【5位】ザブザブ洗えるバッグZAB(ザブ)|モリトジャパン
(C) モリトジャパン
第5位に選ばれたのは、「ザブザブ洗えるバッグZAB(ザブ)」でした。こちらは、ガーデニングカウンセラーの岡井路子さんと、NHK「趣味の園芸 やさいの時間」に10年間出演していた川瀬良子さんが共同開発したアイテムです。
(C) モリトジャパン
農作業シーンでも使いやすいという発想から生まれたバッグながら、防水素材が使われていることから、アウトドアやマリンスポーツの需要が高まり、トラベルグッズとして注目を集めています。
防水素材で汎用性が高く、気兼ねなく使える
審査員からは、アウトドアやガーデニング、犬の散歩など幅広い用途で使える実用性に高評価が集まりました。何といっても洗えるので、気兼ねなく使える点も高ポイントを得ているようです。
スーツケースの伝道師コメント:「旅先では濡れたり汚れたりといったことがありますので防水素材のバッグがあると重宝します。またスパバッグとしても使えますし、ランドリーバッグにもなります。とにかく汎用性が高いのが良かったです」
税込価格:
・普通サイズ:2,640円
・大きいサイズ:3,080円
販売:モリトジャパン
公式サイト:http://www.morito.co.jp/syohin/index.cgi?c=zoom&pk=383l
【4位】トラベルグッズ|TTC×サクラクレパス
(C) TTC
1921年に創業した日本の文具メーカー「株式会社サクラクレパス」と、旅行用品メーカー「TTC株式会社」のコラボレーションで発表されたトラベルグッズが第4位に。
(C) TTC
クレパスやクーピーペンシルといった日本人にとって懐かしいデザインのバッグやポーチ、ネームタグ、マルチクッションなど、幅広いアイテムがラインナップ。旅だけでなく日常でも使いたくなる、カラフルでポップなデザインで展開されています。
アイコニックでポップなデザインがかわいい
審査員からは、持ち歩くのが楽しくなるような明るいデザインに多くのコメントが寄せられました。子どもから大人まで、日本人に馴染みのある華やかなデザインで、旅行を楽しく演出してくれそうという意見も。
スーツケースの伝道師コメント:「実はこれ、私が文具好きの方を集めて開催したイベントの中から生まれたアイデアだったんです。異業種とコラボすることでトラベルグッズの魅力が多くの人に届けられるのではないかという想いだったのですが、メーカーのTTC様に賛同していただき、多くの小売店様が取り扱ってくださりました。パッキングを楽しく演出してくれるアイテムになっていると思います」
税込価格:
・クローズケース:2,200円
・マルチクッション:2,750円
・マルチポーチ:1,980円
・エコバッグ:1,430円
・ネームタグ:2,090円
・マルチケース:2,750円
・ティッシュポーチ:1,430円
販売:TTC株式会社
公式サイト:https://www.concise.co.jp/fs/concise/c/gr282
【3位】SOKO COOL BAG|HYEY(ヒエイ)
(C) HYEY
2段式のバッグで下段のみ保冷仕様になっている「SOKO COOL BAG(ソコクールバッグ)」が、第3位に。冷やしておきたいものとそうでないものを上下層に分けて持ち運べる、新発想の保冷バッグです。
(C) HYEY
バッグの側面と底部分にはスナップボタンが付いていて、薄く折り畳めるので常備したり持ち運ぶのもスペースを取らないという利便性も注目のポイント。
ありそうでなかった2段構造の保冷バッグ
審査員からは、ありそうでなかった発想に対する評価や、ドライブやアウトドアランチ、ハイキングから普段使いまで幅広いシーンで使える点に多くのコメントが寄せられました。2つのサイズ展開や、おしゃれなデザイン性も高ポイントのようです。
スーツケースの伝道師コメント:「レジ袋が有料化され、マイバッグへの意識が高まる中で、冷たいものとそうでないものを分けたいというニーズが一気に顕在化されました。またアウトドアのブームもあり、こうした2つのマーケットのニーズを上手く取り込んだアイテムだと思います。どんなシーンでも合いそうなデザインも良いですね」
