“動くホテル”で行くリーズナブルな旅!新時代の「クルーズ旅」の魅力とは?

Posted by: kelly

掲載日: Nov 19th, 2020

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的拡散によって、クルーズ業界は多大な影響を受けているのは周知の事実です。が、世界各国のクルーズ会社が運航再開に向けて舵を切っています。そこで今、クルーズ旅の魅力について、改めてご紹介します。

ノルウェイジャン-メイン
photo by kelly

実はリーズナブルな旅のスタイル

日本船籍最大のクルーズ客船「飛鳥II」は、11月より、1~3泊のショートクルーズを再開。また、ラグジュアリークルーズの「リージェント・セブンシーズ・クルーズ」が、2023年ワールドクルーズの発売を開始したところ、予約開始初日に前年度の倍となる予約が入ったとか。コロナ禍の中でも、「早くまたクルーズ船に乗りたい」と考えていたクルーズファンがいかに多かったかを物語っています。

日本はまだクルーズ人口が低いとはいえ、コロナ前までは確実に右肩上がりでした。そもそも、世界的にみるとクルーズはとてもポピュラーな旅のスタイル。リタイア後の年配の方はもちろん、ファミリーでの旅や新婚旅行、若い人たちがグループでの旅行に利用することも少なくありません。

クルーズというと、一般の旅行者はお呼びじゃいくらいゴージャスで、かつ、リタイアして時間を持て余している人の旅のスタイルといったイメージを持っている人も多いはず。でも、それは大きな誤解です。「飛鳥II」に代表されるように世界一周ン百万という豪華客船の旅も人気ですが、近年は1日あたり1万円前後で乗船できるクルーズも少なくありません。

ノルウェイジャン-船
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そもそもクルーズの料金体系は、基本的に「オールインクルーシブ」。乗船料に宿泊費、移動費はもちろん、食費(一部、有料のレストランもあり)、ショーなどのエンターテインメント代も含まれているのですから、実はとてもリーズナブルな旅のスタイルなんです。

また、クルーズはクルーズ会社や、同じクルーズ会社でも個々の船によっても特徴が異なります。小さい船できめ細やかなサービスを売りにしているところもあれば、カジュアルなサービスを売りにしているところもあります。料金もピンキリで、ホテルをイメージしてもらうとわかりやすいと思うのですが、ハイクラスなものもあれば、カジュアルなものもあります。

今回は、筆者がコロナ騒動の直前に行ってきた、ノルウェージャンクルーズライン(以下、ノルウェージャン)でのクルーズを例にとり、具体的にクルーズ旅の魅力を紹介していきますね。

ノルウェージャンは、1966創業のアメリカ・マイアミに本社を置く会社で、最先端・コンテンポラリー、フリースタイルを標榜する17隻のクルーズ船を所有。年間、300カ所近いデスティネーションを行き来しています。

ノルウェイジャン-朝焼け
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日本発着クルーズもスタート

ノルウェイジャン-デッキ
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今回、例にとるのは、そのノルウェージャンの「エピック」号による、バルセロナ発の「西地中海クルーズ 7日間」クルーズ。スペインのバルセロナから乗船し、イタリア・ナポリ、ローマ(チビタベッキア)、フィレンツェ/ピサ(リボルノ)、フランス・カンヌ、スペイン・マヨルカ島に寄港し、最後にまたバルセロナに戻ってくるというコースです。

バルセロナまでは自力で行く必要がありますが、クルーズの前後にバルセロナ観光が楽しめるのもまた良し。また、2022年には、「スピリット」号による日本発着クルーズもスタートする予定です。

ノルウェイジャン-客室
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そもそも今回、ノルウェージャンのクルーズをピックアップした理由は、そのリーズナブルなお値段から。筆者が乗船した2019年秋は、バルコニータイプの部屋で800ドル前後(約8万3,000円/2名1室1名分の料金)。ホテル同様、日程によって料金は変動します。また、2021年度の価格がどうなるかはわかりませんが、1,000ドル(約10万4,000円)は切ると思います。窓のない内側の部屋ならより費用を抑えることができますが、おすすめはやはりバルコニー付き。朝起きて、昨日とは別の寄港地が朝の光に照らされている様子は感動モノです。

ノルウェイジャン-客室
photo by kelly

また、陽気なカジュアル船として名高いノルウェージャンでは、スタッフとのコミュニケーションも、旅を盛り上げてくれるはずです。

さて、今回乗船した「エピック」号ですがかなりの大きさです。総トン数15万5,873トン、全長329メートル、全幅52メートル。高さは333メートルと、東京タワーを横にしたときとほぼ同じくらい。客室甲板数19、乗客定員数4,100人で、乗組員数は1,724名。もはやひとつの街です。

小さい船には小さい船の、大きい船には大きい船の利点がありますが、大きい船の良い点は、あまり揺れを感じないということ。そして、設備自体が大きいので、飲食施設の種類も多ければ、劇場やプールなどの施設も広く、充実しています。

迫力の「ウォータスライダー」で童心に返って大はしゃぎ

ノルウェイジャン-シアター
photo by kelly

クルーズ船には劇場(シアター)が付きもの。船の規模によって、劇場の大きさ、上演している内容に違いはありますが、アクロバットサーカスやミュージカル、ダンスパフォーマンスなどが楽しめます。私が「エピック」に乗船した時には、ミュージカル『プリシラ』を上演していました。ロンドン発のミュージカルで、2016年には日本でも上演された作品です。クルーズ用の短縮バージョンではありますが、なかなか本格的で、これが追加料金なしで楽しめるのはすごーくお得。なお、クルーズ船のパフォーマーとして経験を積み、その後、ブロードウェイのスターになった俳優も少なくなんですよ。きらりと光る才能を青田買いするのもクルーズの楽しみです。

