外国人にも大人気の大阪城天守閣に行ってみた 〜出世開運の大阪城豊國神社もおすすめ！〜【ベタな大阪観光】

大阪観光、といえば道頓堀や新世界に加えて、大阪城もはずせません。大阪城天守閣のある大阪城公園には、豊臣秀吉公を御祭神とする出世開運の神様「大阪城豊國神社」もあり、こちらもおすすめ。

外国人にも大人気の大阪城天守閣を現地ルポします！

大阪城公園は広くて景観も美しく散歩が気持ちいい

大阪城公園は想像以上に広く、歩きがいがあるのですが、他の観光地とのはしごで疲れている人は園内をまわるロードトレインを利用するのもいいかもしれません。約20分間隔で運行しています。

地下鉄森ノ宮駅側には、わりと大きな遊具のある広場もあります。子ども連れの方にはうれしいですね。

ローソンを発見。大阪城に敬意を示しているのでしょう、いつもと違う色あい。

途中の売店でのぼりのあった「抹茶ビール」がかなり気になったのですが、寒くて喉もかわいていなかったので断念しました・・・。

天守閣はまだまだ先です。

和風ではありませんが、こんな美しい景色も望めます。思わず目を奪われた一景。

まずは出世開運の神様「大阪城豊國神社」へ

こちらが、豊臣秀吉公を御祭神とする「大阪城豊國神社」。気づかないで通り過ぎてしまう人もいるかもしれませんが、出世開運の神様なのでぜひご参拝していきたいところです。

こちらが秀吉公の像。とても存在感があるのですが、なかなか逆光でお顔がよく見えない。何度かチャレンジしたのですが、肉眼でもお顔はよくわかりませんでした。史実に忠実に再現されているそうなので、ぜひ拝んでみてください。

おみくじやお守りもあります。「仕事運上昇守」「出世瓢箪（ひょうたん）」「出世カブト」「勝守」など気になるものがたくさん。ひょうたん型のお守りも可愛かったのですが、筆者は出世箸をお土産にしました。

1膳500円。使わずにまつっておくべきなのかな、と思い巫女さんにお聞きすると、使ってかまわないとのことでした。

差し上げた方々には想像以上に喜ばれたのでおすすめのお土産です。たしかに、豊臣秀吉公にあやかる出世箸というと、実用的でご利益がありそうですよね。

敷地内には、コスプレをして、いえ、古の衣装をまとい自由に撮影できる一角も。筆者が訪れたときは誰も利用していませんでしたが、外人さんに受けそうだなあと思いました。

天守閣の中は歴史博物館、展示は見応えがあります

さあもうすぐ天守閣です。筆者は城マニアではありませんが、お城の石組みを美しいと感じます。

こちらが本丸の正面にあたる桜門。門の両脇にある巨石は龍虎石（りゅうこいし）と呼ばれ、江戸時代には雨が降ると右に龍の姿が、左に虎の姿が現れるといわれたそうです。

桜門枡形の巨石

桜門をくぐって正面に見える巨石は蛸石（たこいし）と呼ばれ、推定108トン！ 石垣で四角く囲まれたこの区画は「枡形」と呼ばれるそうです。

そういえば昔、城マニアの知り合いに聞いたことがあります。枡形への通路は大きく曲がっていることが多く、それは敵から城を守るためだと。たしかにここの枡形も90度に曲がっていますし、今まで行ったことのある城でもそうしたつくりはよく見た覚えがあります。

敵にとってみれば、こうした造りは正面からの見通しが悪いし、馬で攻めた場合特に急に曲がるのも大変そうですよね。城は戦いの場でもあったのだなあと想いがめぐります。

天守閣は外観５層、内部８階建の歴史博物館。チケットが必要です。券売機で購入するのに、筆者は15分ほど並びました。想像以上にまとめ買いできる券売機を見て、グループで観光する人たちが多いのかなあと素朴な疑問がわきました。

さて、いよいよ天守閣へ！

金明水井戸屋形

城の前には井戸がありました。伝説では秀吉が水の毒気を抜くために黄金を沈めたと言われていますが、戦後の調査によるとそもそもこの井戸は豊臣時代のものではないそうです。

天守閣からの眺め。中にはエレベーターがありますが、行列だったので筆者は階段で登りました。けっこうハードだったので、あまりおすすめはできません（笑）。

壁面の装飾や、立派なしゃちほこなども見どころ。

2階〜7階はぎっしり展示が並びます。これがけっこう見応えがあり、歴史好きな人はかなり時間をかけて興味深く見ていました。筆者の場合は人混みだったこともあり途中で疲れてきてしまい、脱落。

わかりやすさ、とっつきやすさでいうと、5階がおすすめ。大坂夏の陣図屏風の世界を、映像とミニチュア模型を使い、わかりやすくご紹介しています。

さて、休憩をかねてご飯でも食べようかと2017年オープンしたばかりの話題のミライザへ行ってみたのですが・・・。

1階は粉ものやアイスなどお手軽なフードが並び、2階はイタリアン、3階はフレンチのお高そうなレストランでした。

1階のお土産屋さんでは、手裏剣や小判型のバスボムなど、外国人に喜ばれそうなお土産も。フォトスポットになりそうなディスプレイもちらほら。そういえば、道頓堀はほぼアジア人観光客で満たされていたのですが、大阪城は欧米人もわりと多かったのが印象的でした。

あまりお高いレストランに入る気分ではなく、粉ものはちょっと飽きてきていたところだったので、ミライザを後にし、桜門目の前の売店群へ。月並みですが、ラーメン、うどん、焼きそばなどいただきました。どれもとても普通のお味でした。立地は便利ですが、特におすすめではありません。ちなみにたこ焼きなどは、桜門目の前よりも離れた所の方が少し安くておいしかったです。

PROFILE

山口彩

Aya Yamaguchi 統括編集長

インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「イエモネ」を立ち上げる。現在は「TABIZINE（タビジン）」「イエモネ」「novice（ノーヴィス）」「bizSPA!フレッシュ」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。

インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「イエモネ」を立ち上げる。現在は「TABIZINE（タビジン）」「イエモネ」「novice（ノーヴィス）」「bizSPA!フレッシュ」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。