税込価格:
・Mサイズ:2,970円
・Lサイズ:3,960円
公式サイト:https://hello-iroha.com/hyey/products_sokobag.php
【2位】STUMP|Prankton Products(プランクトンプロダクツ)
(C) Prankton Products
第2位は、アルミフレームを内蔵したバックパック「STUMP(スタンプ)」でした。頑丈なアルミフレームによって型崩れせず、収納した荷物を守ってくれるだけでなく、バッグに座れるという特徴も。
(C) Prankton Products
さらに、内蔵フレームと付属の仕切り幕の取り付け方をアレンジすることで、用途に合わせて使いやすいように収納できるのも注目のポイント。老舗のスーツケースメーカーが開発した、アクティブでユニークなデザインのリュックです。
頑丈なアルミフレーム内蔵!座れるリュック
審査員からは、バッグに座れるという発想が斬新で、ちょっと休んでスマホを見たりアウトドアでも活躍しそうな汎用性に高評価が集まりました。いざという時の防災用に常備したい、という意見も。
スーツケースの伝道師コメント:「リュックの上に座れるという点が注目されがちですが、フレームがあることで収納の仕方がアレンジできるということも非常に優れている点だと思います。ライフタイルが多様化している中で、こうしたリュックが出てくることは必然だったのかもしれません」
【1位】見守りロボット「EBO SE」|トレードワークス
(C) トレードワークス
第1位に選ばれたのは、自走式の見守りロボ「EBO SE(イーボエスイー) 」。専用アプリでリモート操作ができるので、外出先からでも家の中を自走させてペットや家族を探したり、ペットの遊び相手にもなってくれるそう。
(C) トレードワークス
スピーカーとマイクが搭載されており、留守宅のペットに声をかけたり音を聞くことも可能。旅先から家にいる子どもと会話するなど、相互コミュニケーションもできます。
動画や相互コミュニケーションも可能
審査員からは、留守中の自宅の様子を見守ることができる画期的なアイデアと、かわいいデザインにコメントが集まりました。画像だけではなく動画や音も確認できる点も高ポイント。
スーツケースの伝道師コメント:「テレワークが推進され、在宅時間が増えたことでペット、特に猫を飼う人が増えました。猫の場合は1~2泊程度なら、ペットホテルに預けられたり、知らない環境に身を置かれるよりも、慣れ親しんだ家で過ごすほうがストレスを感じない場合が多いといわれています。とはいえ、飼い主は不安を感じることでしょう。EBO SEはそんなストレスを解消してくれる面白い着眼点のトラベルグッズだと思います」
旅道具大賞2021の投票について
トラベルグッズを扱う業界関係者(メーカー、販売店、小売バイヤー)が参加し、「他社製品の中で今年1番輝いたアイテムに投票」というルールのもと投票が実施されました。新商品や現行品を限定せず、プロの視点で幅広い商品が評価されたランキングとなります。
投票参加企業:23社53名+スーツケースの伝道師 計54名
旅道具大賞2021 主催者
スーツケースの伝道師:佐藤 宏樹(さとうひろき)
トラベル&レイングッズバイヤー。仕入れるだけでなく、世になければ開発までしてしまう、超こだわり派。現在、「スーツケースの伝道師」「旅道具の達人」としてテレビや雑誌等に出演し、モノを通して旅の楽しさを伝えている。自宅にあるスーツケースは現在27台!
スーツケースの伝道師からのまとめ
最近のトラベルグッズの流行は日常でも使えることです。私は常々「旅行は日常のダイジェスト」と言っていますが日々の生活の中で使うものに携帯性をプラスできれば、旅行時のストレスを減らすことができます。これからも旅と日常を快適にするグッズがたくさん出てくることを期待したいです。
Please do not use the photos without permission.