「じゃらん人気温泉地ランキング2021」15年連続トップの温泉地はどこ?

Posted by: 下村祥子

掲載日: Dec 23rd, 2020

今回で15回目となる「じゃらん人気温泉地ランキング2021」。旅行サイト「じゃらんnet」の会員1万3,342人を対象に実施したアンケートから、もう一度行ってみたい「全国人気温泉地ランキング」、まだ行ったことのない「全国あこがれ温泉地ランキング」、「全国温泉地満足度ランキング」を発表します!あなたが行きたい温泉地は、何位にランキングされているでしょうか?

全国人気温泉地ランキング


●箱根温泉は15年連続1位!

これまでに行ったことがある全国の温泉地のうち、「もう一度行ってみたい」と思う温泉地のランキングです。1位はなんと15年連続!ベスト5も3年連続で順位不動の結果となりました!

1位 箱根温泉(神奈川県) 2,549票(前年1位)
2位 草津温泉(群馬県)  2,421票(前年2位)
3位 登別温泉(北海道)  1,844票(前年3位)
4位 道後温泉(愛媛県)  1,679票(前年4位)
5位 別府温泉郷(大分県) 1,315票(前年5位)

 
15年連続1位となった【箱根温泉】は、投票の理由に「街の雰囲気が好きだから」「交通の便が良いから」をあげる人が5割を超え、小田急ロマンスカーをはじめ、首都圏からのアクセスがよく、歴史ある温泉リゾート地の街並みが味わえるのが人気のポイントとなっているようです。さらに「自然に囲まれているから」「温泉の効能や泉質が気に入っているから」「手頃な料金で行けるから」をあげる人も多く、箱根の四季折々の絶景を楽しめる箱根登山鉄道や、バリエーション豊富な泉質など、多岐に渡る魅力が強みとなっています。

2位の【草津温泉】は「街の雰囲気が好きだから」「温泉の効能や泉質が気に入っているから」をあげる人が6割を超え、大量の温泉が湧き出す「湯畑」を中心とする風情ある温泉街は、散策しながら食べ歩きも人気ですね。3位の【登別温泉】は「温泉の効能や泉質が気に入っているから」をあげる人が6割近くを占め、泉質豊かな北海道の代表的な温泉地では、湯めぐりがおすすめです。


●街の雰囲気が人気の道後温泉

4位の【道後温泉】は「街の雰囲気が好きだから」をあげる人が8割超。日本最古の温泉のレトロな雰囲気漂う温泉街を、色浴衣姿で散歩を楽しむのも人気です。5位の「別府温泉郷」も6割を超える人が「街の雰囲気が好きだから」をあげ、湯けむりの立ち上がる街並みに魅せられている人も多いようです。

全国あこがれ温泉地ランキング


●2位にランクアップした草津温泉

まだ一度も訪れたことはないけど、チャンスがあれば行ってみたい「あこがれの温泉地」のランキングです。大幅にランクアップしてベスト5入りしたのは、山形県のあの温泉です!

1位 乳頭温泉郷(秋田県) 2,516票(前年1位)
2位 草津温泉(群馬県)  2,209票(前年3位)
3位 由布院温泉(大分県) 1,841票(前年2位)
4位 道後温泉(愛媛県)  1,733票(前年4位)
5位 銀山温泉(山形県)  1,659票(前年11位)

 
前年に続きトップの座を獲得したのは、秋田県の秘湯【乳頭温泉郷】。理由として多くあがったのは「温泉の効能や泉質に興味があるから」。十和田・八幡平国立公園の乳頭山麓のブナの原生林に包まれたに秘湯は、あこがれを感じますね。5位には山形県の【銀山温泉】が大幅ランクアップしてベスト5入り。大正ロマンを感じさせるガス灯のある街並みが有名で、8割の人が選んだ理由に「街の雰囲気が良さそうだから」をあげています。他に、青森県の「奥入瀬渓流温泉・十和田湖畔温泉(16位)」、栃木県の「日光温泉(32位)」、京都府の「嵐山温泉(42位)」、和歌山県の「白浜温泉(43位)」が前年より順位を大きく上げています。

