高揚感さえも覚えるバッファローウィング
アメリカのビールのお供といえば「バッファローウィング」。特にスポーツバーでは欠かせないメニューのひとつです。ガツンとした辛味のソースが絡まった香ばしい手羽先は、一度食べたらもう止まらない美味しさ!
筆者はシカゴに数年間住んでいたことがあるのですが、幸か不幸か近所にバッファローウィング専門店がいくつもあり、週に2、3回は食していたほどハマっておりました。体重が人生最大のピークに達していたのは、どう考えてもこのバッファローウィングのせいとしか言わざるを得ません。
ちなみにこちらはシカゴで一番と噂の「Jake Melnick’s Corner Tap」のバッファローウィング。辛味と酸味のバランス、揚げ具合すべてが絶妙で、食した後はもはや高揚感を覚えていたほどです。
こちらはアメリカ全土に店舗を構える、スポーツバー「Buffalo Wild Wings」のバッファローウィング。ジャンク感が強いながらも、やっぱり病みつきの美味しさ。アメフトや野球の試合がある日などは、老若男女がビール片手にガツガツ食らう光景が見られました。これに山盛りのフライドポテトを付けるのがお決まりで、もうカロリー万歳!
ということで、妄想旅行をはじめましょうか。
バターとタバスコがあれば何とかなる!
アメリカではバッファローウィング用のソースも販売されていますが、基本的にタバスコとバターがあれば限りなくその味に近づけることができます。今回はより手軽に作るため短い時間で揚げられる手羽中をセレクト。
本国スタイル同様に付け合わせはセロリに。せっかくなのでディップ用のブルーチーズソースも手作りします。
まずはブルーチーズソースから。ボウルにブルーチーズ(50g)、無糖ヨーグルト(40g)、マヨネーズ(10g)を投入。
全体が馴染むまでよくかき混ぜたら完成。
手羽中は水気を拭き取ってから塩胡椒で下味をつけます。本場では小麦粉をまぶすお店もありますが、素揚げでも十分美味しく仕上がるので省略しました。
180℃くらいに熱した油に下味をつけた手羽中を入れ、7〜8分揚げます。
揚げている間にソースを作りましょう。温めたフライパンにバター(大さじ2)を溶かし、ニンニクのすりおろし(一かけ分)、ケチャップ(大さじ4)、タバスコ(大さじ1)を投入。ニンニクはもちろんチューブでもOK!タバスコは好みの辛さに調整してください。
全体がよく馴染むようにかき混ぜます。よくよく考えれば揚げ物にバターとはすごい話ですが、ここはカロリーよりも美味しさを選びましょう。
手羽中が揚がったら、キッチンペーパーで油を切ります。
揚がった手羽中を素早くソースに絡めたら出来上がり!
カロリーなんて忘れましょう
作業時間はたった15分で完成したバッファローウィング。もう、これはビールなしではありえません・・・。
タバスコを使うことで絶妙な辛味と酸味を表現。バター大さじ2を使ったものの、意外にもそのバター感は主張しておらず、むしろ心地よいまろやか感をプラス。
ブルーチーズソースはヨーグルトの酸っぱさがアクセントに。セロリはもちろん、バッファローウィングに絡めても相性抜群ですよ。
専用のソースを使わずとも、身近な食材で簡単に作れてしまう「バッファローウィング」。家にこもりがちなこのご時世。こんな時はカロリーなんて気にせず、欲望の赴くままに料理を作って妄想旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか?
[All photos by Nao]