今回ご紹介するのは、胡麻せんべいといっても原料のほとんどがゴマのせんべい型の菓子です。一見地味ではありますが、サクサクと後をひく美味しさで、筆者の周りで胡麻せんべいブームが起きました。3歳児から70代までが夢中になったのを目の当たりにしましたよ。
胡麻せんべいメーカー2社
2社の胡麻せんべいを白黒2種ずつ並べてみました。結構似ていますよね。実は、どちらも熊本の会社なんです。
胡麻せんべいは、砂糖、水あめ、食塩を合わせたシロップで固められます。どちらも1枚ずつ大切にトレイに入れられ、乾燥剤が添えられています。
胡麻の会社として知られるオニザキが作っているものは、つきゴマといりゴマが合わせられていて、隠し味はごま油です。化学合成添加物不使用とあります。
全国菓子博金賞受賞を受賞の胡麻太鼓は、いりゴマがメインの原料で、アーモンドと大豆が入っています。それ以外の記載はありませんでした。
栄養たっぷりのゴマなので、カロリーが気になります。オニザキの胡麻せんべいは、白が163kcalで黒が159kcalとあります。おそらく胡麻太鼓もそう変わらないカロリーでしょう。
ではさっそく比べてみます。
黒胡麻対決
左の胡麻太鼓は、目が覚めるような黒。右のオニザキはマットなかんじです。
大きさは変わりませんが、胡麻太鼓のが厚みがあります。
食べてみると、胡麻太鼓は、甘さ控えめで軽やかな味わい。大豆などが入っている感じがそんなにしません。
オニザキは味わいが濃厚。黒ゴマ特有のえぐみのような後味もダイレクトにきます。
白胡麻対決
左のオニザキは色が濃い目です。味も濃厚で甘みが濃い目。
胡麻太鼓はもともと甘さがあっさり目のところ、大豆やナッツが入っていてさらに甘さが控えめ。その分、穀物感が引き立ちます。
全体を通して、どれが美味しかったか。好みの問題ですが。個人的に美味しい順に並べると、オニザキの白、黒胡麻太鼓、オニザキの黒、白胡麻太鼓の順でした。オニザキの白は甘みが強いのですが、うまみも濃厚なんですね。普段は甘さ控えめを好むのですが、うまみの濃さがポイントとなりました。
商品情報
オニザキの胡麻せんべいは、黒5枚、白5枚入って1,404円(税込)です。
胡麻太鼓は、各色10枚が1,080円(税込)です。黒5枚、白5枚のくまモンデザインのものもあります。オフィシャルサイトとアマゾン、またアマゾンでも通常デザインとくまモンデザインでは送料が違ってくるので、オーダー前によくチェックしてくださいね。
[All photos by Shio Narumi]