また、「エピック」号は、大人から子どもまで楽しめる「次世代」客船を標榜しています。巨大なスクリーンを持つ野外ステージ「スパイスH2O」は、夜はディスコやダンスフロアーに早変わり。バスケットコートなどを備える「スポーツ・デッキ」もあります。こちらもクルーズの定番「カジノ」で一攫千金を狙うのもあり⁉

ノルウェイジャン-スライダー
photo by kelly

4階建てビル相当の高さから急降下する「ウォータスライダー」も楽しいですよ。子ども騙しだと思ってなめていると、なかなかの迫力。気づけば、子どもたちと一緒に何度も試す羽目になっているかも⁉

飲食の選択肢は無限大。とにかく「自由」がウリ

ノルウェイジャン-食
photo by kelly

「エピック」がクルーズ初心者におすすめの理由のひとつに、自由さを売りにしているというところがあります。クルーズ船では、便宜上、メインダイニングでのディナーは、食事の時間やテーブルが最初から決められていることが一般的です。同じ時間にゲストが殺到してしまっても対応できませんものね。

もちろんメインダイニング以外で食事をすることもできますが、メインダイニングでは、「×時から×番のテーブルで」ということは予め指定されています。ですが、有料、無料合わせて20カ所以上の飲食施設を持つ「エピック」では、好きな時間に、好きな場所で食事をすることができます。プールで泳いで少し小腹が減った時には、プールサイドのカフェでハンバーガーやピザをいただくのもあり。アジア料理が恋しくなった時には、「上海アンド上海ヌードルバー」があります。どちらも無料です(アルコールなど一部ドリンク代は別)。別料金になりますが、鉄板焼きレストランや寿司バーもあるんですよ!

ノルウェイジャン-アイスバー
photo by kelly

ドレスコードがない点も、若い世代に受けています。ジャズ、クラシック、カントリーなどの生演奏が楽しめるラウンジやバーも随所に。そうそう、「エピック」には、洋上初の「アイスバー」(別料金)があるんです。常時マイナス8度で、グラスや席などはすべて氷で作られています。コートや手袋などの防寒具をつけて利用するのですが、これがエンタメ性抜群。極寒の世界でのカクテルタイム、ぜひ一度、ご体験を。そのほか、これまた洋上初のボーリングレーンも備えています。

ぜひ乗船中にお気に入りの場所を探し出してみてくださいね。・・・とはいえ、1週間の乗船ですべてを訪ね歩くのはなかなか難しいとは思いますが、これもまた楽し。

クルーズのルートは多種多彩。好みのものがきっと見つかる

さて、クルーズは船の上はもちろんですが、寄港地も醍醐味。朝起きたら別の寄港地に着いているというのは本当に楽ちんです。寄港地で下船する時も、大きい荷物は客室に置いていけばOK。乱暴に言ってしまえば、動くホテルに連泊しているって感じです。

ノルウェイジャン-アラスカクルーズ
photo by ncl

ルートはさまざま。きっと気になるものが見つかるはず。とくに人気なのは、アラスカクルーズと、地中海クルーズです。私が体験した、「西地中海クルーズ 7日間」は、イタリア、スペインの人気観光地のいいところ取り。寄港地ではクルーズ会社主催のツアー(有料)に参加してもいいし、もちろんツアーに申し込まず、自分で自由にめぐるのもあり。船の上で休息をとるという選択肢もあります。

ノルウェイジャン-寄港地ツアー
photo by kelly

たとえば、ローマから最寄りの港、チビタベッキアからは最寄りの駅まで徒歩圏内。バスも出ています。すでにローマを訪ねたことがある人なら、時間に縛られないフリーで観光というのもありかと。ただ、フィレンツェ/ピサの最寄りの港となるリボルノは、そのどちらからも遠く、そして交通の便もあまりよくありません。フィレンツェに行ったことがあるのなら、リボルノという港町そのものを楽しむのも良し。筆者は、トスカカーナの小さな村を訪れるツアーに参加しました。マヨルカ島でもさまざまなオプショナルツアーが用意されていますし、乗り降り自由な観光バスで自由に動きまわるのもいいと思います。好みや気分に合わせて、自分なりの旅を創出してみてください。

なお、各クルーズ会社は乗客の安全、安心のためのさまざまな施策を打ち出しています。たとえば、ノルウェージャンでは、「ピース・オブ・マインド」と題したポリシーにより、出発日の15日前まで自由にキャンセル可能。キャンセル分の旅行費用を2022年12月31日までのいずれかのクルーズ旅行代金に充当できます。クルーズ旅を予約する際には、各クルーズ会社の施策を事前に確認することをおすすめします。また、2020年11月20日11時(日本時間)より、新ドキュメンタリーシリーズ組「エンバーク・ザ・シリーズ」の動画を配信。躍動感あるパフォーマンスを披露するほか、クルーズ再開に向けての舞台裏を公開します。

ノルウェージャンクルーズライン

PROFILE

kelly

kelly ライター

出版社勤務を経て、現在は都内でフリーライターとして活動中。辛いものとお酒全般が好き。趣味はミュージカル観劇。年に数回、「自費研修」と称し、ニューヨークや韓国に観劇にでかけるのが生きがい。

出版社勤務を経て、現在は都内でフリーライターとして活動中。辛いものとお酒全般が好き。趣味はミュージカル観劇。年に数回、「自費研修」と称し、ニューヨークや韓国に観劇にでかけるのが生きがい。

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