もとは銀行の執務室!日本人の心に響く大人気洋菓子店「五感 北浜本館」

Posted by: 春奈

掲載日: Mar 1st, 2017

大阪・北浜に本店を構える大人気洋菓子店「五感」。お米をはじめとする国産素材を取り入れた「日本人の心に響く洋菓子」づくりが支持されています。

北浜本館は、大正時代に建てられた歴史的建造物。かつての銀行の執務室を利用した2階のティーサロンでは、上質な空間でフレッシュなスイーツが楽しめます。

「日本人の心に響く洋菓子」を目指して

もとは銀行の執務室!大正時代のレトロ建築「五感 北浜本館」で和素材スイーツを堪能

2003年、大阪に創業した大人気スイーツ店「五感」。日本の農業を生かすことを大切に考え、お米をはじめとする和素材を取り入れた「日本人の心に響く洋菓子」を目指しています。

ケーキやプリンなどの生菓子から、マドレーヌやバウムクーヘン、クッキーなどの焼き菓子まで、幅広いラインナップ。いずれも、こだわりの素材を使った手づくりの温もりあふれる味わいです。

大正レトロ香る「五感 北浜本館」

もとは銀行の執務室!大正時代のレトロ建築「五感 北浜本館」で和素材スイーツを堪能

西洋風のレトロ建築が点在する大阪・北浜エリア。現在「五感 北浜本館」がある新井ビルは、1922年に建てられた歴史的建造物。登録有形文化財にも指定されており、かつては旧報徳銀行大阪支店として使われていました。

北浜の雰囲気や新井ビルの風格に惚れ込んだ社長自らが、ビルのオーナーに直談判。その想いが通じ、ここに「五感 北浜本館」がオープンする運びとなったのです。

もとは銀行の執務室!大正時代のレトロ建築「五感 北浜本館」で和素材スイーツを堪能

重厚なエントランスをくぐって店内に入ると、そこは、店の厨房で作られる色とりどりのお菓子が並ぶ非日常空間。いつも、入れ代わり立ち代わりやって来るお客さんで賑わっています。

銀行の執務室だったティーサロン

もとは銀行の執務室!大正時代のレトロ建築「五感 北浜本館」で和素材スイーツを堪能

「五感 北浜本館」の2階には、かつて銀行の執務室として使われていた部屋を利用したティーサロンがあります。コンセプトは「紳士淑女の寛ぎ」。

部屋ごとに表情の異なる小部屋がいくつもあり、大正時代の西洋建築ならではのレトロな空間で、優雅なひとときが楽しめます。

もとは銀行の執務室!大正時代のレトロ建築「五感 北浜本館」で和素材スイーツを堪能

部屋に飾られている絵画や調度品にも注目。日本を代表する版画家・棟方志功のデザインが施されたガラス板もあります。これは銀行時代からあったものなのだそう。

看板商品は「お米の純生ルーロ」

もとは銀行の執務室!大正時代のレトロ建築「五感 北浜本館」で和素材スイーツを堪能

五感の看板商品が、「お米の純生ルーロ」。新潟県胎内産コシヒカリ100パーセントの米粉生地で、カスタードクリームと国産の黒豆を包んだ和を感じるロールケーキです。

フワッとしていながら、お米からできているだけあってしっかりした弾力が楽しめます。中のクリームは甘さ控えめで上品な味わい。どこかなつかしい風味のカスタードクリームに心癒されます。

はじめは「ロールケーキに黒豆?」と思ってしまいましたが、この豆の食感がアクセントになり、ケーキ全体に見事なバランスが生まれています。

もとは銀行の執務室!大正時代のレトロ建築「五感 北浜本館」で和素材スイーツを堪能

「お米の純生ルーロ」は、テイクアウトも可能ですが、ティーサロンでいただくと、季節のアイスクリームが付いてきます。このアイスクリームが予想以上においしいのです。

本物のフルーツを使った自家製のアイスクリームは、驚くほど香り高くフルーティー。アイスクリームショップではないにもかかわらず、期待を超える本格的な味わいに感動です。

もとは銀行の執務室!大正時代のレトロ建築「五感 北浜本館」で和素材スイーツを堪能

レトロ感漂う優雅な空間で、国産素材を使ったスイーツが味わえる「五感 北浜本館」。和の食材の素晴らしさに改めて気付く体験が待っています。

五感 北浜本館
住所:大阪市中央区今橋2-1-1 新井ビル
電話:06-4706-5160
営業時間:月~土曜9:30~20:00、日・祝9:30~19:00(サロンラストオーダー 閉店30分前)

[All Photos by Haruna Akamatsu]

PROFILE

春奈

Haruna ライター

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

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