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奈良が生んだアートな空間広がる駅舎カフェ

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明治31年の開業当時のイメージに復元された京終駅。その駅舎の中にあるのが「京終駅舎カフェ ハテノミドリ」です。“まちづくり・ひとづくり・文化の継承”と未来を見据えて、地域の活性化の輪を広げている「特定非営利活動法人京終(NPO KYOBATE)」が、駅舎のリニューアルとともにオープンしたカフェです。

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異世界に辿り着たかのような建物の扉を開けると、

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手前に奈良ブランドの雑貨が並び、奥のほうがカフェになっていました。

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白い店内にとけこむように白いピアノが置かれ、心地よい音楽が流れていました。

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「ハテノミドリ」のこだわりは、奈良の麻で作られた麻フィルターで一杯ずつ丁寧にドリップする“麻コーヒー”。香味成分を多く含むコーヒーオイルが、風味を強く味わいを深くするので、コーヒー本来の味と香りが楽しめるとのこと。
コーヒーのほか、奈良市内の茶農家さんの大和茶の煎茶・ほうじ茶などのドリンクもそろっています(ドリンクメニューはテイクアウト可能)。
日々楽しみたい分厚いトースト
小腹を満たしてくれる「トースト」(400円・税抜)もありました。奈良市の人気パン屋さん「日々ムラカミ」の県産有機栽培のお米を使った「日々の食パン」のトーストです。
トッピングはあんバター(つぶあんor季節の餡)、はちみつ、チーズ、オリーブ(バニラアイス添え)とあり、全部気になるラインナップ。

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シンプルなお皿にのった「つぶあんのあんバタートースト」。上にのせるバターは別添えにもできました。

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トーストは厚みがあって、つぶあんがたっぷりと1cmほどのっています。サクッとした外側に、中はモチモチ。さらに、あんの下にもバターが染み込んでジューシーです。

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ドリンク付きセット(850円・税抜)にもできて、週替わり5種の具沢山スープのセット(800円・税抜)など、お食事系までありました。
季節限定のスイーツも!
立ち寄ったのは春。自慢の麻コーヒーの「自家製珈琲アイスパフェ」(750円・税抜)をいただきました。

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麻ドリップのコーヒーゼリー、バニラアイス、パンナコッタ、バナナ、シリアル、焼き菓子が重なり、上にはチョコソースがかかっています。

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甘めのアイスとなめらかなパンナコッタもほろ苦いコーヒーゼリーと相性よく、その意外性に感動しました。シリアルと焼き菓子が香ばしいアクセントになり、甘味と苦味がハーモニーを奏でていました・・・。

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ほかにも、濃厚クリームとパリパリのカラメルが美しい「焼き立てクレームブリュレ」(350円・税抜)や、1日12食限定でしっとりレモン風味の「チーズケーキ」(400円・税抜)もありました(チーズケーキはテイクアウト可能)。

チョコミントかき氷(写真提供:京終駅舎カフェ ハテノミドリ)
夏はパフェに代わって、奈良ならではの「かき氷」(700円・税抜)と季節のドリンクが登場しています。

コーヒーフロート(写真提供:京終駅舎カフェ ハテノミドリ)
ちなみに、今回いただいたパフェは夏はお休みですが、10月から再開予定とのこと。いちごジャムとブルーベリーの「自家製苺アイスのパフェ」もあるので、夏が過ぎたらぜひ食べてみてください!
未来の奈良に向かって走り出す駅舎カフェ

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ゆったりとした空間の店内には、木のテーブル席とカウンター席。丁寧にお花が生けられ、窓辺からはホームの電車の発着が見えて、映画の世界のよう。

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奈良に新しい風を吹かせ、これからどんな風に育っていくのか・・・。幸せな時間が流れる駅舎のカフェ。

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奈良駅ではなく、あえて京終駅で降りて「ハテノミドリ」に立ち寄って、ならまち散策に出かけてみてはいかがでしょう。きっと新しい奈良のステキと出会えるはずです。

kurisencho ライター
熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。
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