国内初の天然記念物の桜「三春滝桜」
福島県郡山市の東、三春町にある「三春滝桜」は、日本三大桜のひとつに数えらえるエドヒガン系の紅枝垂桜。1922(大正11)年10月12日に、国内で初めて桜の木として天然記念物に指定された名木です。皇居宮殿の正殿東廊下の杉戸絵、橋本明治画伯が描いた「櫻」のモデルとなっていることでも知られています。
まさに桜の滝が流れ落ちるような絶景
推定樹齢は1,000年以上ともいわれる「三春滝桜」。樹高13.5メートル、根回り11.3メートル、枝張りは幹から北へ5.5メートル、東へ11メートル、南へ14.5メートル、西へ14メートルの巨木です。見頃を迎えると、薄紅色の小さな桜の花が四方に垂れ下がる枝に咲き誇り、まさに流れ落ちる滝のような姿に。「滝桜」と呼ばれる所以を目の当たりにする圧巻の桜景色です。
今年の桜まつりや夜桜ライトアップについて
「三春滝桜」のある三春町内では、毎年桜の開花時期に合わせて「愛姫さくらまつり」を実施していますが、今年は新型コロナウイルス感染症の発生状況を踏まえ、自粛となりました。それに伴い、滝桜のライトアップや町内の桜のライトアップも中止となっています。
2020年開花状況の見込みは?
「三春滝桜」の桜の見頃時期の目安は例年4月中旬頃ですが、日本気象株式会社の情報によると、東北地方の開花時期は平年よりかなり早い見込みと予想されています。
最新情報は下記のサイトをご確認ください。
日本気象株式会社: 2020年桜の開花・満開予想
[情報協力・写真提供:三春町役場]
Please do not use the photos without permission.