
2018年オープン「GLUTEN FREE is THE NEW BLACK(グルテンフリーイズザニューブラック)」
5年間オーストラリアでベーカーとして働いていたオーナーさんが、突然小麦アレルギーを発症したことをきっかけに、“もっとアレルギーの人にもおいしいスイーツを楽しんでもらい、グルテンフリーを身近にしたい”という思いでオープンされたそうです。

材料に使っている米粉は熊本産と高知産。しかも小麦を持ち込まない工場で作られているそうで、徹底しています。白砂糖・乳製品はほぼ不使用、トランス脂肪酸を含まないショートニング、アルミフリーのベーキングパウダーなど材料にこだわって、身体に負担が少なく優しいスイーツを生みだしています。

近鉄奈良駅から東大寺とは反対方面の船橋商店街にお店を構え、こじんまりとした店内にはカフェ席が10席ほど、ショーケースにはスイーツが並んでいました。

訪れた夏の日、ショーケースの上段には、ボリューミーな「マフィン」(各380円・税込)!お味はチョコ、ラズベリー、ブルーベリー、りんごなど、日により種類は変わるそうです。

中段には「キッシュロレーヌ」(600円・税込)、「ティラミス」(500円・税込)、「ラミントン」(420円・税込)、「オレンジポッピーケーキ」(380円・税込)、「ブラウニー」(420円・税込)が並んで、下段には、華やかな季節の「タルト」(各600円・税込)。ミックスフルーツ、イチジク、ブルーベリー、グレープフルーツがあり、秋は新しくスイートポテトが登場中です!

クッキーもあって、どれもこれも気になるものばかり!

1つに絞れずいろいろ選んでいただいてみたら、驚きの連続でした!
オーストラリアのお菓子「ラミントン」

ココアスポンジにココナツフレークをかけて、豆乳クリームを挟んだ一品。モチモチをイメージしたスポンジは、米粉と思えないくらいフワフワ!染み込んだココアはコーヒーのようにビターで、ココナツがほのかに甘味を引き立てます。甘さ控えめで、豆乳クリームの少しの塩気に、ビター×ココナツが重なって、ありそうでない、新しい感覚のスイーツに出会いました!
大きめ粒の「ブルーベリータルト」

ザックリ食感のタルト生地の上には、しっとり食感のタルト台がみっちり。甘さを極限まで抑えて、弾けるブルーベリーの爽やかな甘味が際立っています!
豆乳クリームの「ティラミス」

モチモチの米粉スポンジケーキにビターコーヒーが染み込んで、ちょっと塩気のある豆乳クリームと交互に重なっています。先程の「ラミントン」もそうですが、生クリームと思うほどクリーミーな豆乳クリームに驚きます!甘みはほんのりやわらかく、想像を越える衝撃のティラミスです。
重厚な「ブラウニー」

ビターな生地はどっしり、中にはさらにビターなチョコの塊と、粗く砕いたナッツが隠れています。その噛み応えと重厚な生地が重なると、悶絶するくらい美味でクオリティーが高い逸品です!
スイーツ以外の「キッシュ」もチェック!

ほうれん草とハムの「キッシュロレーヌ」。ザクザクのタルト生地は塩気が効いてパンチがあって、卵と豆乳のさっぱりとしたアパレイユと重なった味の対比は抜群!
テイクアウトでカフェで、素敵なグルテンフリースイーツを

今回はテイクアウトでいただきましたが、スイーツやキッシュのほかにも、グルテンフリーのトーストメニューも単品やセットで味わえます(400円〜)。

グルテンフリーを徹底し、熱い思いで妥協なく生まれたスイーツの数々は、ひとつひとつが独創的。その忘れられない味わいに新しい扉が開き、大満足の出会いとなりました。奈良の観光名所を少しだけ離れたら、心身に優しく、大人が喜ぶグルテンフリーの逸品スイーツが待っています。ぜひSNSもチェックしてお立ち寄りください。
[all photos by kurisencho]

