“パンの街”として名高い神戸を有する、パンの消費量が全国第2位の兵庫県。愛知県のベーカリー「カメリヤ」によると、お隣の京都府は全国第1位を誇ります。ちなみに滋賀県が4位、大阪府が5位と続くように、関西はパンの消費量が多いことがわかります。
パン好きが多く集まる関西発、関東では手に入りにくいご当地パンをご紹介します。
みんなが知らない「メロンパン」
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「初っ端からメロンパンって・・・? 東京でも買えますけど!」そんな声も聞こえてきそうですが、神戸のメロンパンは味も形も、私たちが知っているそれとは異なります。ラグビーボールのような楕円形をしたしっとりふわふわのパンに、フィリングが入ったものが神戸の“メロンパン”。
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フィリングは白あんが定番ですが、ほかのものが入っていることもあります。和菓子のように上品な味。
全国でメロンパンと呼ばれるクッキー生地で覆われたものは、神戸では「サンライズ」として浸透しているんですよ。楕円形の“メロンパン”は関西の中でも、神戸付近のスーパーやコンビニでしか手に入らない模様。
3つの味が楽しい「サンミー」
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デニッシュ生地にミルク風味のクリームを挟んでから、しっとりしたケーキ生地をのせて焼き上げ、チョコをトッピングした「サンミー」。駄菓子のように懐かしい味がする、大阪生まれの菓子パンです。パン・ケーキ・チョコの3つの味が楽しめるからサンミー(三味)というそうです。このパンはコンビニよりも、スーパーを訪れた方が見つけやすいかもしれません。
このパンにもうひとつフレーバーを加えた“ヨンミー”なるものもあるそうですが、筆者が関西を訪れたときには、お目にかかることができませんでした。残念!
東京でも買える! 「あん食」
(写真はイメージです)
生クリーム入りのクリーミーなパン生地に、北海道産小豆の粒あんをぎっしり詰めて焼き上げた「あん食」。神戸に4店舗構えるベーカリー「トミーズ」から発売中のパンです。あんパンとは異なる食感と味わいが大人気。そのままでも、トーストしてバターを塗ってもおいしいそうです。
神戸出身の友人に教えてもらったのですが、こちらはまだ食べたことがありません。調べてみると、製造元の「トミーズ」からお取り寄せできるほか、アトレ吉祥寺内の「SALON adam et ropé」でも、毎週水・金曜に入荷があるようです。
ご存知のものはありましたか? 関西方面へお出かけの際には、ご当地パンにも注目ですね!
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