(C)ホテル天坊
広大な敷地の中で過ごす和風リゾート!
最寄りのバス停「見晴下」から徒歩5分、伊香保の定番観光スポット「石段街」からは徒歩で約10分。ドーンと存在感抜群の大きなホテルが出てきました。こちらが「ホテル天坊」。
ホテルに入る前のお庭もとても素敵で、思わず寄り道。秋になったら、紅葉も楽しめるのではないでしょうか。
館内も、広々としていて清潔。装飾も美しく、和風の雰囲気が漂っています。
チェックインを済ませると、さっそくフリードリンクバーといううれしいサービスが。美しい庭を眺めながらホッと一息。こちらは、朝8時から16時まで利用できるため、出発前の一杯も可能。こういうの、結構ありがたいですよね。
庭の横には、なんと足湯もあり、夜になるとライトアップされてムード満点。坂の多い街・伊香保で、旅の疲れを癒やすのにも最適です。
バリアフリーで誰もが過ごしやすい
本日のお部屋は、シンプルでありながらもモダンな和室。無駄なものがなくスッキリ広々としています。
アメニティは、クレンジング、化粧水、乳液のほか、カミソリ、歯ブラシ、ヘアブラシなど、こちらもシンプルですが、必要なものはしっかりそろっています。
浴衣も3サイズ用意されており、部屋の中には、シャワー室も。部屋をウロウロしていると、あることに気づきました。
玄関のシューズボックスは座れるようになっており、トイレや洗面所、部屋の中にも段差がありません。そうです、バリアフリーなのです。今まで意識して生活をしたことがなかったのですが、こんなにも快適なのか!と驚きました。
同時に、ホテルのあちこちでアルコール除菌ができるようになっていたり、チェックインの際には、ルームキーを目の前で除菌をしてくれたりと、細かなサービスがとてもうれしく感じます。温泉やレストランに行きたいけど混雑は避けたい・・・なんてときにも、テレビのチャンネルを合わせれば一目瞭然。コロナ対策はもちろん、滞在中は効率よくゆったりと過ごすことができるのです。
ホテル天坊に決めた理由とは・・・
(C)ホテル天坊
さて、“いいとこ取り”ができる理由はというと・・・まずは、なんといっても、温泉が充実しているということ。
伊香保には、古くから湧き出る茶褐色の「こがねの湯」と、平成に湧出されたという無色透明な「しろがねの湯」の2種類のお湯が存在しているのですが、ここ「ホテル天坊」では、この2種類のお湯が一度に楽しめるのです。伊香保の約58軒ある旅館の中で、2種類のお湯に入れるのは天坊を入れて5軒だけなのだそう!
(C)ホテル天坊
さらには、趣向を凝らした温泉が楽しめる「天晴の湯」や、天然記念物の三波石を600トン使用したという「岩風呂」もあり、ホテル内で温泉のはしごができてしまうのです。まさに温泉三昧!
「こがねの湯」の泉質は硫酸塩泉で、神経痛、筋肉痛、疲労回復などに効果があるといわれています。一方「しろがねの湯」の泉質は、メタケイ酸含有で、疲労回復や病後の回復、健康増進などに効果があるのだとか。
この「こがねの湯」は、子宝の湯ともいわれるほど、よく温まるのだそう。冷え性に悩んでいた筆者ですが、「こがねの湯」に入ると、あきらかにジンジンと血が巡っていく感覚がありました。入浴後、久しぶりに「暑い!」という言葉を発し、本当に体の芯まで温まりました。
好きなものを好きなだけ・・・バイキングを楽しむ
そして“いいとこ取り”のもうひとつの理由は、バイキングが楽しめるということ!新型コロナウイルスの影響により、遠い存在になっていましたが、「ホテル天坊」では安心して楽しめます。
手指の消毒はもちろんのこと、全てのお料理が小分けしてあるうえに、ひとつひとつすべてにラップが。さらに、取りにいく際には、ビニールの手袋を着用するため、全員が気持ちよくバイキングを楽しむことができるのです。
小分けにしてあるおかげで、取り分けの際に並ぶといった嫌な時間も解消され快適です。
カニやお寿司、お刺身など、自分の好きなものを好きなだけ味わえるのは、やはりバイキングの醍醐味。ステーキは目の前で調理してくれるので焼きたてを食べることができ、群馬県産の食材を使用したお料理など、多彩なメニューが並びます。
群馬県産の舞茸を使用した「舞茸ごはん」や、具沢山の上州名物「つみっこ汁」、天坊名物の桑の葉を練り込んだ「桑の葉うどん」など、気になるものばかり。
なんと温泉まんじゅうもありました!温泉まんじゅうは、伊香保が発祥という説もあり、この遊び心も楽しいですよね。
朝食もバイキング!
朝は少し早起きをして、爽やかな伊香保の空気を吸いながら、またも「天晴の湯」でスッキリ。その後に朝食に向いました。朝食も、もちろんお楽しみのバイキング。和食洋食とも数多く並び、なんといっても、目の前で作ってくれるオムレツは絶品。フワフワとやわらかく、トロッと口の中でほどけていきます。ほかの宿泊者からも「うまっ!」という声があちこちから聞こえていましたよ。
チェックアウトは11時と遅めだったので、朝食のあともひとっ風呂。出発前にはまたフリードリンクで喉を潤し、朝からゆったりとした時間を過ごすことができました。
今回、筆者はひとりでワーケーションに近い形で滞在を楽しみましたが、ホテル内で何度も温泉を楽しみ、久しぶりのバイキングでおなかいっぱいになり・・・と、かなりリフレッシュしていることに気づきました。その瞬間、家族を連れてきたいなという思いも。ガマンが多いコロナ禍の今こそ、「ホテル天坊」で、リフレッシュという“ご褒美”を、大切な人と思いっきり楽しんでみてはいかがでしょうか?
[Photos by koume]