長崎観光に便利な立地にあるホテル
外国への玄関口としての歴史を持つ港湾都市・長崎。それぞれの観光スポットに市電か徒歩で巡ることができるくらいのほど良い規模の街です。
その中心地である長崎新地中華街の目の前に建つのが、今回宿泊レポートする「カンデオホテルズ長崎新地中華街」。12階建ての高層ビルとそのネオンは街のどこからでもよく見えるので、筆者も迷子になることなく到着できました。
同ホテルはラグジュアリーホテルよりもリーズナブルな価格で、とはいえ寝るだけが目的のビジネスホテルとも異なる、唯一無二の「4つ星ホテル」という新しいスタイルを提案しています。
最上階のサウナ&露天風呂付きスパが最高!
(C)カンデオホテルズ
最上階にあるスカイスパに定評があり、サウナも完備されているのも魅力です。サウナーに大人気で、これを目当てにリピートする人も多いとか。全国のサウナ施設をランキングしたサウナ界のミシュラン「SAUNACHELIN(サウナシュラン)2020」で特別賞を受賞していることからも、その素晴らしさがわかりますよね。
広々とした浴槽は、のびのびと手足を伸ばせる贅沢な造りです。非日常空間で湯船に浸かってぼんやりしていると、心身がほぐれ日頃の疲れが癒されていくようです。
(C)カンデオホテルズ
露天風呂からは、すり鉢状の地形をした長崎の市街地を眺めることができます。宝石を散りばめたような夜景と街を囲む山並を望みながら、吹き抜けで開放感にあふれる空間で入浴を楽しめるのです。
(C)カンデオホテルズ
男湯のドライサウナは、たっぷりと汗をかくほどの温度設定で血液循環を促進。水風呂との温冷交代浴で疲れを癒し、自律神経を整えてくれます。
(C)カンデオホテルズ
女湯にはミストサウナが。室内に微細な霧を充満させて適度な温度で体を温めてくれます。
普段サウナに入る機会の少ない筆者ですが、内風呂と露天風呂の入浴の間に試してみることに。サウナで体を温めた後の露天風呂の冷たい外気が心地いいこと! 露天風呂の横には「ととのい椅子」も用意されているので、サウナ初心者も気軽に満喫することができますよ。
女性用のパウダールームにはクレンジングや化粧水、乳液が用意されているのもうれしいポイントです。
女性:露天風呂、内風呂、ミストサウナ
男性:露天風呂、内風呂、水風呂、ドライサウナ
[利用時間]15:00~翌11:00※2:00~6:00はサウナ利用は不可
市街地や山の景色を望める快適でモダンな客室
今回宿泊したのは、コーナーツインルーム(21平方メートル)。大きく取られた窓から景色を眺めると、非常に特徴のある土地なのが一目瞭然。一方は中華街の門に面し、もう一方は山並を望むことができます。まさにすり鉢状の長崎の市街地らしい眺め。ベッドは寝心地の良さで定評のあるシモンズ製でした。
窓の前にあるこあがりソファは、腰がしっかりと固定されるので、PCを見たりくつろぐのに心地よかったです。
電気ポットはデロンギ製。ロビーから緑茶のティーバッグを自由に持ってくることができます。
そしてオリジナルのルームウエアの着心地の良さといったら! 女性にとってはメンズサイズのようにぶかぶかなのに、締まる部分は締まっています。とても着心地がよく、販売していたら購入したいほど気に入りました。館内では入浴時や朝食時など、このルームウエアと備え付けのスリッパで移動することができます。また、乾燥と寒さ対策に加湿器とブランケットを貸していただき助かりました。
ちなみにユニットバスもありますが、最上階のスパを利用する人がほとんどだと思います。
観光地や中華街に近い抜群のロケーション
長崎の市街地の一等地にあるこちら。中華街の目の前なので、ちゃんぽんや皿うどんなどのご当地料理や中華料理には迷うことなくありつけます。
また、ホテルの裏手には日蘭交流に大きな貢献をした「出島」も。復元されたレトロ風な建物が連なり、異国情緒が感じられますよ。夜にはライトアップされる姿を眺めながら、ベイサイドまで散策するのがおすすめです。「長崎出島ワーフ」には、港を眺めながら食事やお茶を楽しめるレストランやカフェが軒を連ねています。
街中を走る市電は乗車賃1回140円と割安で、市街地にある観光スポットに15分程でアクセスできるのもうれしいところ。ノスタルジックな風情を醸す「眼鏡橋」界隈へは市電の最寄り駅「新地中華街」から3駅、徒歩でも15~20分程でたどり着きます。お土産に欠かせないカステラの「福砂屋」本店や「文明堂」の支店なども徒歩圏内にあるので助かりました。
陽光が降り注ぐ空間でビュッフェスタイルの朝食
眠い目をこすりながら朝食をいただくラウンジに行くと、降り注ぐ陽光のまばゆさに一気に目が覚めます。
朝食はビュッフェスタイルで、充実した料理が素晴らしい! 和、洋、ご当地もの……。どれにしようか迷ってしまい、欲張りすぎてしまいます。
ジュース(オレンジ、リンゴジュースなど)、サラダや卵料理、焼魚、豆腐、納豆、そしてうれしかったのは産直野菜の温野菜。四季折々の素材を活かしたヘルシーグルメをいただけます。
筆者は小ぶりのクロワッサンとパン・オ・ショコラが気に入りました。
ご当地グルメの代表「皿うどん」もありましたよ。
そしてカステラも! 一度は試したくなりますよね。パンプディングや厳選サツマイモの大学芋などのスイーツもあり、朝から食べ過ぎてしまいそう。
締めにはフルーツやヨーグルト、コーヒーをいただき、出かける前にしばし憩いのひと時。ブランチ気分で思わず長居をするほど気持ちの良い空間です。
アメニティは香りの良いオリジナルのオーガニック
基本的なアメニティは、フロント前から必要な分だけを持って行きます。
こちらで人気なのが、スパで使うボディウォッシュ、シャンプー、コンディショナー、洗顔、化粧水、乳液など、イタリア製オーガニックのオリジナルのアメニティ。
「シャンプー&コンディショナー」には、自然原料をベースにしたCANDEO HOTELオリジナルのオーガニック製品が採用されています。ハーブのような薬草のような、自然な香りが印象的。使う度に心地よい香りを感じましたよ。「購入できないんですか?」と尋ねられることが多いというのも納得です。
「タオル&バスタオル」は、ホテルのマークをジャガード織であしらったオリジナルの高品質なものでした。
ちなみに、「CLUB CANDEO」の会員(ブロンズ・無料)になったので、通常はチェックアウトが11時のところを正午まで延長できました。余裕をもって荷物の整理をしたり、帰る前にゆっくりコーヒーをいただいたくことができありがたかったです。優先アーリーチェックイン(客室の準備状況次第)や、5%以上の会員割引特典もあります。
■CLUB CANDEO 会員特典
ほど良い規模の中に観光スポットが凝縮し、街歩きが楽しい長崎。散策後は同ホテルでのスカイスパが最高です。さらに、翌朝のビュッフェスタイルの朝食も楽しみ! そんな、長崎の旅をずっと快適にしてくれるホテルでした。
住所:長崎市銅座町3番12号
TEL:095-829-3300
アクセス:新地中華街駅から徒歩約3分、長崎駅からタクシーで約6分、長崎新地ターミナルから徒歩約3分
チェックイン15:00/チェックアウト11:00
URL:https://www.candeohotels.com/ja/nagasaki/
[Photos by Yo Rosinberg]
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