全国温泉地満足度ランキング


●湯けむりが上る景観が人気の別府温泉

最近1年間で実際に行ったことがある温泉地のうち、「満足度の高い温泉地」のランキングです。「総合部門」と「秘湯部門」に分けて発表します。

○総合部門【1年間の訪問者100人以上】
1位 高湯温泉(福島県)   96.2%
2位 別府温泉郷(大分県)  95.2%
3位 奥飛騨温泉郷(岐阜県) 94.6%

○秘湯部門【1年間の訪問者50人以上100人未満】
1位 長湯温泉(大分県)   95.5%
2位 野沢温泉(長野県)   94.4%
3位 秋田八幡平温泉郷(秋田県) 92.4%

 
総合部門では、3年ぶりに1位に返り咲いた、福島県の美しい自然豊かな東北屈指の名湯「高湯温泉」が1位を獲得。秘湯部門では、大分県の日本一の炭酸泉が人気の「長湯温泉」が1位となりました。

「重視して選ぶ温泉シーン/タイプ」ランキング


●紅葉が広がる景色が楽しめる登別温泉

温泉に入るシーンやタイプが近年では多様化しています。そこで「重視して選ぶ温泉シーン/ タイプ」についてアンケートを実施。温泉を選ぶ時に、今まで重視していた温泉シーンやタイプに加えて、今後重視して選びたいことを比較したランキングです。

○今まで重視して選んでいた温泉シーン/タイプ
1位 露天風呂のある温泉    76.7%
2位 源泉かけ流しのある温泉  65.8%
3位 海が見える温泉      46.9%
4位 山奥の自然に囲まれた温泉 40.6%
5位 客室露天風呂がある温泉  33.0%
(9位 星空がみえる温泉     21.8%)

○今後重視して選びたい温泉シーン/タイプ
1位 露天風呂のある温泉    62.7%
2位 源泉かけ流しのある温泉  58.9%
3位 客室露天風呂がある温泉  44.7% ↑11.7ポイントアップ
4位 海が見える温泉      43.8%
5位 山奥の自然に囲まれた温泉 39.1%
6位 星空がみえる温泉     35.7% ↑13.9ポイントアップ

 
今まで重視して選んでいた温泉シーン/タイプに「露天風呂のある温泉」が1位に選ばれました。しかし、今後も重視して選びたいかというと14.0ポイント下がっています。逆に、今後は重視して選びたいシーン/タイプとして、「客室露天風呂がある温泉」「星空がみえる温泉」がそれぞれポイントアップする結果となりました。
みなさんは、どんな温泉シーン/タイプを重視して、温泉地を選びますか?

 

【じゃらん人気温泉地ランキング2021】
調 査 時 期:2020年8月30日(日)~ 2020年9月7日(月)
調 査 対 象:「じゃらんnet」会員
調 査 方 法:インターネット上でのアンケートを実施
回 収 数 :1万3,342人
有効回答数 :1万3,342人
対 象 温 泉:全国の327温泉地(除く東京都・沖縄県)を調査対象として設定

PROFILE

下村祥子

SACHIKO SHIMOMURA ライター

旅行ガイドブックの編集者を経て、洋楽&邦楽のライブレポやインタビューを中心に手がけるフリーライターに。再び旅情報のメディアに戻ってきました。趣味は、都道府県のアンテナショップ巡り。川崎生まれ川崎育ちのフロンターレサポ。

旅行ガイドブックの編集者を経て、洋楽&邦楽のライブレポやインタビューを中心に手がけるフリーライターに。再び旅情報のメディアに戻ってきました。趣味は、都道府県のアンテナショップ巡り。川崎生まれ川崎育ちのフロンターレサポ。

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