旅先で見た忘れられない風景や感動した景観など、ひとつやふたつはあるものですよね。そんな一度は見てみたい、おとぎの国のようなカラフルでキュートな街並みを厳選してご紹介!
運河を彩る三角屋根の積み木のような建物
~ニューハウン(デンマーク)~
旅行ガイドブックでもよく目にする、デンマークをイメージさせる代表的な景観といえば運河沿いに並ぶ色とりどりの家。そんなコペンハーゲンの観光で欠かせないのがニューハウン(NYHAVN)。三角屋根の4~5階建てのカラフルな建物が運河沿いに並び、その光景は積み木細工のようなキュートさ。アンデルセンが居住した場所とも知られ、水面をなでる風を感じながら、カフェやショップ巡りするのが楽しい!
太陽に映えるポップカラーはケープマレー文化の象徴
~ボ・カープ(南アフリカ共和国)~
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南アフリカ共和国の南端、ケープタウンの中心地にあるボ・カーブ地区(BO-KAAP)。緩やかな斜面に沿って続く道沿いには、ピンクやスカイブルー、グリーンなど、パステルカラーの家が並び独特な雰囲気。かつて労働者として連れてこられた、マレーシアやインドネシアなどに起源をもつ住民が多く暮らしているエリアで、ケープマレー文化の中心地としても知られています。
世界遺産にも登録されるコロニアルな街並み
~グアナファト(メキシコ)~
ユネスコ世界遺産にも登録されている、メキシコ中央部にあるグアナファト(GUANAJUATO)。古くは銀の産出で栄え、その恩恵を受けたスペイン植民地時代のコロニアルな街並みが残っています。入り組んだ石畳の坂道、石造りの家、カンテラの灯・・・ 中世にタイムスリップしたかのような幻想的な美しさが楽しめます。小路を挟んだ両側のバルコニーから愛を誓い合った伝説が残る「口づけの小道」などのロマンチックなスポットも。
韓国のマチュピチュは町全体がアートギャラリー!?
~甘川洞(韓国)~
青や緑、黄色、山肌の斜面を覆いつくすようなカラフルな家々。韓国・釜山にある甘川洞(カムチョンドン・Gamcheon)は、別名“釜山のマチュピチュ”とも呼ばれるほどの、圧倒的スケールの景観が広がります! 実はこの町、朝鮮戦争を逃れてきた人々が集落をつくったのがきっかけなのですが、2009年に町おこしのプロジェクトが発足。これをきっかけに、さらに家々がペインティングされ、路地にはオブジェなども点在。町全体がアートギャラリーのような空間になり、“甘川洞文化村”という名前でも呼ばれるほど認知度を高めました。
島を彩るカラフルでかわいらしい家々
~ブラーノ島(イタリア)~
イタリア北東部に位置しベネチアから水上バスで約40分。赤・青・黄・緑など、カラフルでかわいらし家々が所狭しと並ぶブラーノ島(BURANO)。1時間もあれば島内をまわることができる小さな島は、運河が街中を通り、おとぎの国に迷い込んだような雰囲気! この色とりどりの家は、漁に出た漁師が、霧の中でも自分の家をすぐ見つけられるようにペイントしたのが始まりだとか。ベネチア観光でも人気のフォトジェニックなスポットです。
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