【ニューヨーク】ハリウッドスターも通う和牛<Wagyu>の店

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Jul 8th, 2017

【ニューヨーク】ハリウッドスターも通う和牛(Wagyu)の店

ニューヨーカーは、ステーキが大好き。有名ステーキ店が多く存在します。アメリカ人は、やはり何よりも牛肉を好みます。その中で、2009年オープン日本の牛肉店“Japan Premium Beef(ジャパン・プレミアムビーフ)”が、ニューヨーカーに支持されていると聞いて、出かけてみました。

かつては、アンディー・ウォーホールやジャン・ミッシェル・バスキアが制作スタジオとして使っており、1983-1988年までバスキアが暮らしていたというアートな香りのする場所に店があります。

ハリウッドスターも愛する和牛は宮崎牛

【ニューヨーク】ハリウッドスターも通う和牛(Wagyu)の店

【ニューヨーク】ハリウッドスターも通う和牛(Wagyu)の店

Japan Premium Beef(ジャパン・プレミアムビーフ)のWagyu(和牛)は、宮崎牛。1パウンド(約450g)130ドルです。ピンク色に輝く宝石。霜降りの入った牛肉は、アメリカでは見ることがありません。欧米人は赤身の噛みしめるステーキがメインだからです。

宮崎牛とは、宮崎県で生産された黒毛和牛のなかで肉質等級上位ランクの牛だけに許される称号。日本食肉格付協会が定める基準によって肉質等級4級以上とランク付けされたものだけが、宮崎牛と呼ばれます。

「肉質等級最高ランクの宮崎牛」ミヤチクより引用

【ニューヨーク】ハリウッドスターも通う和牛(Wagyu)の店

肉質が最高ランクの5等級の宮崎牛の証明書。
1パウンド130ドルの高級ビーフを買うのは、日本人よりもアメリカ人が多いそう。名前は出せませんが、有名ハリウッドスターも自ら店へ足を運ぶとか。

実はお得な肉もある

【ニューヨーク】ハリウッドスターも通う和牛(Wagyu)の店

【ニューヨーク】ハリウッドスターも通う和牛(Wagyu)の店

筆者はこのお店を知っていたものの、敷居が高かったのは「ウチでは買えない高級肉」と思い込んでいたため。しかしながら、こんな嬉しいディスカウントのお肉もあります。

【ニューヨーク】ハリウッドスターも通う和牛(Wagyu)の店

Washugyu(和州牛)とは、ブランド和牛の但馬牛と、オレゴン産のブラックアンガスを掛け合わせたもの。日本とアメリカのハイブリッド・ビーフといえるでしょう。Washugyu(和州牛)は大豆やトウモロコシなどの穀物を与えているため、肉に甘みが感じられます。化学飼料を使わない100%ベジタリアンの飼料なので、健康な牛が生育され、口にする私たちにとっても安心なのです。

【ニューヨーク】ハリウッドスターも通う和牛(Wagyu)の店

しゃぶしゃぶ用のゴマだれやポン酢、焼肉のタレ、わさびや柚子胡椒も販売されています。
冷蔵ケースの横では「やまや」の明太子が置いてありますが、“Japan Premium Beef(ジャパン・プレミアムビーフ)”の母体はやまやUSAだからなのです。

胃もたれしない牛肉

【ニューヨーク】ハリウッドスターも通う和牛(Wagyu)の店

買ったものは、和州牛の切り落とし 1パウンド(約450グラム)13.99ドルと焼肉用マリネの牛肉 1パウンド(約450グラム)10ドル。1パウンド130ドルの和牛は、もう少し出世してから買いたいと思います(苦笑)。

SOHOやミッドタウンにある有名レストランへも卸しているそうです。ネットでオーダー、デリバリーも可能。

特筆すべきは、肉を食べるともたれることが多いのに、“Japan Premium Beef(ジャパン・プレミアムビーフ)”の牛肉を食べた翌日、胃もたれしなかったことです。身体に対する負担が違うのは、餌に化学飼料を使わないことが影響しているのかもしれませんね。

Japan Premium Beef(ジャパン・プレミアムビーフ)
Yelpの評価 5つ星

[All photos by Sara Aoyama]
 
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PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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