kurisencho ライター
熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。
奈良の観光地をちょっと離れて、グルテンフリーの大人スイーツに会いに行こう
Oct 9th, 2020 | kurisencho
日本でも耳にするようになった“グルテンフリー”。近鉄奈良駅から少し離れた船橋商店街を歩いていたらグルテンフリーのスイーツカフェ「GLUTEN FREE is THE NEW BLACK(グルテンフリーイズザニューブラック)」を見つけました。小さな店内には、マフィンやタルトなど丁寧に作られたスイーツがたくさん。そんな出会いにうれしくなって、いろいろいただいてみました。
極上のもちもち!「天極堂」が守り続ける貴重な吉野本葛がそろうカフェ【奈良
Aug 27th, 2020 | kurisencho
奈良旅の玄関口であるJR奈良駅の2階にある「吉野本葛天極堂(てんぎょくどう)」。奈良県内に7店舗を構え、日本の伝統食材「吉野本葛」を届けているお店です。今回立ち寄ったJR奈良駅店は奈良土産にぴったりな販売店とカフェを併設していました。貴重な吉野本葛のお料理とスイーツを味わえるゆったりカフェを紹介します。
和小物みたいなかわいらしさ!創作おはぎ「ふうのおはぎ」の上品な味わい【近
Aug 15th, 2020 | kurisencho
近鉄奈良駅の小西さくら通りから路地に入ったところに、今注目を集める和菓子“おはぎ”のお店がありました。2020年7月にオープンした奈良の創作おはぎ屋さん「ふうのおはぎ」です。小さなお店に宝石のような色とりどりの創作おはぎが並んでいて、手土産にしたくてさっそく立ち寄ってみました。
さつまミライの焼き芋スイーツ!奈良と九州がコラボしたカフェ「維新蔵」オー
Aug 4th, 2020 | kurisencho
奈良市のもちいどのセンター街の先にある古き町並み・ならまち。そのならまち大通りから横道に入った所に2020年6月に新しいカフェがオープンしました。「焼き芋専門店 維新蔵(いしんぐら)ならまち店」です。焼き芋と、焼き芋のお菓子、さらにソフトクリームやコーヒーという目移りするラインナップ!スタイリッシュな佇まい、なのに肩肘張らずに行ける奈良の新スポットにさっそく行ってみました!
安倍文殊院の参拝後におすすめ!森のケーキ屋さん「旬作菓子工房 木風」【奈
Jul 16th, 2020 | kurisencho
奈良県桜井市にある日本三文殊第一霊場「安倍文殊院」。その参拝後に1kmほど歩いてみると、ついつい立ち寄りたくなる外観のケーキ屋さんを見つけました。それが「旬作菓子工房 木風(こふう)」です。午前中にもかかわらず、おひとりからご家族連れまで、店内にはお客さんがひっきりなし。地元のみなさんに愛される、絵本に出てきそうなケーキ屋さんを紹介します。
秋の歴史散歩にぴったり!「朱雀門ひろば」で遣唐使気分を満喫【奈良・平城宮
Sep 21st, 2019 | kurisencho
奈良観光で思いつくのは奈良公園・東大寺方面ですが、その反対方向に近鉄奈良駅からぐるっとバス(100円/土日祝15分間隔、平日30分間隔で運行)も出ている素敵な地があります。ユネスコ世界遺産の平城宮跡にオープンして1年が経つ「朱雀門ひろば」。復原遣唐使船に乗ったり、平城京の歴史を体験できる奈良注目スポットに、夏の終わりに訪れてみました。
可愛さ抜群の鹿みくじ!春日大社のおみくじは一風変わった姿に【奈良】
Aug 13th, 2019 | 筒井麻由
奈良公園内にある「春日大社」では鹿をモチーフにしたおみくじ、「鹿みくじ」が販売されているって、知っていますか?鹿をモチーフにしたおみくじは木彫りの「鹿みくじ」と、陶器で出来た白い「白鹿みくじ」の2種類。今回は、SNS映えも狙えるキュートなおみくじ事情を調査してきました!
【奈良名産】大仏に鹿に奈良の魅力がギュッと詰まった「まほろばプリン」を現
Jul 6th, 2019 | 筒井麻由
見た目にキャッチーなスイーツを探すのも、旅の楽しみのひとつですよね。今回は、奈良で見つけた、「まほろばプリン」を実食レポートします! 生地の中に最高級の生クリームを使うなど食材にもこだわりを持っているプリンを実際に食べ比べ。そのお味はいかに!?
奈良の新しいお土産にいかが?大和茶の抹茶大福専門店「GRAN CHA」
May 25th, 2019 | minacono
日本茶のルーツといわれる「大和茶」を使った抹茶大福の専門店「GRAN CHA」が奈良市にオープン。日本のお茶文化のルーツと言われる歴史ある大和茶に特化したこだわりの和スイーツは、奈良だけでなく日本のお土産品としても今後注目です。
バレンタインにもおすすめ!チョコとラムネが出会った「ショコネ」の新商品
Jan 31st, 2019 | 下村祥子
日本発祥の“ラムネ菓子”を様々なフレーバーのチョコレートでコーティングした、新感覚お菓子「choco-ne(ショコネ)」。バレンタインに向けて新たな仲間が登場!地元・奈良県産のブルーベリーやジンジャー、和栗モンブランなどが加わりました!