
事前に覚えておきたい「マダコ」の基本情報

北海道を除くほぼ全国に生息し、弥生時代から食用として捕獲されていた「マダコ」。現在、スーパーマーケットなどで流通するのは北アフリカやヨーロッパ産の輸入品が主で、国産のマダコは個体減少の傾向もあって非常に高価です。
釣りの対象として近年人気が高まっていて、専用の道具の開発やタコ狙いの遊漁船も増えています。ただし、タコは重要な水産資源であり、多くの水域で漁業権が設定されています。漁港や堤防などはタコ釣りが禁止されている場所も多く、そういった場所では警告する掲示もされています。
そこでここでは、漁業権が設定されていない都市港湾で楽しむタコ釣りを前提に、その釣り方などを紹介していきましょう。

釣れたマダコは味が濃く、プリプリとした歯応えで非常に美味です。茹でたものをブツ切りにしてもよし、ご飯と一緒に炊き込んだ「タコ飯」にしてもよし。どんな料理に使っても輸入品との差は歴然です。その食味の良さも、タコ釣りの人気が急上昇している一因でしょう。
こんな条件を狙えばバッチリ!マダコが好む「ポイント」&「時間帯」

マダコは岩場や岩礁帯、障害物などに身を潜め、夜になると外に出てエビやカニといった甲殻類、貝類、小魚などを捕食します。そのため、専門の漁師は日中に「タコ壺」と呼ばれる壺を海底に沈め、夜間に引き揚げています。
釣りで狙う場合は、住処となる障害物の周りを直撃するのが基本です。居場所近くを直撃することで日中でも釣果が望め、場所によっては複数の釣果が得られることもあります。堤防や護岸から狙う場合は岸壁直下の海底近くを狙うのがよく、混雑していないようなら広く探り歩くのが基本です。
これをそろえればあとは釣るだけ!必要な「道具」や「仕掛け」
使用する竿とリールは安価で誰でも使いやすい「コンパクトロッドセット」でOK。遠くへ仕掛けを投げる必要がなく、竿下に仕掛けを下ろして上下させるだけの釣りなので、道糸はナイロンラインの3号を巻いておけば十分です。初心者は透明なラインよりも、ピンクや黄色に着色されたものに巻き替えておくと、糸の状態から海中の様子を把握しやすくなります。

タコを狙う仕掛けは、イカ釣りにも使われる「餌木(えぎ)」と呼ばれる擬似餌を使います。イカ用に作られたものを流用しても釣れますが、タコ用は後端に備えられたハリが大きいのが特徴です。色はタコの好物であるエビなどを模した赤やオレンジのほか、タコが好むとされる白系が高実績です。

道糸と餌木は「スナップ」と呼ばれる金属具で接続します。また、このスナップに3〜6号のナス型オモリを装着して、素早く海底に沈めて使うのがセオリー。いずれも海底に引っ掛かって切れてしまう可能性が高いので、予備をいくつか用意しておくのが安心です。

餌木とオモリのセッティングは、上の写真のように行います。タコは海底や障害物の陰から上方向を見ているので、海底からやや上の層を餌木がユラユラ揺れている状態が理想的です。
釣り方の一連と覚えておきたい「注意点」
まずは足下の堤壁ギリギリに餌木を入れ、糸が出て行かなくなるまで落としていきます。着底すると糸の出が止まるので、余分な糸をリールで巻き取り、オモリがそこから浮き上がらない程度の糸の長さに調整します。
そこからオモリで海底をトントンとノックするように、小刻みに上下させます。こうすることで海底に砂煙が立ち、餌木もユラユラと揺れてタコにアピールします。
タコが餌木に抱きつくと、ゴミでも掛かったかのように急に重くなります。本当にゴミが引っ掛かっていることもしばしばですが、タコが掛かっていると障害物の中や堤壁に貼り付こうとするので、一気に巻き上げるのが得策です。貼り付かれてしまうとなかなか取り込めないので、躊躇せずに一気に浮かせて引き上げましょう。

釣れたタコは目の間にナイフを刺し、締めておくと鮮度が保てます。きっちり締められれば体色が白くなり、動きも鈍くなるので初めてでもわかります。

締めたタコはビニール袋などに入れ、氷を入れたクーラーボックスで保冷しましょう。生きたまま保冷する場合は、脱走しないように袋の口をきつく縛っておきましょう。
※前述のように、漁業権のある海域ではタコ釣りが禁止されている場合があります。警告看板があったり注意を受けた場合は、必ず現地での指示に従ってください

oomotoyuu 編集者/ライター/フォトグラファー
スポーツウエアメーカー勤務、雑誌編集などを経てフリーライターに。好きなことを仕事に選び続けた結果、周囲からは「ラクをして生きている」と思われているのが悩み。四国、北海道については愛車で単独周遊済みなので、九州に照準を定めている。旅先での酒場巡りとノルウェー旅行の再開に思いを募らせる日々。
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