和小物みたいなかわいらしさ!創作おはぎ「ふうのおはぎ」の上品な味わい【近鉄奈良駅】

Posted by: kurisencho

掲載日: Aug 15th, 2020

近鉄奈良駅の小西さくら通りから路地に入ったところに、今注目を集める和菓子“おはぎ”のお店がありました。2020年7月にオープンした奈良の創作おはぎ屋さん「ふうのおはぎ」です。小さなお店に宝石のような色とりどりの創作おはぎが並んでいて、手土産にしたくてさっそく立ち寄ってみました。

 

ふうのおはぎ 外観

最大限のおいしい“いのち”をおはぎにのせて

近鉄奈良駅から徒歩3分ほどで到着する「ふうのおはぎ」。にぎやかな商店街の路地に入って、小さなお店が軒を連ねる通りに並んでいます。ガラス張りの外観で、お持ち帰り専門店です。

ふうのおはぎ 店内
奈良市内で抹茶甘味処を営業すること25年、お店の老朽化のため奈良県生駒に移転。そこで約5年間営業した後、その長年培われた和菓子の経験を活かして、現在の地で「ふうのおはぎ」をはじめたそうです。

食材にこだわり、奈良県で育ったもち米・あずき・くだものを使っています。食べ物を“いのち”と呼び、そのいのちの持ち味を最大限活かした記憶に残るおはぎを作っています。

和雑貨店のようなおはぎ屋さん

訪れたこの日、目の前のカウンターには7種類のおはぎがお皿にのって並んでいました。和小物のようなかわいらしさにほっこりします。

ふうのおはぎ 店内
「まっちゃ」(250円・税込)、「ラズベリー」(300円・税込)。

ふうのおはぎ 店内
「粒あん」(200円・税込)、「きなこ」(200円・税込)。

ふうのおはぎ 季節限定れもん
季節限定の「れもん」(200円・税込)。

ふうのおはぎ 食べ比べセット
粒あんと宇陀大納言の「食べ比べセット」(450円・税込)も。

ふうのおはぎ 箱の中に並ぶこしあん
手作りの木箱の中に、おはぎが並べられていて、注文すると箱から丁寧に出してくださいます。

さっそく、創作おはぎをいただきます

ふうのおはぎ 持ち帰り
生菓子なので消費期限は当日中です。足早に自宅へ帰りました!

ふうのおはぎ 
手のひらにのるほどのコロンとした小さめサイズです。

ふうのおはぎ 宇陀大納言
奈良県の大和野菜の小豆を使った「宇陀大納言」(250円・税込)。一口食べてみると意外とあっさりしていました!やわらかくてモチモチです。

ふうのおはぎ 宇陀大納言
存在感ある小豆はふっくり風味があり、素材のおいしさが残っています。

ふうのおはぎ 宇陀大納言と粒あん
粒あんと並べても一目瞭然の粒の大きさ。

ふうのおはぎ 粒あん
「粒あん」は甘さひかえめなのに小豆の豊かな甘さがしっかりと。

ふうのおはぎ こしあん
なめらかさ際立つ「こしあん」(200円・税込)。

ふうのおはぎ こしあん、粒あん、宇陀大納言
こしあん(上)、粒あん(真ん中)、宇陀大納言(下)と並べると、小豆の大きさやなめらかさが伝わります。ぜひ食べ比べて、その違いに驚いてほしいものです。

ふうのおはぎ まっちゃ
緑が鮮やかな「まっちゃ」。分厚い抹茶餡の部分は苦味と旨味が濃く、生チョコレートのようにしっとり。

ふうのおはぎ きなこ
「きなこ」は香ばしく、中にこしあんが隠れていました。

ふうのおはぎ
どれもこれも、もち米がやわらかく、甘すぎずお上品。まさに「いのちをいただきます」という感覚で、時間をかけて大切にいただきたい逸品ばかりです。

伝統を受け継ぐ和菓子おはぎ

ふうのおはぎ 黒文字
持ち帰りには、和菓子用の楊枝も付いていて、趣ある茶会を自宅で楽しめます。

ふうのおはぎ 持ち帰りバッグ
決して派手な装飾ではないものの、ため息がでるほどの美しさと奥深い味わいに魅了せられるばかり・・・。良質なタンパク質とミネラル豊富で、古来より厄除けや邪気払いにされてきた小豆を使った健康的な和菓子おはぎは、奈良の地で大切に今に受け継がれています。

ふうのおはぎ
住所:奈良県奈良市小西町1-7
営業時間:10:00〜18:00(売り切れ次第終了)
定休日:不定休(店舗・SNSにてお知らせ)
お問い合わせ:SNSにて受付
交通:「近鉄奈良駅」西口から徒歩約2分
Facebook:https://www.facebook.com/funoohagi/
Instagram:@funoohagi

[all photos by kurisencho]

PROFILE

kurisencho

kurisencho ライター

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。

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