを菓子に描き、鎌倉の語りべとして鎌倉らしいお菓子”を作り続けている「豊島屋」。和の心を持つ洋菓子として親しまれている鳩サブレーが有名ですが、本店の向かいには、豊島屋の洋菓子店があります。
それが今回立ち寄ったガラス張りでスタイリッシュな外観の「豊島屋洋菓子舗 置石」です。
白い棚には、美しい焼き菓子や季節のケーキが並んでいました。
2階はケーキや軽食を楽しめるカフェ、3階は厨房になっていて、ソフトクリームは、お店の外でテイクアウトできます。
リッチな4種類のソフトクリーム
鳩のオブジェにほっこりする、小さなテイクアウト専用の窓口があり、お店の方が微笑みながら顔を出してくれました。
北海道産「特選バニラ(350円・税込)」、バニラに焼き菓子を練り込んだ「置石ミックス」(350円・税込)をはじめ、カスタードクリームが入った数量限定「エクレアソフト(350円・税込)」や、ふわふわブリオッシュにソフトを挟んだ「パンソフト(300円・税込)」まで、ひと味ちがうソフトクリームが揃っています。
いただいた「置石ミックス」は、想像以上の大きさと重み。純白の特選バニラソフトクリームは、濃密で滑らかな口当たりです。間近で見ると、細かい焼き菓子がしっかり練り込まれています!
焼き菓子のシャクっとした食感と香ばしさが一気に広がり感動的。リッチなミルクと焼き菓子が合わさり、濃厚なケーキのようです。
外には横長いベンチがあるので、鶴岡八幡宮の鳥居を眺めながらのんびり休憩しましょう。
鎌倉の時を刻むお菓子たち
誰かに贈りたくなる焼き菓子も少し紹介します。
昭和40年代に創られて以来、愛されている「ウィンナー ワッフル(700円・税込)」。箱を開けてみると、まるでヨーロッパの石畳のようです。
アーモンド風味のワッフルにアプリコットジャムが挟まっていて、爽やかさと心満たされる甘みであふれています。ギフトとして購入する方が多いそうです。
お菓子の箱にも、鳩や大仏、鳥居など鎌倉をイメージした切り絵デザインが施されていて、心温まります。
店内には、サクサクで黒糖のコクある「ピエール」、フルーティなベリーのクッキー「ソレイユ」、軽い食感の「クッキークーローヌ オー ショコラ」など、焼き菓子が宝石のように飾られています。
幸せの象徴である“白い鳩”のような真っ白なソフトクリーム。世代を超えて愛される「豊島屋」のお菓子を味わって、鎌倉旅を楽しんでくださいね。
住所:神奈川県鎌倉市小町2-15-5
TEL:0467-22-8102
営業時間:10:30~18:30
定休日:水曜(祝日の場合は営業)
交通:「鎌倉駅」東口から徒歩約5分
HP:https://www.hato.co.jp/okiishi/
[all photos by kurisencho]