もう“がっかり”なんて言わせない!「鳥取砂丘」は一生に一度は行きたい、日本が誇るべき絶景だ

Posted by: Nao

掲載日: Mar 14th, 2021

感動のバロメーターは千差万別。“がっかり名所”なんて言葉が流布されるように、訪れる人によって旅先の印象が異なるのは自然の摂理かもしれません。が、私は声を大にして言いたい。「鳥取砂丘」は、がっかりスポットではないということを! 今回は、一生に一度は行くべき日本の絶景「鳥取砂丘」の魅力をご紹介しましょう。

鳥取砂丘 絶景

県を代表する観光スポット「鳥取砂丘」

鳥取砂丘

鳥取市の日本海沿い、山陰海岸国立公園の特別保護地区に位置する「鳥取砂丘」。東西16㎞、南北2.4㎞にわたる日本最大級の砂丘で、年間約130万人もの観光客が訪れる、県の代名詞的存在です。鳥取空港からはバスで約20分。アクセスしやすいロケーションもうれしいところ。

鳥取砂丘 馬の背

鳥取砂丘の見所のひとつが「馬の背」。高さ47mもの巨大な砂の山は大迫力!鳥取砂丘を“ガッカリ”と感じる理由として「想像より小さかった」という声があるようですが、筆者にとっては「想像よりも大きかった」という印象です。見渡す限り広がる砂の世界に佇んでいると、もはや地球ではない、どこか別の惑星にいるような気分にも。

鳥取砂丘

「馬の背」は間近で見るとものすごい急坂。聞けば最大傾斜は32度、頂上は15階建てマンション屋上ほどの高さとのこと。思ったより体力を使いますが、砂の大地を一歩一歩踏みしめていると、全身で自然と向き合うという感覚が増し、思わず胸が熱くなってきます。

五感が刺激される爽快な絶景

鳥取砂丘

登りきった奥に見えるのは日本海。頬をかすめる海風と打ち寄せる波音が心地よく、達成感もひとしおです。

鳥取砂丘 絶景

そこはかとなく日本海らしい空色も心を揺さぶってくれます。この日は見られませんでしたが、風の向きや強さによって、風紋や砂廉、砂柱が生み出されることもあるのだそう。季節や時間を変えて訪れて、異なる表情を見てみたいものです。

鳥取砂丘

絶景に身を委ねたら、そろそろ戻りましょうか。砂丘入り口からここ頂上までは約20分。振り返るとかなりの距離を歩いてきたことがわかります。

迫力満点の砂像も必見です

砂の美術館

鳥取砂丘とセットでぜひ立ち寄りたいのが、砂丘入り口近くにある「砂の美術館」。“砂で世界旅行”をコンセプトに、毎年テーマを変えて砂の彫刻の展覧会を実施しています。砂像を展示する美術館としては世界唯一なのだそう。

砂の美術館 チェコスロバキア

2022年1月3日までは第13期として「チェコ&スロバキア編」を開催。世界10か国17名の砂像彫刻家が制作した19作品が展示されています。そのスケールは圧巻!

「チェコ&スロバキア編」のテーマは“盛衰の歴史と神秘の残影を訪ねて”。おとぎ話のような景観から、長い歴史に眠る出来事や神秘的な伝説を持つ両国の二面性を感じられるのも特徴です。

鳥取砂丘

驚くべきは、凝固剤や軸は一切使用せず、砂像の材料が砂と水のみであること。組み立てた木材の中に砂と水を入れて転圧機で叩いて固め、数日後に木枠を外し、コテを使って慎重に彫り刻んでいくのだとか。

鳥取砂丘 プラハ

ため息が出るほど精巧で緻密な、プラハの街並をイメージした砂像。ちなみ会期が終わると、砂像は元の砂に戻されるとのこと。美しくも儚いーー。そんな一面も砂像の持つ魅力なのかもしれません。

このほか鳥取砂丘では、らくだライドやパラグライダーなど、砂丘ならではのアクティビティも充実。“密”の心配無用な開放感あふれる絶景で、非日常のひとときを過ごしてみるのはいかがでしょうか。

鳥取砂丘
住所:鳥取県鳥取市福部町湯山2164-661
電話:0857-22-0581
URL:https://www.tottori-guide.jp/sakyu/

 

鳥取砂丘 砂の美術館
住所:鳥取県鳥取市福部町湯山2083-17
電話:0857-20-2231
営業時間:平日、日曜日9:00〜16:00(最終入場15:30)、土曜日9:00〜18:00(最終入場17:30)
休館日:不定休
入場料:一般 600円 小中高校生 300円
URL:http://www.sand-museum.jp

[All photos by Nao]

PROFILE

Nao

Nao ライター

メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。


メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。


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