いよいよ10月31日のハロウィンが近づいてきましたね。街ではハロウィンディプレイやハロウィンスイーツが目につくようになってきました。仮装の準備も万端! という人もいるかもしれませんね。
今回は、Google検索から見えてきた最近の日本のハロウィンのトレンドやアメリカとの比較など、「日本のハロウィン」像についてご紹介します!
日本における「ハロウィン」人気の高まり
日本のGoogle検索では、ハロウィンへの注目度が年々高まっていることがよくわかります。「ハロウィン」というキーワードの検索数は、ここ数年間Google検索、YouTube検索ともに右肩あがり。
面白いのは、Google検索とYouTube検索で検索ピークの日がずれていること。Google検索ではピークがハロウィン前日であるのに対し、YouTube検索でのピークはハロウィン当日なのです。
ハロウィンのトレンドスポット六本木から渋谷へ!
(C)shutterstock.com
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ここ数年ニュースでも取り上げられているように、このところ渋谷は一気にハロウィンのメッカに成長しています。「ハロウィン 渋谷」というキーワード検索数も2015年から急激に増加。一方、2016年から急に減少しているのが「ハロウィン 六本木」というキーワード。かつては「ハロウィン」で大いに盛り上がった六本木ですが、その人気は渋谷に移ったようです。
では「ハロウィン」と一緒に検索される単語、日本とアメリカの検索トレンドにはどんな違いがあるのでしょうか?
人気キーワードはこれ!「ハロウィン」検索ランキング日米比較
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アメリカの第1位は、2年連続で「party city」。これはコスチューム専門店の名称だそう。なんといっても、「仮装」関連のキーワードが上位にランクインするのがアメリカの特徴です。
一方日本では、「仮装」関連の検索キーワードも上位にあるものの、アメリカでは見られない傾向として、 「ディズニー」、「USJ」、「音楽祭」などイベントに関連する検索が目立ちます(下の表の青色の部分)。日本のハロウィンでは、仮装を楽しむために特別なスポットに行く人も少なくないことがわかります。桜や紅葉を楽しむように、ハロウィンも「お出かけ」や「イベント」の機会としてとりこんでいくのが日本人の楽しみ方。
なお2016年には、その年に大人気となったポケモンGO関連のキーワード「ポケモン go ハロウィン」がランクインしており、当時の盛り上がりを反映しています。
Google検索で「ハロウィン」と一緒に検索されているキーワードの組み合わせ
上位 15 のランキング(日米:2016 年と2015 年の比較)
なにかと仮装大会と揶揄されがちな日本のハロウィンですが、検索データからは、アメリカのハロウィンのほうが、より「ハロウィン=仮装」という発想に強く結びついているようです。
動画と「ハロウィン」の密接な関係性
YouTubeで人気のハロウィン動画のトレンドは、ハウツー(How-to、何かのやりかたを調べる)動画。「ハロウィン メイク」、「ハロウィン コスチューム」、「ハロウィン お菓子」などのキーワードが浮上します。動画検索は人々の生活に定着しつつあり、検索数も年々増えています。
特に、「ハロウィン お菓子」はここ数年特に伸びていて、YouTubeのハウツー動画を参考に、手作りを楽しむ人が増えているのはないでしょうか。
動画は、手軽にわかりやすく興味のあるテーマについて学ぶことができる媒体です。ハロウィンに限らず、最近の傾向として、ハウツーを調べる際に YouTubeを検索する人が増えています。エンターテインメントだけでなく、リサーチや学習のための情報源としても、動画は身近で信頼できるコンテンツになってきているようですよ。
まもなくやってくる 2017年のハロウィン、あなたならどう楽しみますか? Google トレンド で今年注目の場所、イベント、そしてコスチュームなどをチェックしてみてみるのもよいかもしれませんね。
[出典:Google データ]
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