イタリアとアメリカの融合
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アメリカ第3の都市シカゴ。数多くのご当地グルメを擁する街ですが、その代表格と言えるのが「シカゴビザ」。別名で“ディープ・ディッシュ・ピザ”とも呼ばれており、厚さはなんと平均6cm以上!大量のチーズにトマトソース、サラミ、イタリアンソーセージなどがトッピングされ、衝撃的なボリューム感を放っています。
もはやイタリア人に激怒されてしまいそうなピザとも言えそうですが、やっぱり美味しいものは美味しい。数年間シカゴに住んでいた筆者の所感では、シカゴピザは決して観光客向けの料理ということではなく、地元の人たちに限りなく愛されているという印象。その年齢層も幅広く、老若男女から親しまれる名物なのです。
ところで新型コロナウイルスの影響で外出しづらい今日この頃。特に旅好きにとって旅に出られないというストレスは相当なものだと察します。こんな時は世界の料理を作って旅気分を味わってみるのはいかがでしょうか。
ということで、今回はシカゴピザのレシピをご紹介!食パンを使用するので超簡単に作れますよ。
食パンで作るシカゴピザのレシピ
食パンは耳付きを1/2斤用意してください(写真はカット前の1斤です)。
本場のシカゴピザに使われるチーズはモッツァレラですが、水に浸かっている本格的なものではなくプロセスチーズタイプ。今回はクラフトのスライスチーズをセレクトしました。
さらに、とろけるタイプのモッツァレラも使います。
超簡単に作れるトマトソース
まずはトマトソースから作りましょう。軽く熱したお鍋にオリーブオイル(大さじ1)を入れ、みじん切りにしたニンニク(1かけ)を炒めます。
ニンニクが少し色づいたら、みじん切りにした玉ねぎ(小1個)を投入。透明になるまでじっくり炒めます。
トマト缶(1缶)を入れてトマトを木ベラで潰し、蓋をして弱火で30分ほど煮込みます。
仕上げに塩、オレガノを加えたら完成!
詰め込む工程も楽しめます!
耳から1cm残して、食パンの中をナイフでカット。くり抜いた部分はサンドイッチなどに使いましょう。
まずはスライスチーズを4枚入れます。
続いてとろけるタイプのモッツァレラを投入。今回は1袋全部(120g)入れました。カロリーはこの際忘れましょう(笑)。
食パンギリギリの高さまでトマトソースを詰め込みます。
好みの量のサラミを並べます。
190℃に予熱したオーブンで20分焼いたら完成!今回はオーソドックスなシカゴピザに倣ってみましたが、具材は基本的に何でもOKですよ。
とろけるチーズがたまらない!
焼きたてを早速カットしてみましょう。サクサクの食パンから溢れ出すのはとろ〜り流れ出す大量のチーズ!このチーズの占有率の高さもシカゴピザの特筆すべきところ。
チーズがとろけすぎてトマトソース、サラミを同時に食すのにテクニックが必要ですが、極上の濃厚感にもはや陶酔・・・。チーズ好きならば是非とも作っていただきたいところです。
旅するのが難しくなってしまったこのご時世。こんな時には海外の名物料理を作って、旅行気分を楽しんでみるのはいかがでしょうか?
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