ニューヨーカーは、ステーキが大好き。有名ステーキ店が多く存在します。アメリカ人は、やはり何よりも牛肉を好みます。その中で、2009年オープン日本の牛肉店“Japan Premium Beef(ジャパン・プレミアムビーフ)”が、ニューヨーカーに支持されていると聞いて、出かけてみました。
かつては、アンディー・ウォーホールやジャン・ミッシェル・バスキアが制作スタジオとして使っており、1983-1988年までバスキアが暮らしていたというアートな香りのする場所に店があります。
ハリウッドスターも愛する和牛は宮崎牛
Japan Premium Beef(ジャパン・プレミアムビーフ)のWagyu(和牛)は、宮崎牛。1パウンド(約450g)130ドルです。ピンク色に輝く宝石。霜降りの入った牛肉は、アメリカでは見ることがありません。欧米人は赤身の噛みしめるステーキがメインだからです。
肉質が最高ランクの5等級の宮崎牛の証明書。
1パウンド130ドルの高級ビーフを買うのは、日本人よりもアメリカ人が多いそう。名前は出せませんが、有名ハリウッドスターも自ら店へ足を運ぶとか。
実はお得な肉もある
筆者はこのお店を知っていたものの、敷居が高かったのは「ウチでは買えない高級肉」と思い込んでいたため。しかしながら、こんな嬉しいディスカウントのお肉もあります。
Washugyu(和州牛)とは、ブランド和牛の但馬牛と、オレゴン産のブラックアンガスを掛け合わせたもの。日本とアメリカのハイブリッド・ビーフといえるでしょう。Washugyu(和州牛)は大豆やトウモロコシなどの穀物を与えているため、肉に甘みが感じられます。化学飼料を使わない100%ベジタリアンの飼料なので、健康な牛が生育され、口にする私たちにとっても安心なのです。
しゃぶしゃぶ用のゴマだれやポン酢、焼肉のタレ、わさびや柚子胡椒も販売されています。
冷蔵ケースの横では「やまや」の明太子が置いてありますが、“Japan Premium Beef(ジャパン・プレミアムビーフ)”の母体はやまやUSAだからなのです。
胃もたれしない牛肉
買ったものは、和州牛の切り落とし 1パウンド(約450グラム)13.99ドルと焼肉用マリネの牛肉 1パウンド(約450グラム)10ドル。1パウンド130ドルの和牛は、もう少し出世してから買いたいと思います(苦笑)。
SOHOやミッドタウンにある有名レストランへも卸しているそうです。ネットでオーダー、デリバリーも可能。
特筆すべきは、肉を食べるともたれることが多いのに、“Japan Premium Beef(ジャパン・プレミアムビーフ)”の牛肉を食べた翌日、胃もたれしなかったことです。身体に対する負担が違うのは、餌に化学飼料を使わないことが影響しているのかもしれませんね。
[All photos by Sara Aoyama]
※無断で画像を転載・使用することを固くお断りします。
Do not use images without permission.