1日1組限定で3密回避!ほっこり京都を味わえる京町家に泊まってみた【紡 京都駅南】

Posted by: わたなべ たい

掲載日: Nov 12th, 2020

京都に1日1組限定の1棟貸しのお宿があるとの情報をキャッチ!京町家をリノベーションしたということからも、ぬくもりと風情ある京都が楽しめそうな予感。シティホテルなどでは味わえない、いつもと違う京都を感じられるのに加え、1日1組なのでプライベート感たっぷりに3密を避けたステイを満喫できます。

紡 京都駅南

静かな住宅街でえんじの暖簾が黒格子に揺れる

紡 京都駅南外観

1日1組限定、1棟貸しの宿は「紡 京都駅南」。京都駅からも近い徒歩5分ほどのところにあるのですが、駅前の喧騒が嘘のよう。住宅街の中にある小さい路地を進むと、黒塀に包まれたえんじの暖簾が風に揺れています。

紡 京都駅南入り口

なんとなく、京都のセカンドハウスに帰ってきたような感覚。京町家ステイが存分に楽しめそうです!チェックイン時に必要な暗証番号やハウスルールを確認したら、誰にも邪魔されないプライベート感たっぷりの京町家でのおこもりがスタート!

紡 京都駅南キッチン&リビング

玄関脇にある襖を開けるとフローリングのリビング&キッチン。外観とは異なる漆喰レンガのあしらいに、IHコンロや冷蔵庫、レンジなど、充実の設備が整っています。

紡 京都駅南キッチン

紡 京都駅南キッチン道具

キッチンの引き出しを開ければこの通り!調理器具や食器、スプーンやフォークなどのカトラリーもそろっているので、自炊することも可能。プライベート感たっぷりに過ごすことができるのです!

紡 京都駅南リビング

ところでこの“京町家”とは・・・昭和25年(1950年)以前に伝統構法により建築された木造建築を指し、100年以上の歴史をもつ建物も少なくないのだとか。歴史的文化価値の高い京町家ですが、所有者の高齢化や相続問題、改修の難しさなど多くの課題があり、近年急速にその数が減少しています。

紡 京都駅南寝室

そんな“京町家”を「人を結び 街を紡ぐ」をコンセプトに、宿泊施設へと再生する取り組みを行っている「レ・コネクション」が手掛けるのが、この「紡 京都駅南」。京町家をリノベーションした宿をメインに、京都に52棟もの宿泊施設を運営しています。

京町家を再生したしっぽり落ち着ける和の空間

紡 京都駅南寝室2

リビング&キッチンから続く襖を開ければ、畳にベッドが配された寝室が。障子からはやわらかな陽光が影を落とし、坪庭と相まってなんとも雰囲気ある空間をつくっています。

紡 京都駅南寝室3

ツインベッドには、眠りを追及したシモンズのマットレスを使用。歴史を感じる年代物の梁が渡る天井も高く、心地良いひとときを過ごせそう。

紡 京都駅南寝室4

畳・砂壁・雪見障子・坪庭・・・・京都らしさを感じる和の雰囲気が心に優しく馴染んでくるよう。部屋は約23平方メートルと、ゆとりの広さをもっています。

紡 京都駅南寝室5

温泉情緒を味わえるプライベートバスが素敵

紡 京都駅南バスルーム

今回、一番気に入ったのはお風呂!黒タイルに真っ白な湯船がなんとも素敵。窓を開け放てば、坪庭を望みながら半露天風呂気分でバスタイムを楽しめます。

紡 京都駅南バスルーム2

紡 京都駅南バスルーム3

足を伸ばしてゆっくりと湯につかれば、温泉?と勘違いするくらいの極上のひととき。

紡 京都駅南バスルーム4

さらに、普通のシャワーに加えてレインシャワーも設置され、そのやわらかなお湯の流れに、ゆったりと1日の疲れが洗い流されていきます。“京都に来てよかったぁ~”と、勝手に旅の醍醐味を噛みしめてしまいそうなほどのリラックス感を味わえました。

紡 京都駅南バスルーム5

紡 京都駅南
住所:京都府京都市南区東九条室町30-37
料金:1泊素泊まり1名4,700円~
CHECK IN/OUT:15:00/10:00
客室数:1棟貸し
アクセス:JRほか「京都駅」八条西口より徒歩5分
URL:https://tsumugi-kyoto.jp/

※2020年11月現在、新型コロナウイルス感染症対策のためサービス体制や料理提供方法などが通常と異なることがあります

[All Photos by (C)tawawa]

PROFILE

わたなべ たい

TAI WATANABE ライター・エディター・ディレクター

10代のころ、自転車でメキシコ・グアテマラを縦断し多くのことを学ぶ。それをきっかけに情報誌・旅行誌の取材を通じて、中南米・カリブ海を中心に世界各国で豊富な取材を経験。海外を見てきたからこそ日本は大好き! 紙とWEB、ふたつの媒体特性に精通した複眼的視点を持っている。
https://taijin.mystrikingly.com

10代のころ、自転車でメキシコ・グアテマラを縦断し多くのことを学ぶ。それをきっかけに情報誌・旅行誌の取材を通じて、中南米・カリブ海を中心に世界各国で豊富な取材を経験。海外を見てきたからこそ日本は大好き! 紙とWEB、ふたつの媒体特性に精通した複眼的視点を持っている。
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