©シイノトモシビタケ観察会公式サイト
「天国の光のキノコ」という意味の学名を持つシイノトモシビタケ。5月中旬から夏にかけて、暗闇の森にほのかに灯る青みがかった緑色の光は、昔話の不思議な情景のようです。
一番多く見られるのは和歌山県の目覚山
©宇久井ビジターセンターFacebookページ
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シイノトモシビタケがまとまって発生する場所としては本州No.1といわれる目覚山(めざめやま)は、熊野古道で有名な吉野熊野国立公園の奥地、宇久井(うぐい)半島にあります。
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雨の後最低気温が20度以上の日が3~4日続くと発生しやすく、多いときには数百本も見ることができるそう。条件がそろえば木の幹や枝から発生することもあります。
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シイノトモシビタケの大きさは、傘の直径が1~2cmほど、高さは1~5cmくらい。なぜ光るのかは、胞子をばらまく媒介者として虫をおびき寄せるためともいわれていますが、はっきりとわかっていません。
目覚山では、5月中旬~7月下旬、9月の土・日曜日には、普段は立ち入り禁止の区域が特別に開門される「光るキノコ観察会」が催されています。
また、関東に近いところでは、10種類以上の発光キノコが生息する八丈島でも夏の間は光るキノコの観察会が催されるそうですよ。
PROFILE
山口彩
Aya Yamaguchi 統括編集長
インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「イエモネ」を立ち上げる。現在は「TABIZINE(タビジン)」「イエモネ」「novice(ノーヴィス)」「bizSPA!フレッシュ」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。
インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「
イエモネ」を立ち上げる。現在は「TABIZINE(タビジン)」「イエモネ」「novice(ノーヴィス)」「bizSPA!フレッシュ」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。